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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,大学入試センター試験の後を継いで始まる大学入試共通テストの実施概要に関するものがあったので,取り上げてみました。

 2021年から始まる予定の大学入試共通テストですが,文科省と大学入試センターは,その実施概要を決めて公表しました。
 まず,国語にと数学については,従来のマーク式に加えて記述式問題も出題されるということです。
 記述式の出題に伴って,国語は従来よりも20分,数学は従来よりも10分試験時間が延びるということです。
 英語については,筆記(80分200点)とリスニング(30分50点)に分けて出題されていたところ,リーディング(80分100点)とリスニング(30分100点)に分かれるということで,リスニングの比重が大きくなるということでした。
 2021年からの実施となると現高校2年生からが対象となるということです。

 私は仕事でしばしば英語を取り扱いますが,読み書きはある程度可能であるものの,未だに話す方は自信があるとはいえません。
 話す内容をよくよく分解してみれば,大半が理解可能なものであり,結局理解できないのは聞き取る能力,咄嗟に口に出す能力が不足しているということなのだろうと思います。
 英語教育については,中学から始まって高校,大学の一般教養とそれなりに長く触ってきたはずで,大学入試時には結構な量の勉強もしてきたはずですが,それでも身についていないのは,おそらく勉強の目的が違っていたこと,会話等を直に体験する機会がほとんどなかったこと等が大きく影響しているのだろうと思います。
 実際,英語の授業で,英会話をした経験はほとんど思いつかず,海外から招かれた人に対して高校の英語教師がしどろもどろになっていたことを思い出せば,私が学んだ英語というのは得点を取るための英語であって道具としての英語ではなかったのだろうと思います。
 そして,それは入試という局面を迎えるに当たっては極めて正しい判断であり,これを今更高校教育等について責めるつもりも一切ありません。

 最近はセンター試験でもリスニングを取り扱うようになって,私の時代よりもリスニング授業等の比重は大きくなったのだろうと思いますが,おそらくそれに伴って現場の教師達は大変な思いをしたのだろうと思います。
 なにせ,それまでほとんど注目されなかったリスニングを突然教育現場で重用しなければならなくなったのですから,教師達はそれまでの方針などを大きく転換せざるを得ず,準備なども過去の経験からだけでは足りないくらい行う必要があったでしょう。
 今回のリスニングのウエート拡大は,少し拡大することとなったリスニング教育をさらに拡大しなければならないという考えの下で行われたと思うのですが,個人的には実際の教育現場に無理を強いる転換にはならないかとやや不安になります。
 教師達がうまく教えられないならば,当然生徒達がうまく理解できないという方向に反映されると思われ,まずは現場での教育環境の整備が先なのではないかと思います。
 もちろん,教育環境の整備ができてから等と言い続けていれば,いつまで経っても導入できないということを懸念して,ひとまずゴールを先に設定して現場はゴールに向かって努力せよという方が環境整備には効率的なのかも知れません。
 ただ,制度の過渡期で犠牲になるのは振り回されて将来に影響される生徒側ですから,その辺りはどのくらい考慮されたのかというのは気になるところです。
 一斉に導入される以上,環境を整っている学校の生徒が有利ということにもなりかねませんし,せめてその辺りが不利にならないようにどのくらい配慮ができるのかということも問題でしょう。

 ちなみに,国語と数学の記述式導入については,採点分量が多いからこそのマーク式だったのに,採点は大丈夫なのかと不安になります。
 採点官を雇う必要もあるでしょうから,受験料の値上がりなどもあるのでしょうか。
 私が気にするような問題ではないとは思いますが,それでもちょっと心配になりました。


 昨日一昨日と連敗した阪神でしたが,3連敗は何とか避けたい今日の試合では,7回に追いついた後,9回に原口さんのサヨナラタイムリーヒットで勝利しました。

 原口さんは,大腸がん発覚から出遅れていましたが,そこから復活して1軍に登録されただけでなく,この場面でサヨナラヒットを打ってくれたのですから,私自身こんなことがあるのかと思いました。
 ヒットも,やってきた球を打ったというよりは食らいついて打ったという感じで,原口さんだからヒットにできたと思っています。
 矢野監督も大喜びで,ちょっと感情を表に出しすぎではと思いつつも,個人的には非常に気持ちはわかります。
 矢野監督は,原口さんの苦労を間近で見てきたわけですし,そんな彼が遅ればせながらようやく追いついて活躍したこの光景は本当に嬉しく思うものでした。

 今日は,ガルシアさんが5回1失点と好投を見せてくれましたし,梅野さんも素晴らしい走塁で7回の同点を作り上げてくれましたし,みながいい活躍をしてくれたと思います。
 タイムリーエラーをしてしまった大山さんは,きちんと同点タイムリーを打ってバットで汚名を返しましたから,その点を多くいうことはしません
 原口さんが目立った試合ではありましたが,阪神主要メンバーがよく頑張ってくれた試合だったと思います。

 今日負けていたら日ハムさんに勝ちなしの3連敗だっただけに何とか勝ってもらわねばと思っていましたが,今日の試合は私にとって満足いくものでした。
 問題が,次のカードがソフトバンクさんということで,果たして阪神は1勝できるのかという不安があります。
 ソフトバンクさんのホームでの試合ということもありますから,私は3連敗も覚悟してはいますが,それだけに今日の勝利は大きかったと思っています。
 1勝2敗でもいいですから,とにかく1勝はしてほしいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:31

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