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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら、小学校の教諭が5年間にわたって必要なテストを実施しなかったり、採点せずに放置したりした不適切な対応があったというものがあったので、取り上げてみました。

 教育委員会によると、この50代の女性教諭は、昨年度までの5年間にわたって学習の習熟度を確認するためのテストを行っていなかったほか、テストの採点をせずに放置したりしていたということでした。
 女性教諭が担任を務めていた小学校1年生から3年生までの児童131人の延べ1784枚のテストでこうした不適切な対応がとられていたということでした。
 発覚の経緯は、保護者からテストの答案を返してもらっていないと連絡があって、小学校や教育委員会が調査したというものだということです。
 女性教諭は、後でやればいいという仕事に対する甘さがあったなどと話しているということです。
 教育委員会は、この女性教諭の処分を検討しているということです。

 この記事を見ていて、まず子供たちが気の毒に思いました。
 小学校低学年などでは高学年に比べてまだテストというもののシビアさをそこまで大きく認識していないかもしれないものの、それでも徐々に体感するものであると思われ、そういったものについてきちんと体験することがないまま小学校4年生に上がっていったのだろうと思います。
 中学受験を志す子供たちは小学校4年生くらいから準備を始めることが多いかと思いますが、もしもこの女性教諭の教え子の中に中学校受験を検討している子がいるとすれば、いきなりシビアな世界に放り込まれる形になるのでしょうから、他の子に比べて大変な思いをするのではないかと思いました。
 また、子供ながらもテストに対して真面目に取り組んでいたこともあったと思いますが、にもかかわらず教員がまともに採点をしなかったというのであれば、その子供たちの努力も不意にされてしまうわけですから、その意味でも気の毒です。

 女性教諭は、後でやればいいと思ったと話していますが、おそらく5年間の初めの方はそう思っていたと思われるものの、それが周りにばれることなく過ぎ去っていくことが理解できていったうちに、そもそもばれなければやらなくてよいというように考えが変わっていってしまったのではないかと思います。
 後でやればというのであれば、実際に受け持ちが終わった数年前の子供たちの分についてはどう考えているのかという問題がありますし、やはり直近の数年についてはそもそもやらずに逃げ切れればよいというような考えに変わっていってしまったのではというように感じました。

 しかし、この記事を見て疑問に思ったことは、そもそもこの女性教諭はどうやって成績をつけていたのかということです。
 成績には、テストのほか、授業態度等の評点があろうかとは思いますが、それでもテストの成績は相応に比重が大きいものと思われ、そういった部分をこの5年間はどうしていたのか、気になるところです。
 これが、もしも授業態度等からの印象で付けていたとすれば、真面目に取り組んできた子供たちに対する背信行為というほかなく、極めて罪深いと思いました。

 また、学年が変わった際、次の学年の担当者に引き継いだりすることもあるのでしょうが、そういった際に発覚しなかったのだろうかということも気になります。
 そのほかにも、この女性教諭のクラスは所定のテストがされていなかったわけですから、そういった雰囲気等の違和感はなかったものかという点も気になるところです。
 他の教員からすると、50代のベテラン教員に対して、その付けた成績内容に関し異議を述べることは憚られた可能性もあるのですが、それにしても5年という相当程度の期間となると誰も気づかなかったものかというようにも思いました。
 
 保護者にしてみると、自分の大事な子供が平等に行われるべき教育を受けられなかったというのは非常に許しがたいことと思うでしょうし、失った機会をどう取り繕ってくれるのかという気持ちになることでしょう。
 また、女性教諭のクラスにおいて、あまり成績がよくなかった子供の保護者にしてみれば、どういう基準で自分の子供が悪い成績にされてしまったのかという点について憤りを感じることもあるかもしれません。
 女性教諭に対する処分は当然のことと思いますが、あわせてこれまで担任した131人の児童に関し、丁寧に説明をすることが求められるのではないかと思いました。


 今日の阪神ですが、プロ初登板初先発の西純矢さんがまさかの5回無安打無失点という大活躍で勝利投手となりました。
 西純矢さんはよい投手ではありますが、なかなか制球に苦しむことが多いため、もう少し点を取られるのではと思っていました。結果は4与四球と課題はあるものの、外に刺さるストレートの威力はなかなかのもので、無安打無失点という極めて出来がよい投球だったと思います。
 西純矢さんは2019年のドラフト1位投手ですが、こうしてみるとこの数年のドラフト1位の選手は大方非常によい働きをしてくれており、個人的には感無量です。
 西純矢さんの登板は先発投手の不足によるところもありますが、まだ完全に信頼したというまでではないものの、計算ができそうだというのは喜ばしい限りです。

 西純矢さんに勝利投手を付ける決め手となったのは近本さんのホームランでした。
 サンズさんも打ちましたし、打つ方も今日はいい仕事をしてくれたと思います。

 圧巻は、最終回の抑えのスアレスさんで、あのレベルの選手が最終回に登場するとなると他球団は絶望感しかないでしょう。
 スアレスさんの活躍ぶりを見ていると、このオフで流出する危険が大きいと思っていますが、それだけにスアレスさんのいる今季のうちに何とか日本一になっておかないとというように思っています。

 守備についてですが、佐藤さんのサードが存外いいなと思っています。
 大山さんが復帰した際にはやはり大山さんをサードの据えるのでしょうが、佐藤さんの出来を見ていると悩ましくなります。

 これでこのカードは1勝1敗ですが、何とか明日勝って勝ち越しを決めてもらいたいところです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:43

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