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2021.05.23 Sunday
 こんばんは。


 先日無期限謹慎処分から復帰したロッテの清田さんですが、本日契約解除されたというニュースがあったので、取り上げてみました。

 清田さんは、昨年の優勝争いの最中、コロナ陽性であったにもかかわらず球団内でのルールに反して不倫相手と密会し、それを隠蔽しようとしたという重大なルール違反で無期限謹慎処分を受けていました。
 先日その処分が解かれたのですが、今度は処分が明けた当日にまたも不倫密会報道があり、結果ロッテ球団としてはルール違反が判明したとして、背信行為に鑑みて契約を維持できないとして解除したということでした。

 まず、前提として、球団は不倫をしたから契約解除したというわけではなく、あくまでこの密会がルールに違反したことで、度重なる背信行為があったということを理由に解除したということを明らかにしておく必要があろうかと思います。
 いろいろな書き込みを見ていると、不倫をしたから契約解除という論調のものが見受けられたのですが、決してそうではなく、ルールに違反し、それが度重なったから解除したということだと理解する必要があろうかと思います。
 そのルールがどのようなものかは私にははっきりとわかりませんので、推測の域を出ませんが、もしかしたら前回の騒動と同様の問題を引き起こさないこと等のものかもしれません。もしもそうであれば不倫をしたことで解除されたことと一緒ではないかと思われるかもしれませんが、清田さんと球団の間に設けられたルールであるならば他の選手に適用されない特別なものだったかもしれませんし、いずれにせよルールに違反したから解除ということであることは間違いないのだろうと思います。

 先日の清田さんに関する無期限謹慎処分の解除について、私は、反省があったとしても応報的な側面、すなわち本人が行ったことと処分の重さが釣り合わないのではないかということで、この処分解除が甘かったのではないかと書きましたが、残念ながら清田さんの挙動を見るに、先日の処分解除は応報的な側面だけでなく教育的な側面から見ても甘いものだったというほかないでしょう。
 処分解除当日に密会報道がありましたが、当日だけたまたま密会したということは考えがたく、謹慎期間も密会があったのだろうと思われますし、そういった意味では先日球団を通した発表された清田さんの反省の言も虚偽だったということになろうかと思います。
 球団にしてみれば、温情処分をかけて顔に泥を塗られたという行為と解さざるを得ないでしょうし、今回のルール違反を重大な背信行為として契約解除に至ったというのもルールの内容如何によっては合理的な判断のようにも見えます。
 ルールの内容は清田さんの挙動の詳細は私にはわかりませんが、外から報道内容を見る限りでは、球団の対応が迅速すぎることについて十分な調査をしたのかどうかという点がやや引っかかるものの、結論としては理解できるもののように思いました。
 ロッテさんはプロ野球という興行を行うことを目的とした事業を営んでいる以上は、ファンから後ろ向きに思われるような選手との契約の継続は難しいと考えるでしょう。また、ロッテさんの主たる業務の顧客は女性や子供ですが、それらの顧客に対する広告という側面を考えても、清田さんの挙動はマイナスになると考えることも理解できます。
 そういうところに、これまでの清田さんの行為の積み重なりを念頭に置けば、この判断は致し方なかったのでしょう。

 清田さんは他球団と契約することもできるのでしょうが、実際契約する球団はあるでしょうか。
 清田さんの外野手としての能力はほしいと考える球団はあるかもしれないものの、度重なるルール違反をする属性、35歳という年齢から考える伸びしろを思えば、他球団はなかなか難しいと考えるかもしれません。

 清田さん自身はどのような今後を考えているのかはわかりませんが、可能であれば野球を継続したいと考えているのでしょう。
 ただ、それは活躍できる場があってこそであり、これまでの件や今回の件でその活躍の場は確実に狭まってしまいましたから、今後相当苦労するのだろうと思います。
 能力はある方だと思いますので、頑張ってほしいと思いますが、個人的は当面プロ野球の舞台では見たくないという気持ちもあり、なんともいえないところです。


 阪神は、本来広島さんとのカードを迎えているところでしたが、広島さん内部で発生したコロナの問題からこのカードは中止になってしましました。
 こればかりはやむを得ないと思いますし、阪神にとってはここで休養の機会があったことはよかったことと前向きに考えるべきであろうと思います。
 広島さんにとっては非常に大きな痛手だと思いますし、このご時世であればどこの球団にも起こりうることでしょうから、これを他人事と考えることはできません。阪神は、去年球団内で藤浪さんなどのコロナ感染もありましたし、まさにどこにでも起こりうることと考えるべきだと思います。

 問題は、代替試合がシーズン終盤に行われるとなった場合に過密スケジュールの問題に当たるのではないかという点です。
 こればかりは運や縁の問題ですから、なんともいえませんが、コロナ騒動が収束するまでは毎年このようなことに頭を悩ますのだろうと覚悟すべきなのだろうと思いました。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:34

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