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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら、JP東日本が時間帯別運賃の導入について検討するというものがあったので、取り上げてみました。

 この検討のきっかけは、新型コロナウイルス肺炎の感染拡大をうけて運賃収入が減少していることだということでした。具体的には、今年の6月は、去年の同時期と比較して43.5%減少だったということでした。
 また、一部の企業が、リモートワークなどで定期代の支給を止めるなど、通勤のあり方が変わってきているということで、ダイヤや運賃を見直すためのチェックを進めているということでした。
 時間帯別運賃が導入されると、ラッシュ時間帯は現在よりも運賃が高くなる可能性があるということで、運賃の上限を変更するために国土交通省に対して鉄道事業法に基づく認可を受ける必要があり、国交省との調整も必要になるということです。

 確かにコロナウイルス感染症の問題から、外出が大幅に減少し、公共交通機関はいずれも厳しい状況に陥っているのだろうと思います。
 その維持のためにはある程度運賃見直しをする必要があろうかと思いますが、その見直しとは値上げでしょうから、反発は必至でしょう。
 そこで、値上げの合理的な理屈として考えたのが時間帯別運賃の導入だと思われ、一つの考え方としては理解できるところです。

 これが導入された場合、問題になることとしてパッと思いつくこととしては、切符購入の人が非常に困ると思いました。
 スイカ等の電子マネーで支払う場合には自動計算で差し引かれますから、計算の手間は省けますが、切符の場合には券売機で値段を探すにしても、ただでさえ運賃を確認するためにかかる手間がより大きくなるのだろうと思われます。
 また、誤った切符を購入するケースも多く生じると思われますから、窓口対応がこれまでより多くなると思われ、駅員の負担も増加するように思われます。
 そういった現場での混乱が想定されるところですが、この対策をきちんと講じないと批判が多く出てきそうな気がします。

 また、定期券の方の場合、ラッシュ時に乗車するとは限らないため、どのように値段設定をするのかがよくわかりません。
 各時間帯の運賃の平均的な額を前提に計算するのかもしれませんが、そうするとラッシュ時に乗車しない人にとっては端的に負担増ということになりアンバランスなように思われます。
 それだけでなく、定期券所持者の多くが満員電車を利用していると思いますので、単純に定期券の価格が上がるだけであれば満員電車が減少する効果は生まれないと思われます。

 おそらくいろいろと考えているともっと問題点が出てくるように思うのですが、未知の論点なだけに色々と考えて対策を講じないと、現場が混乱することが大きく見込まれるところです。
 また、多分各鉄道会社がJR東日本の対応を参考に時間帯別運賃を導入すると思いますから、そういった意味でもJR東日本が転んでしまうと鉄道各社に与える影響も大きいと思いますので、そういった意味でもJR東日本は頑張る必要があるのだろうと思います。


 このところの阪神は、雨で野球が中止になってしまっているため、野球ができていません。

 直近2試合はいい感じで勝っていたことから、その流れが断ち切られるのはやや残念ではありますが、それよりも調子が悪い今年のチーム状況を振り返れば休めるときに休んで調子を整えるように励んだ方が正しいというべきなのだろうと思います。

 しかし、今は野球どころではなく、九州の豪雨が大きな問題となっており、私のいる法律の業界でも、過去の洪水被害での活動等を振り返りながら、どんな活動ができるのか、どのような点に注意しなければならないか等が話題になっています。
 これ以上被害が拡大しないことを願うばかりですが、それと同時にここで生じた被害について今後どのような道筋を付けていくのかということを考えていかなければならないと思います。
 去年千葉県でも大きく問題になりましたが、こういった時は弁護士をはじめとする専門家を是非とも頼ってもらいたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:49

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