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2016.04.16 Saturday
 こんばんは。

 昨日このブログを更新した後,夜中にさらに大きな地震がやってきて,それが原因でさらに死傷者が出てしまったと聞きました。
 亡くなった方々にはお悔やみ申し上げるとともに,今もまだ余震が続いている状況には十分注意してもらいたいと思います。
 まさか初めの震度7があって,それと同規模ないしそれ以上の地震が発生するとは思わなかったですし,今回の地震は余震というか,今後こそが本震という可能性すらあるという非常に油断ならない地震だと思いますので,まだまだ当分油断ならない日が続くことと思います。

 今回の地震の特色は,余震の多さだけでなく,震源地が東に移動しているように見えることも挙げられると思います。
 大分を震源地とする地震も発生し,遠い九州の地震であったとしても他人事ととらえることが困難な地震であろうと思います。
 ある記事を見たところ,1596年に発生したという慶長伏見地震では,9月1日に大分,国東,松山,三原,京都で地震があったということがあったようで,プレートの関係からなのか,東の方に地震が大きく影響することは十分にありうることなのだろうと思います。
 そして,そのような地震の影響が別のプレートなどに相互に作用することとなれば,関東や東北の方にも影響を及ぼす可能性もありますし,とりあえず大分までやってきたという状況を見れば本当に他人事とはいえない地震だろうと思っています。

 まだ余震が継続していますから,とりあえず身の安全を図って頂くことが第一かと思いますが,東日本大震災を思い出すと,今後少し落ち着いてきたら震災関連の詐欺が横行することが懸念されます。
 先の震災で多少相談を受ける等した経験があるので,以下代表的な震災詐欺について言及したいと思います。

 まず,多くあるものが,住宅に関するものです。
 突然やってきて,電気系統や屋根や柱の調子を見てあげると言い出し,不安をあおった挙げ句適当な補修を行って高額な費用を請求するケースが挙げられます。
 住宅関連は,特に地震で大なり小なりダメージを受けていますから,一戸建てを持っている人達は大いに関心がありますから,そこにつけ込んでくることが考えられます。

 次に,ボランティア詐欺が考えられます。
 突然何か困っていないかと訪ねてきて,多少の人間関係を作った上で,断りづらくなったところで高額商品を売りつけたりするやり方などがあります。

 他には,役所や赤十字を騙って義援金を集めにやってきたといって金をだまし取る義援金詐欺などもあります。
 また,震災地では少ないですが,被災者を支援するために家にある貴金属等を寄付ないし格安で譲ってほしいといって回るというものもあります。

 東日本大震災の時には,放射能関係の詐欺や除染関係の詐欺も多くあったと聞いておりますが,今回は直接関係はないでしょう。
 ただ,今回の震災特有の状況に基づく新しい詐欺などが発生することも考えられます。

 このようなことへの対策は,とにかく即断即決をしないことでしょう。
 一人で決断せずに,誰かに相談するのがよいと思います。
 特に住宅関連の詐欺対策として有用なのは,見積書を徴求し,複数の見積書をとって比較して決定することだと思います。
 飛び込みでやってきた一社で決定するとすれば,それは業者の思うつぼですし,価格相場に無知であればまさに業者にとってはよいカモと思われてしまうと思います。

 そして,もう一つ大事なことは,万一だまされてしまった場合に自分がどこまで被害回復のために頑張るかという線引きだと思います。
 よくある詐欺の手口として,騙された人に対して,回収してあげると手をさしのべるふりをしてさらに手数料をだまし取るというものがあります。
 すなわち,被害にあったからといって,それを取り戻すためにさらに一歩前に出ようとしたためにさらに被害に遭うというケースはあり得るものだということです。
 ですから,私としては,万一騙された場合,警察や弁護士などに相談をして,自分がどこまで追及を行うべきなのかということを線引きすることが非常に大事だと思います。

 若干事態が落ち着いてきたら,今度は上記のような詐欺ばかりでなく,震災家屋への窃盗や被災地特有のヤミ金等が出てきたり,今度はいろいろな犯罪に警戒しなければならないこととなるかと思います。
 去年の茨城県の鬼怒川決壊でも,被害家屋での窃盗事件が発生したり,このような天災に乗じて犯行を犯そうとする卑劣な輩が出てくるのではないかと思います。
 むしろ,そういう輩にとっては,このような状況こそがチャンスだと思っているでしょうし,もう少しして落ち着いてきたらそのようなことへの警戒も怠らないでもらいたいと思います。

