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2018.04.23 Monday
 こんばんは。


 このところ,所用で忙しく,先週からの読売3連戦をほとんど見ることが出来ず,結果だけを見ていたのですが,今から見れば試合を全く見ずに済んでよかったというべきでしょう。
 報道や数字を見ていても,攻守に残念というしかない状態で,ほとんどいいところが見あたらない3連戦だったと思います。
 特に,相手は読売,場所はホーム甲子園と場面が揃っていたにもかかわらずいいところをほとんど見せられなかったことは,控えめに言っても情けないという言葉に尽きてしまうのでしょう。

 報道を見る限り,打線,守備,投手のいずれにも問題が多く見受けられるようですが,打線については今から何を言っても変わるものではないのでしょう。
 また,打線は水物といわれていますし,この三連戦で酷かったとしても次の試合では嘘のように打つこともありますから,それをあまり批判しても仕方ないように思えます。
 ですが,大山さんや高山さんなど,ずっとスタメンで起用されていたにもかかわらず結果を出せない選手について,どこまで使い続けるのかという問題はあるでしょう。
 結果が出なければ即2軍行きというのはよろしい傾向とは言い難いですが,残念ながら一月近く起用し続けてもあまり結果が出ず,かつその理由がある程度わかっているのであれば,2軍で調整させることは選手育成のために必要でしょうし,チーム競争を活性化させるためにも重要だろうと思います。
 これだけ悪い状態でも使い続けるところを,ある程度数字を出している2軍選手達が見てしまうと,腐ってしまうことも懸念されるので,ある程度のところを選手交代を考えてもよいのではないかというようにも思えるのです。
 サードについては,どの球団でも人材不足がいわれていて,大山さんを軽々に替えることが悩ましくはありますが,外野手であればそれなりに人はいるように思われ,高山さんのためにも,2軍で頑張る選手のためにも,一度調整を検討してもいいように思えます。

 糸井さんの問題ある送球については映像を見ましたが,このプレーはさすがに気が抜けているのではと思ってしまいます。
 今季の阪神の守備は,昨季に比べると,目立ったエラーというものは多くはない,というよりも昨季が多すぎたというべきなのでしょうが,それでも阪神の守備は全体的にレベルが高いとは言えないだろうとは思います。
 そんな中で緩慢な守備を見せられてしまうと,ちょっといろいろと思うところがなくはありません。
 特に,手本になるべきベテラン選手ですから,その辺りの自覚はもう少し持ってもらいたいものです。

 投手については,藤浪さんはどのようにして今後蘇らせるのか,阪神に確固たるプランはあるのでしょうか。
 こうなったら,腹をくくって,いろいろなことを試してもらうしかないように思います。
 メンタルではなく技術不足という意見がちらほら見受けられ,中にはインステップのフォームに戻すべきというものもありますし,バランスが極端に崩れない限りはある程度いろいろと試してみてもいいように思えます。
 本来は,こういうことはオフのうちに行っていくべきものであり,本当に阪神のオフは何をやっていたのかという思いが強くありますが,それをいっても仕方のないことでしょう。
 藤浪さんの速球を見る限り,力のある球は健在ですから,あとはそれがどうにかしてゾーン内に入るかどうかの問題でしょう。
 ゾーンに入れば荒れ球,入らなければ制球難という評価でしょうから,これがゾーン内で散らばるようにするにはどうしたらいいかということを突き詰めてもらいたいものです。

 昨日は高橋さんが打ち込まれましたが,これについていろいろなところでいわれているとおり,その原因は配球なのでしょう。
 1巡目ではそれなりに抑えていたところが,2巡目では外の球を逆らわずに逆方向に打たれてしまっていたということですから,結局外中心の配球が問題だったのでしょう。
 高橋さんの変化球は外に逃げる方向の球なので,内角で勝負するには基本的に直球を使うことになるのでしょうが,その辺りがどうもうまくいかなかったというのが大方の評価のようです。
 これは高橋さんの問題だけでなく捕手梅野さんについても問題なのでしょう。
 球自体は悪くはなかったようなので,要はその使い方を突き詰められるかということが今後の課題なのでしょう。

 と,記事をいろいろと見ているだけでも課題が多く見受けられ,これだけ課題を見せつけられると今季大丈夫なのかと不安になってくるものです。
 今季は昨季ほど中継ぎ陣がうまくかみ合っていない印象ですが,それでも先発がそれなりに仕事をしてくれており,3本柱もメッセンジャーさん,秋山さん,小野さんと一応組み上がってきていて,投手については起用方法を誤らなければそこまで他球団に引けをとることはないように思います。
 問題は,守備,走塁,そして打てない時はとことん頼りない打線でしょう。
 2010年当時は,守備に問題があって,代わりに打線が素晴らしかったですが,両方かみ合う時期というのは来ないものなのかと思ってしまうものです。

 打線の頼りのロサリオさんは,まだ完全に目覚めていないと思いますが,韓国でも4月はよくなかったそうですし,対戦が1巡してからあわせてくることも考えられるので,個人的には5月いっぱいまでは評価を下すべきではないと思っています。
 今のロサリオさんは,残念ながら期待ほど機能しているとは言い難いですが,それでも最低限の数字は残しているというようには思っているので,4番がふさわしいかは別として,打線にいても問題ないというべきでしょう。

 今打線で頼りになるのは,糸井さん,福留さん,上本さん,糸原さんの4人で,このメンバーをうまく繋いで線にすることがもっとも点を入れる効率の高い構成になるように思えます。
 調子の善し悪しで打線をころころ変えるのは望ましいことではないですが,一方で屈辱の3連敗で借金生活に突入した阪神が横綱相撲を語っても仕方がないともいえ,ある程度の打線組み替えは検討せざるを得ないでしょう。

 金本監督も当然怒り心頭で,普段は休みも重視しているにもかかわらず,今日は全体練習を敢行したそうです。
 その気持ちは大事だろうと思うのですが,問題はこの練習に糸井さんや福留さんも参加していることでしょうか。
 彼らの打撃も問題があったことは間違いないでしょうが,それでも彼らは休ませながら使った方が数字を残せると思われ,気持ちは理解できなくはないものの,休ませる時は休ませた方がよかったと思わずにはいられません。
 ベテランも一緒に休日返上する姿は若手も突き動かすのだろうと思うのですが,長い目で見ればこの時に休養をとらせるべきだったというように思う日が来たらどうしようかとも思うものです。

 これだけ情けない試合をしたのですから,これから選手達はこの反省を生かして納得できる試合を見せてもらいたいと強く希望します。
 せめて,試合が見られなかったとしても,見なくてよかったと思える試合はしないでほしいと思わずにはいられません。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:21

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