こんばんは。
一昨日帰国してから体調があまりよくなく,最近風邪気味です。
おそらく疲労がたたったのだと思いますが,慣れない土地でそこそこ長く過ごすと思った以上に疲労しているのかもしれません。
特に,向こうでは,仕事のために1日5時間程度の睡眠の日が続き,かなり疲労がたまっていたのだと思います。
風邪をひいた時は,いつも無理に薬などで症状を収めようとせず,ゆっくり休んで体調がよくなるのを待つばかりなので,今回もそのように努めるべくもう寝ようと思います。
さて,寝る前にするべきことではないのですが,最近流行しつつある,ツイッターに職場の冷蔵庫に入ったり,職場の食材の上に寝転んだり,職場の食材をかじったりしている写真を投稿している事案について少々述べたいと思います。
先日アイスケースに入っていたところを撮影してツイッターに投稿し物議を醸した件があり,その際に法律上の問題点などを述べたものですから,ここで敢えてその点を重複して述べようと思いません。
しかし,今回敢えて取り上げようと思ったのは,その件があったにもかかわらず類似事件が頻発しているからです。
私が日本を離れている最中も発生し,私が認知しているところでは7件の類似事件があるように思います。
私が知るところでは,その7件はいずれも誰かが話題として取り上げ,そこから飛び火して騒ぎになり,事件として扱われるようになったように思います。
ですから,話題として取り上げられていないだけで,そのような案件は数多くあると思われます。
しかし,この行為の動機はおそらく目立つことでしょうから,認知されなければその行動がエスカレートするだけでしょうし,エスカレートすればいずれ目に付くこともあるでしょうから,認知されるのは時間の問題でしょう。
そのように潜在的に複数件ある事件に関し,たった7件で傾向を探るのは行き過ぎかもしれません。
しかし,誤解を恐れずにいえば,私が見ている限り,この行為をしている人たちはいずれも経営に責任のない人たちであると思います。
私は一応法律事務所を構えていますが,やはりその立場上仕事に対する信頼感を損ねる行為は厳禁であり,それはどのような場面でも注意を払っているつもりです。
おそらく,被害にあったコンビニ経営者やラーメン店,ハンバーガー店等もそのようなことを考え,日常生活においても注意を払って過ごされているのではないかと思います。
一方,その行為をなした者達は,いずれも経営というものに責任感がなく,一時の自身の感情によって軽率になしたものであると思います。
それは,自分が店舗のスタッフの一員であるという責任感をまったく省みず,または店舗に与える損害を考慮せずに,おもしろ半分でなしたものであり,経営をしている立場からすると考えられない行為であると思います。
それだけに,経営者側は厳しい処分を下したり,時にはフランチャイズ契約を解約したりという極めて厳しい対応に出たわけで,その点は私も大いに頷けるところです。
無責任に出たこの行為の結末は,その行為の目的である認知をされた瞬間,その認知された人のこれまでの生活は悪い意味で一変させると思います。
それは,先日述べた法的責任もそうですが,最大のものは今後の就職に差し障ることであると思います。
私が色々な企業の人事の方とお話をした際,聞いたことがあるのは,採用に当たって最低限インターネットで採用を考えている人の名前を検索するということです。
もちろん,冤罪で逮捕されたもので実名が出てしまう場合もあり,この方法が必ずしも推奨されるものと言えないとは思います。
しかし,もし今回のように仕事上の悪ふざけのような事案が発覚した場合,採用側が通常考えることは,雇った後で同じことをするのではないかという疑念です。
もしそのようなことをされた際,自分の会社の信用が低下することは明らかですから,別の人という選択肢があればそちらを採用することは無理からぬことと思います。
一度自分の名前がネット上に出てしまうと,それを削除し尽くすことは至難の業です。
特に,今はこの話題がホットですから,直ちに削除しようとしてもモグラたたき状態になってしまうでしょう。
ですから,今回の行為をした人たちにとって本当の不利益が生じるのはこれからだと思います。
しかも,その不利益はいつになればなくなるのかは分かりません。
今回の行動が非常に軽率な動機から出たものだと思いますが,前も述べたようにそれが結果と釣り合うとはまったく思いません。
ですから,私としてはこのような行為が続かないことを願うばかりですし,仮にそのような行為をして発覚していないだけであれば早々に削除することをおすすめします。
また思いついたら書きます。ではでは。