 とりあえず,余震が収まり,地震の範囲もこれ以上拡大しないことを願うばかりです。
 また,九州に大雨が到来するようですから,これによる土砂崩れ等も発生しないことを願っています。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:21
2016.04.16 Saturday
 こんばんは。

 昨日熊本で震度7の大地震が発生しました。
 その後,現在も相当多くの余震に見舞われているようです。

 昨日段階では被害状況等はほとんど分からず,正確な情報があまりなかったので,情報収集につとめるばかりでしたが,本日になって徐々に情報が出始めました。
 結果,現在判明しているところで9名もの方が亡くなったということで,お悔やみ申し上げます。
 また,数多くの方が怪我を負われたりしたと思われ,非常に心配しております。

 被害が一部地域に集中しているように見受けられましたが,その地域内では家屋倒壊など甚大な被害が生じているようで,震度7という地震の規模の大きさをまざまざと感じさせられます。
 家屋ばかりでなく,道路なども相当被害が出ている写真も見受けられ,ある程度予想が付いたこととはいえ,物流関係も滞ることだろうと思います。

 今回の地震を見て,私などは当然東日本大震災を思い出します。
 その時は,震源地から相当離れていた柏でさえも,震災から数日間は食料品の入手に困らされたり,車に給油するにも震災から1週間程度かかったものでした。
 また,茨城の方では,震災からしばらくは停電し,10日程度は断水状態だったというところもあったようで,今回も地震の規模に鑑みればそれに近い状態が震源地ばかりでなく周辺地域でもかなり見られるのではないかと思います。

 さらに,あの時は,震源地付近の知人が心配になって連絡を取ろうにもなかなかとりづらかったですし(回線がパンクしてしまうことを危惧して数日後に試みましたが,それでも相当大変でした。),知人が仙台に行こうとした際にも道路が倒壊していて交通手段がなかなかなかったという状況があったそうで,今回もそれに近い状態があるのではと思います。
 交通手段がないとなれば,とりあえず震災地から離れるということも難しいですし,被害のあった場所に支援物資を持ち込むのも容易ではないですから,その辺りも相当大変な問題になることでしょう。

 この震災状況から,AUさんやソフトバンクさんがwifiを開放したり,アパマンショップさんが空き物件に臨時的に住まわせる方針を打ち出したり,ファミリーマートさんが食料品などを提供しようとしたり,いろいろな企業が支援に積極的な姿勢を打ち出してくれています。
 こういう姿勢は単純に積極的に考えるべきだと思いますし,困っている人には純粋にありがたい話だろうと思います。

 また,生命保険協会は,自身の対応について綿製条項を適用せずに保険金を支払う方針を明らかにしたそうで,東日本大震災に引き続きこの方針をとるようです。
 東日本大震災の折,保険会社はどこも大変な損害を被ったということでしたが,それでも保険会社として顧客の信頼を勝ち得ていくという意味では,このような対応は非常に評価されるべきだと思います。
 このような特別対応の場合,どこまでの地震では守ってくれるのかという線引きが難しいという側面はあるでしょうから,公平性の観点から問題があることは否めませんが,それでもそのような問題は平時に検討すべきとして,現時点ではまずは積極的に評価すべきだろうと思います。

 震災にまつわる法律問題については,私も先の震災の際に多少は経験はあるものの,法律などという問題はあくまで事後処理の話であり,今はまず目の前の生活の問題などをどうするのか,それが優先順位の高い問題でしょう。
 このような場合は,優先順位を付けて行動することが大事だと思うので,まずは生活を組み立て,細かいことは後日検討するとした方がよいと思います。
 被害規模を見る限り,法律問題は多く発生することが見込まれるのですが,それは後日考えるべきでしょう。

 最後に,東日本大震災との比較の問題ですが,今回のものも規模が相当大きいものとはいえ,現在分かっている限りではありますが,東日本大震災と比べればまだ被害がそこまでは大きくなっていないことだけはよかったと思っています。
 東日本大震災では,震災の次に津波と原発問題があり,それが被害に拍車をかけた形でしたが,今回の震災はいち早く津波の心配がないことが明らかになり,それが一つの差になっていると思います。
 こうしてみると,本当に津波というものは恐ろしいものだと改めて思いました。
 地震がどこで起こるのか,それは誰にも分かりませんが,海沿いで発生するかどうかは被害規模に著しく影響するものと思います。
 ただ,山で起こった地震は土砂災害を引きおこす可能性がありますが,明日は震災地は雨ということで,その点非常に心配です。

 大きな余震も数多く発生していますし,これ以上被害が大きくならないことを心から願っています。

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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 00:27
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