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 こんばんは。


 今日の記事を見ていたら,イギリスでヘアバンクがまもなく運用されるというものがあったので,取り上げてみました。

 これは頭皮から毛根を摘出して保管し,必要な時に培養・増殖して,元気な髪の細胞を移植して再生するという技術ということです。
 開発したのはイギリスの会社で,初期費用は約37万円,保管料は年約1万5000円ということです。
 これについて,若いうちに細胞を採取しないと意味はないものの,仕組み作りや実際に衰えていない細胞の移植でどこまで効果が見込めるかが問題であり,有用性や安全性が証明・確保されれば市場拡大も望めるだろうと意見が寄せられておりました。

 私も,正直言って明日は我が身と考えると,結構興味のある技術だろうと思います。

 ただ,いくつかの不安があるとすると,最大の問題はこの技術の実効性でしょうか。
 これが実際に有用な技術であればいうことはないのですが,その点が実際よくわからないので,何とも言い難いところがあります。
 iPS細胞関連の技術を駆使してうまく髪の毛が再生すればいいのですが,それが果たしていつになることなのかというように思います。

 この技術がある程度将来的に見込めるとした場合,次の問題は髪の細胞を預けた業者が維持されるかどうかでしょうか。
 もしも業者が倒産してしまえば,ここに預けられた髪の細胞はどうなるのでしょうか。
 一般的には無価値なものですから,業者が倒産した際にこれを事業ごと買い受けて継続する人がいればいいものの,そうでなければ処分するしかないと思われます。
 若いうちの細胞でなければ意味がないのであれば,細胞を預けるのは比較的早い時期で,預けてから使用するまで10年単位で時間がかかることも見込まれるわけですが,その間支払う額はそこまで安い額ではありません。
 そうすると,それなりの長期間預けたにもかかわらず,結局会社が倒産して預けた細胞は廃棄という可能性も否定できないように思いますし,その辺りの信用性がどのくらい見込めるのかが問題だろうと思います。

 そうすると,ある程度信頼を得てみないと事業の継続が難しそうですが,この事業の実効性を示せるのが当面先ということになると,果たしてお金を投入してまでこの事業にかけたいと思う人がどれだけいるのかというのが問題でしょう。
 発想自体は面白いと思うのですが,このビジネスモデルを軌道に乗せるのはなかなか苦労するのではないかというように思いました。
 ただ,個人的には関心のあるものなので,今後の動向に興味があります。


 阪神の藤浪さんですが,先日の投球フォームであるスリークオーターをひとまず継続する可能性があるということです。
 藤浪さん自身は,色々試しながらになるため,スリークオーターでいこうというように決めてはいないと話していますが,残留練習に参加した藤浪さんは腕を下げた形でキャッチボールをしていたということでした。

 これまでの藤浪さんは,制球力の問題もありましたが,死球を出してしまった後に崩れてしまうことも懸念材料でした。
 これについてはメンタルの問題もいわれていましたが,結局困った時によりどころになる技術が不足していたからということかもしれません。
 崩れた時にこそ立ち返れるところが本人の中にあることは極めて重要であり,その立ち返れるところは成功体験に裏打ちされた実績のあるところであることが非常に望ましいと思います。

 このところの藤浪さんはかなり苦労していましたが,スリークオーターフォームでようやくそれなりにいい投球が出来たということもありましたから,藤浪さんにとっては久方ぶりの成功体験だったように思います。
 一度だけよかったのでは困りますが,もしもこの成功体験を継続できるのであれば崩れた時に立ち返るところに十分になりうると思うので,開幕までの何試合かをこれで試してみる価値は十分にあるように思います。

 ただ,不慣れなフォームであることは間違いないですし,また先日述べたようにもしかしたら球が見えやすくなっているという問題点もあるかも知れないので,それらを慎重に見極めて慣れさせていってもらいたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:03

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