Powered 

by Tigers-net.com
 こんばんは。


 昨日センター試験の話題を取り上げましたが,今日の記事を見ていたところ,不正行為で受験した全科目が無効になった受験生に関するものがあったので,取り上げてみました。

 問題の4件は,スマートフォンで用語を検索した,スマートフォンを電卓として使った等がありましたが,特に話題に挙がっていたのは国語の試験で定規を使用したというものでした。
 色々な意見の中には,障害で文章を読む時に定規を使用しないといけない人もいるので気の毒だ,定規を使う必要があるならば事前に試験官等に確認すれば良かった,定規を使用して全科目無効は酷すぎるのではないか等がよく見られました。

 そもそも定規が禁止された理由としては,おそらく数学等の図形を使う問題が念頭に置かれたからだと思います。
 図形問題において,割とその図形の形まで縮尺が正確だったりするため,例えば角度や長さを求める問題の場合,一辺の長さが出ていて他辺の長さを出す場合には一辺の長さを定規で測ってから比率で出すということは不可能ではありません。
 また,問題中の図形の角度は正確であることが多いため,分度器があれば計算なしでも正答を導くことが出来ることもあると思います。
 そういった事態を懸念し,数学等だけ禁ずるのではなく全科目において禁止としたという経緯があるのだろうと想像します。

 ここで,国語において定規を使用することが正答に導けるのかといえば,数学と異なり,比率で正答を出すことも出来ないので,基本的には無意味であり,これをもって不正というのは酷だという主張もわからなくはありません。
 ですが,正答を導くことに意味がないならば何でも持ち込んでいいのかという議論にもつながる可能性はあり,例えば正答を導くことが出来る道具以外は何を持ち込んでもいいとしてしまえばそこからカンニングを認める糸口になることもあるでしょう。
 そう考えると,こういった厳格な試験の場において,原則として何を持ち込んでもいいということではなく,原則として許可されたもの以外持ち込めないという方式にすることには意味があると思います。
 それだけに,正答が導き得ない定規をもって試験に臨んだとして不正行為とされたとしても致し方ないのかなと思っています。
 その上で,どうしても定規を使いたかったのであれば,事前に大学入試センターに確認をすべきだったと思います。

 問題は,おそらくこの受験生はこれまでもずっと模擬試験等でも定規を使っていたと思うのですが,誰も注意しなかったのでしょうか。
 温情のような形で周囲が黙認していたのだとすれば,ある意味それは大変残酷な形で結果が表現されてしまったように思います。
 日頃の出来事においては些細なこととして許容する考えは理解できなくもないのですが,それを行っては許されない場があるということを事前に指導してあげてほしかったとも思います。
 もちろん,大学入試を受けるくらいの年齢の人に今更その話までしないといけないのかということもあると思うのですが,一方で周囲が勘違いさせてしまったとすればそれは気の毒だと思いました。

 センター試験のこの出来事は非常に残念だったと思うのですが,一方で大学入試の開幕戦で気づけたミスであれば,引き続いての私立大学の入試でよもや同じミスを繰り返すこともないと思いますし,一番初めで問題点に気づけて良かったと思い直すことが肝要だと思いました。
 この受験生を含めて,引き続き頑張ってほしいと思います。


 阪神の藤浪さんですが,FAでやってきた西さんに対して,コントロールの伝授をお願いするという記事を見ました。

 藤浪さんといえば,球威は素晴らしいものの,制球力の問題で自滅してしまうパターンが多いですが,一方西さんは制球力のいい打たせてとるタイプの投手です。
 二人のタイプは違うので,藤浪さんが直ちに西さんのやり方を取り入れられるかは難しいように思います。
 しかし,異なるやり方であればこそ,考え方が違うだけに,新しい考え方を取り入れられれば変われる可能性もあると思います。
 藤浪さんに制球力が付けばまさに手がつけられない投手になると思うので,どんなものでも取り入れられるならば取り入れてほしいと思います。

 ちなみに,西さんは,制球力だけでなくフィールディングもうまい選手です。
 藤浪さんとしては,そういったところも西さんから学ぶべきかと思いますし,とかく吸収できるものは多いのではないかと思いました。


 また思いついたら書きます。ではでは。


↓よろしければ押していただけるとありがたいです。

阪神タイガースランキング
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:13

Comments

Post a Comment








Track back URL

http://bsr37.tblog.jp/trackback/355049

PAGE TOP