Powered 

by Tigers-net.com
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら、茨城県の小中学校で、救急車を呼んだ際に緊急性がないと判断されて料金を徴収された事案があったというものがあったので、取り上げてみました。

 茨城県では、救急車に関する対応が見直され、緊急性がないのに救急車が呼ばれて大病院へ救急搬送された場合には選定療養費が徴収されます。
 その上で、小中学校で児童生徒が怪我をして学校側が救急車を呼んだところ、この選定療養費を徴収されたという事案が2件あったということでした。
 茨城県は、学校現場で救急車を呼ぶべきか迷う際は、救急電話相談を利用し、要請すべきだと助言された場合には原則としてこの選定療養費は徴収しないと各校に通知したということでした。

 以前から救急車の不適切利用について問題となっており、それを受けてこうした緊急性なく救急車を呼んだ際に料金を徴収するという制度が設けられている自治体があります。
 こうした取り組みは、救急車を呼ぶことを躊躇うという批判がある一方、不適切利用を抑制するためにやむを得ないということで、賛否両論わかれているところです。

 そのような中で今回の学校現場における救急車を呼んだ際に選定療養費が発生した事案ですが、率直に言って非常によろしくない事態だと思いました。
 選定療養費を徴収するのはあくまで不適切な救急車の利用を抑制するためのものですが、仮に学校現場で救急車を呼ぶ場合では、不適切利用の可能性がまずもってかなり低いように思われます。
 また、学校現場で救急車を呼ぶことを躊躇えば、児童生徒達の身の安全を図ることが難しくなってしまうことが懸念されます。
 茨城県は、救急電話相談を利用せよと通知したということですが、怪我を負った際にそのような悠長な段取りを踏んだ上でなすことが適切なのか、疑問があります。仮にマニュアルにそうした段取りが載っていて、その段取りを飛ばしてしまって選定療養費を徴収するとなった場合、学校側に責任が生じる可能性もあるかもしれませんが、そうすると相当程度の怪我や病気が発症したとしてもこの回りくどい電話相談をするとなれば、救える命も救えなくなってしまうのではと不安があります。
 学校職員側としても、勝手な判断で救急車を呼んだがために選定療養費の負担を求められた場合、それを児童生徒の親に負担を求めるのか、それとも学校側が負担するのかという問題に迫られ、現行制度では救急車を呼ぶこと自体を躊躇いかねません。

 結局、制度趣旨が救急車の不適切利用の抑制にあるならば、その可能性の低い学校現場においては選定療養費の負担の対象から除く措置は執るべきであろうと思います。
 せっかく議論を尽くして制度を設計したのであれば、今回のような不均衡は是正してよりよい制度にしてもらいたいものです。


 阪神の高橋遙人さんですが、今日2軍戦に登板しました。
 高橋さんは、昨年11月に手術を受け、それからの初先発ということになります。
 結果は3回2安打無失点、球数は34球で、球速は151キロを記録しまして、まずまずの出来だったと思います。
 高橋さんは、能力でいえば文句のない素晴らしい投手なのですが、とにかく怪我をしやすいのが問題です。
 阪神としては、後半戦に優勝争いをし、その後短期決戦に突入する中で、高橋さんの加入によってより確実に勝利を得ようと考えているのだろうと思います。
 今後、投球イニングを増やしていく予定ということですが、おそらく後半戦での投入を予定しているのではないかと思われます。
 後半戦へ向けての調整であれば、まず第一に気を付けるべきは怪我をしないことに尽きますから、その点を重点的に意識して仕上げてもらいたいところです。
 高橋さんの加入への期待で、ますます楽しみになってきました。


 また思いついたら書きます。ではでは。


↓よろしければ押していただけるとありがたいです。
阪神タイガースランキング
阪神タイガースランキング
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:28

Comments

Post a Comment








Track back URL

http://bsr37.tblog.jp/trackback/377330

PAGE TOP