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 こんばんは。


 このところ、大阪の件や神田さんの件など非常に悲しいニュースが多いです。
 情報が不足している中で無責任なことはいえないと思うので、これらの件について現時点で何も言えることはありませんが、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

 さて、今日のニュースを見ていたら、ボンネットに男性を乗せて車を走らせた男が逮捕されたというものがあったので、取り上げてみました。

 男は90歳で、店舗で万引きを疑われたということです。
 そして、男は、スーパーの駐車場で、停めていた車に乗ったところ、男を引き留めようとした買い物客の男性がボンネットに乗ったということです。
 しかし、男は、それを認識しているにもかかわらず、急発進や急転回をして振り落としたということです。
 さらに、男性は、サイドミラーにしがみついてきたということですが、そのまま約280メートル引きずって、男性の足に軽傷を負わせたということでした。
 男は殺人未遂で逮捕されましたが、調べに対して、車のドアを叩かれ、ドアを開けろと大声を出されたので怖くなった、殺そうと思っていないと供述しているということです。

 まず、男の万引きの有無についてはよくわかっていないので、ここでは触れないこととします。
 その上で、男のとった行為の危険性を考えると、行為を見れば殺人未遂と評価されるのは頷けます。
 一方、殺人未遂の成立には故意、すなわち殺意が必要となりますが、これについて男は否定しております。今回の争点はまさにこの点となろうかとも思います。

 殺意については、確定的な殺意のほか、未必の故意というものもあります。
 未必の故意というのは、積極的に意図したり希望したわけではないものの、その行為からその事実が起こるかもしれないと思いながらそうなっても仕方ないと考えて、敢えてその危険を冒して行為をする心理状態ということになります。
 つまり、今回の場合、男は、男性の死について積極的に希望はしていないとしても、ボンネットに乗った状態で車を運転すれば男性が死ぬかもしれないと思いつつ、それでも仕方がないと考えて車を運転すれば未必の故意があるということになろうかと思います。

 男の供述からは未必の故意に関するものを得ることは難しいと思いますから、そうなると男の行為から未必の故意を導き出せる状況があるかどうかが問題になろうかと思います。
 今回の件でいえば、例えば車のボンネットに人が乗った状態で車を走り出せば、車から人が振り落とされて大けがをすることは予想できると思います。
 ただ、その速度であったり距離であったり転回の方法であったり、そういった点から怪我はするものの死ぬことまではないという運転であれば、男が運転する際には死ぬことがないように気を遣っていた、つまり死ぬかもしれないと思って運転していなかったため未必の故意はなかったということになるでしょう。
 そのため、今後は防犯カメラやタイヤのスリップ痕の状況等から、男が男性をボンネットに乗せたままどのような走行をしたのか、それがどの程度危険なものと評価できるのかというのが大きな問題になろうかと思われます。

 ただ、これが殺人未遂に当たるかどうかは別としても、人をボンネットに乗せて走らせれば、仮にその人を振り落とすことができて逃げられたとしても、その後逃げ場がなく、結局警察沙汰になることは予想できることかと思います。
 そのように逃げ切れない事態になることは明白であるのにここまでやってしまったのは、本当に咄嗟のことで動転していたのか、その辺りは何ともわかりません。
 冷静になって考えれば、逃げ切ることができない、どこかで万引きの疑いが誤りであることを示さねばならないはずですが、そこまで考えが至らなかったのかもしれません。
 そして、それだけ冷静でなかったとすれば、それは故意の評価にも関わってくるのかもしれないと思いました。


 阪神の高橋さんが、広島さんの九里さんについて、尊敬するポイントを全部、投げる体力、怪我をしないことももちろんかっこいいし、すべて負けていると話したそうです。

 この話を見ていて、つい高橋さんについてこの中で最も思っていることは怪我の件だと思いました。
 高橋さんは、怪我さえなければエースクラスの活躍ができる存在であるにもかかわらず、例年シーズンの大半1軍にいられません。
 本当に怪我さえなければと毎年悔しく思うのは、私よりも本人の方が強いでしょう。
 こればかりは何を言ってもどうなるものでもないかもしれませんが、せめて来季は怪我なく、シーズン序盤から活躍をしてくれないものかと心から期待しています。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:59

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