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 こんばんは。


 今日まで広島さんとの3連戦でしたが、見事に勝ち越しを決められました。
 前回のカードから続いて勝ち越しということで、阪神は本当に読売以外の球団に対してはよい戦績を上げていると思います。
 ただ、CSのない今季は上位チームを直接叩けない限り優勝は難しく、読売にはめっぽう弱いとなると、今後読売に対してこれまでやりこまれた分を返さないと優勝は難しいのだろうと思われます。
 また、一流投手が登板した場合、今の打線では打ち崩すことが難しく、その点も中盤戦から後半戦にかけて上位を争うに当たって障害になることでしょう。


 今日の試合を振り返る前に、昨日の藤浪さんの登板について少し言及しようと思いました。

 藤浪さんは、4回3分の2を4失点で降板しましたが、102球も費やすこととなり、6安打にもかかわらず4失点という制球難に苦しんだ試合でした。
 3回までは1安打と素晴らしい投球だったのですが、4回に制球が乱れ始め、そこから崩れるというこれまでよくなかったときによく見られた展開でした。
 制球が崩れてから、死球を避けるために外角をメインにする投球に切り替えたものの、外角を狙い撃ちされてしまいました。そのため、やむなく内角に投じた一球が死球となり交代ということですから、一旦崩れると立て直しができずに悪循環にはまるという、これまでどうしても矯正したかった状態に陥ってしまいました。

 崩れること自体はどんな投手にもありうると思うのですが、その状況に陥ったときにいかに立て直せるかが問題だと思います。
 この数年、それを課題に、ほとんどを2軍での調整に費やしてきたわけですが、残念ながら今でも崩れてしまったら立て直す手段はないようです、
 3回までの投球を思えば、素材自体が素晴らしく、崩れなければ負けない投手だと思うのですが、立て直せないのであれば、崩れ始めたところで直ちに交代するということを念頭に置かないと接戦で起用することが難しくなってしまうと思われます。

 昨日の降板自体をもって2軍に落とすということはしないようで安堵しましたが、それでも崩れたときの立て直し方法が見当たらないのであれば、今後も崩れ始めたら交代させるということを意識する必要がありますし、中継ぎ投手陣の負担が大きくなることも懸念されます。
 とはいえ、数年かけて対応に苦慮したものの、結局現在も対応できていないのであれば、2軍調整はあまり意味のないことのようにも思いますし、球団としてはよりよい投手が登場しない限りは、今後も崩れ始めたら早々に交代させることを念頭に1軍で起用し続けるべきだと思います。
 結局立て直しが練習で成功しても実戦で成功できなければ意味がありませんから、球団としても腹をくくってもらって、可能な限り1軍で起用し続けてもらいたいと思います。


 今日の試合ですが、危うい試合ではありましたが、充実感のある試合でもありました。
 サンズさんと大山さん、スアレスさんがよくやってくれた試合だったと思います。

 サンズさんは、得点圏打率が極めて優秀ですが、今日も素晴らしい活躍をしてくれました。
 途中追いつかれるまでは、サンズさんのホームランがあればこその試合運びができたわけで、この人が今季いるかいないかで打線の重みが違うと思わざるを得ません。
 当初はボーアさんの保険という位置づけだったはずですが、正直言ってここまでやってくれるとは思いませんでした。
 当初の期待の低さは、同じ韓国リーグからやってきたものの期待通りの活躍ができなかったロサリオさんの影響が大きな訳ですが、まさかここまでやるとは思わず、今後も韓国リーグは投手だけでなく打線も注目すべきだと思いました。

 大山さんについては、10回2アウトまで追い込まれたところでよくぞ打ってくれたという思いです。
 これまでそれなりに打っているものの、中軸打者として期待されているためにまだまだもう少しというように注文を付けてしまいがちでした。
 大山さんは、そんなプレッシャーの下で、数多くのチャンスが回ってくる中で、今日はよく決めてくれました。
 私が広島さん側であれば、大山さんを敬遠してボーアさん勝負を考えるところですが、大山さんと勝負してくれた広島さんにも感謝すべきでしょう。

 そして、スアレスさんの力で最後は締められましたが、岩貞さんは今日も勝ち投手となりまして、最近はありがたい存在だと思います。
 今日の展開はいつもであれば負けていたはずだと思いますし、中継ぎ投手陣がよく耐えてくれたと感謝したいと思います。

 読売3連戦は酷い目に遭いましたが、この10日間は7勝2敗とすばらしい結果を挙げられました。
 また、振り返れば月間勝ち越しも決められまして、菅野さんや戸郷さん、森下さん、大瀬良さんといった一流投手と対戦させられたにもかかわらず想像以上の成果を上げてくれたと思っています。
 あとは、読売に勝てるようになってくれればいうことないのですが、その読売は今週金曜からのカードということで、そこでやり返せるか、それともこれまでと同じ展開になるかで今季はほぼ見通せるようになってしまうと思います。
 火曜日からは13連戦と阪神にとって過酷としか言い様がない事態となり、阪神としては中継ぎを温存しながら進めなければならないところですが、読売にやり返してもらわないといけないと思っています。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:10

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