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 こんばんは。


 昨日今日のニュースを見ていて,目に付いたものがありました。
 それは,昨日の通称「シュガー」と呼ばれる容疑者が逮捕されたというニュースと,今日の「フロ屋のミッチー」と呼ばれる容疑者が逮捕されたというニュースです。

 前者は,事務所内で甘いものばかりを盗むことから,一部の捜査員の間で「シュガー」と呼ばれたということでした。
 どうやら,冷蔵庫内にある生チョコやプリンなどあわせておよそ250点のスイーツの食べかすを散乱させたことがあったそうで,今回は事務所内の冷蔵庫にあったアイスクリーム等を盗んだという容疑だそうです。

 後者は,銭湯に侵入して入浴券を盗んだとして逮捕されたというものです。
 過去にも同様の手口で入浴券を盗んで転売したことがあったそうで,捜査員の間で「フロ屋のミッチー」と呼ばれていたそうです。
 この容疑者は,「はっきり思い出せないので,時間をかけて思い出そうと思う」と供述しているそうです。

 この2つのニュースを見ていておわかりの通り,共通点はあだ名,しかもいずれも警察が付けたあだ名です。
 いずれの容疑者も,非常に独特で,被害品だけでなくおそらく手口も個性があったりするのだろうと思われます。
 それだけに,捕まるまでに同種事犯が発生した場合には,警察はこの容疑者に関する認識を仲間内で共有するために,このようなあだ名を付けたのではないかと思われます。
 私も,仕事上,あだ名を付けられた容疑者に何度かお会いしたことがありますが,いずれもそのあだ名を付けたのは警察でした。

 警察内でのあだ名については,別に仲間内の情報共有のツールとしては有用だと思うのですが,それを記者発表において公表する必要があるのだろうかと疑問に思います。
 というのは,このあだ名を付けられた人は,警察から犯人であると決めつけられているとも思われ,一般の人にしてみればそのあだ名とおもしろさが先行していって,そもそもこの人が間違いなく犯行を行ったと偏見を持つことでしょう。
 ですが,フロ屋のミッチーの方は,容疑を認めておらず,その主張を無視する形であたかも犯行を行ったかのようなあだ名を記者発表するのはいかがなのかなと思ってしまいます。

 このようなあだ名を聞くと,一般人が自分も捜査側の雰囲気を味わったような気持ちになりますし,また非常におもしろおかしくもあると思います。
 ただ,あくまで捜査機関が勝手に呼んでいるだけの呼称ですから,それを世間に広める必要はないのではないかと思いました。
 容疑者がそのあだ名を受け入れているのであればともかく,そうでないならば公権力を持つ側が付けたあだ名を公表するのはやや思うところがありました。


 WBCは,非常に競った展開でしたが,敗戦してしまいました。

 アメリカの得点はいずれもエラー絡みで,投手陣が力負けしたというようには思えず,菅野さんと千賀さんは十分メジャーでも通用しそうに思いました。
 こうしてみると,メジャーリーガーは,やはりそれなりの速球とフォークやチェンジアップ等の縦の変化球を精度高く投げられるかどうかが大きな問題であると思います。
 菅野さんはスライダーがよかったですが,一般的にはスライダーはメジャーリーガーには利きづらく,やはり落ちる球をいかに使えるか,その落ちる球を生かせるだけの直球を投げられるかが問題であろうと思います。
 その意味では,千賀さんは非常に相性がよいとも思います。
 ただ,今日の投球を見ていると,菅野さんが今は日本を代表する投手に上り詰めたかと実感しました。

 一方,打つ方は,菊池さんのホームラン以外は得点がなく,こちらは力負けという様相だと思います。
 それなりにチャンスはできたものの,あと一点が取れなかったのは,やはりアメリカが一枚上手だということでしょう。

 守備面でのミスが目立ち,今日は負けてしまいました。
 菊池さんと松田さんは,おそらく今日のミスを一生背負っていくのだろうと思いますが,一方でこれまで彼らの守備の力がなければ勝ち残ることはできませんでしたし,今回の一つのことを取り上げて彼らが戦犯だとは思いません。
 むしろ,問題は,上記の通り打線が機能しなかったことだと思いますし,特に菊池さんは自分のミスを取り返す一打を打ちましたから,私は守備で負けたというようには思っていません。

 今日の試合は,アメリカ側も相当なメンバーをそろえてきた中,ほぼ互角の試合展開をみせてくれました。
 アメリカ打線は非常に厚いものでしたが,結局はミス絡み以外点が入らなかったということを考えると,アメリカ打線は思ったように機能しなかったといえると思います。
 そう考えると,今日の試合の限りでは,アメリカがどれだけ本気であったのか,身体能力にどれだけの差があるのか,そういった要素は不明であるものの,実力的にはそこまで大きな差はないように感じました。
 それは私としては非常にうれしいことですし,もしも日本のプロ野球で活躍できるのであれば,それは世界で通用するということを示してくれたと思います。

 ただ,そのメンバーの中には残念ながら阪神の選手はほとんど含まれていませんでした。
 次回大会までに阪神のメンバー,特に野手が含まれているようになれば,阪神はチームとして相当強くなっていると思います。
 そのように期待できる選手達がたくさんいるので,これからを楽しみにしたいと思います。

 最後に,選手達においてはお疲れ様でした。
 今年に入ってからずっとプレッシャーの中で過ごしてきたと思いますし,特に強化試合では思うように勝てずに相当厳しい精神状態だったのではないかと思います。
 ですが,これだけやってくれたのであれば,少なくとも私は楽しませてもらってありがとうという気持ちしかありません。
 本当にお疲れ様でした。


 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:40
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