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2023.12.05 Tuesday
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら、車で鳩をひいたとして男が逮捕されたというものがあったので、取り上げてみました。

 男はタクシー運転手ですが、信号が青に変わって発進したところで鳩の群れを見つけ、制限速度50キロの車道でアクセルを踏み込んで加速して時速60キロで突っ込んだということでした。
 この際、鳩1羽をひき殺したということですが、加速の際のアクセル音を聞いた人が110番通報して逮捕に至ったということでした。
 逮捕容疑は鳥獣保護法違反ということで、男は道路は人間のものだから逃げるのは鳩の方だと述べた上で被疑事実自体は認めているということです。

 本件は、一般的な動物と車の接触案件ではないという処理がされたものだと思います。
 まず、自動車を運転している際、道路上に鳥や猫などがいることはしばしば見かけます。
 そのような際、私であれば、減速したりクラクションを鳴らすなどして自車と接触しないようにしておりますが、道路状況によってはそのような対応が難しいときもあろうかと思います。
 そういう場合に車と動物を接触させてしまう可能性はあろうかと思いますが、鳥獣保護法は故意犯を定めているため、過失で動物と接触したという場合に罪に問われることはないと思います。
 そうすると、本件では自動車が鳩に当たってしまったことに争いはないと思うので、故意だったか過失だったかが問題であろうと思います。
 その上で、例えば走行中に不意に動物を見かけても急ブレーキを踏めずに衝突した場合は過失と思われるものの、本件では信号が変わったところで加速して鳩の群れに突っ込んだということですから、故意に鳩に当てようとして自車を進行させたと評価されたのだろうと思います。

 私としては、停車していた交差点から鳩の群れまでの距離がわからないので、その加速ぶりがどの程度だったのかがわかりませんが、本件の大きな問題点の一つはその距離、そして時速60キロというのがアクセルを相当程度踏み込まねばならないものかということにあろうかと思います。
 記事では、通報した人は大きなアクセル音を聞いたとありますから、もしかしたら相当程度アクセルを踏み込んでいたのかも知れませんが、こればかりは何ともわかりません。

 ただ、違和感を感じたのは、逮捕までされたこと、そして報道では被疑者の実名まで掲載されていたことです。
 本件において逃亡や証拠隠滅のおそれがあったかわかりませんし、また実名報道することによって今後の人生に支障が生じる可能性が出てくることをやむを得ないという程度の犯罪だったのだろうかと思うと、違和感を感じます。
 罪と罰の程度はある程度釣り合うべきであろうとは思いますが、かといってその釣り合いは感覚的な域を出ないので、説得性のある話をしがたい領域ではあります。それでも、この件については私は釣り合いがとれているだろうのかと思ってしまいました。


 今日の記事によれば、阪神とオリックスさんの優勝の影響で、アジア太平洋研究所は、全国で発生した経済波及効果が1607億円に上ったという試算を公表したという記事を見ました。
 記事によれば、関西では935億円、その他の地域で671億円ということでした。
 また、関西の名目域内総生産を0.05%程度押し上げる効果もあったということでした。

 この計算根拠を見ていないので、実際この計算がどの程度の精度なのかは何ともわかりません。
 ただ、今年に私が甲子園に観戦に行ったときのことを思い返すと、観客全員がチケットを購入し、多くの人が弁当やグッズを買った上で観戦後はご満悦で飲みに行っていた光景を見ましたので、相当な額のお金が動いたのだろうなとは思いました。
 それが1607億円に達するかは不明であるものの、一大経済効果はあると考えてもよいレベルのようには思いました。

 しかし、今年甲子園で見た光景を振り返ると、プロスポーツの最大のファンサービスはやはり勝利、優勝だと思いますし、それがあればこそ多くの人が盛り上がり、経済も動くものだと思います。
 私は暗黒時代から阪神を見てきたものですから、悪い時期もよく知っていますが、あの時と今とを比べるに経済効果や盛り上がりは大いに違うと思います。
 おそらくにわかの人達もたくさん付いてきたのだろうとは思いますが、そういう人達も含めて盛り上がって経済を盛り上げるのがプロスポーツだと思いますから、やはりある程度結果を出すことはどうしても必要な要素だろうと改めて感じました。



 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:29

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