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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,文科省が,置き勉を認めるように全国に通知を出す方針だというものがあったので,取り上げてみました。

 文科省が求めるのは,宿題で使わない教科書等を教室に置いて帰ることを認めるということです。
 これは,子供達のランドセルなどが重すぎるという指摘を受けたものということです。
 小中学校では,教える量の増加で教科書が分厚くなり,教材も増える一方で,原則としてそれらを自宅に持ち帰るように指導しているところが多いということです。
 そのため,ランドセルなどの荷物の重量が増加して,腰痛になる子供達が出始めるなど対策が求められていたということでした。
 文科省は,全国の教育委員会などに,従来の学校の対応を見直すように通知を発する方針ということで,具体的には家庭学習で使用しない教科書やリコーダー,初動の道具などについては,施錠できる教室の机やロッカーにおいて帰るよう求めるということです。

 私の小学校時代を思い返せば,日々のランドセルの重さこそ忘れてしまったものの,学期の終わりには図工で描いた絵や書道セット,朝顔の鉢植えなどを大量に持っていった記憶があります。
 自宅まで両手いっぱいの荷物を抱えていきましたが,当時はそれを周囲のみんなもやっていましたし,当たり前だと思っていました。
 子供などそれに対して違和感を感じないものだと思いますが,こればかりは周囲の大人が声を上げないと問題化されないことでしょう。

 置き勉が認められると,これまでのように自宅に教科書等を忘れて隣の人に見せてもらうということはなくなるでしょうが,反面学校に教科書を忘れて宿題が出来なかったという人は続発することでしょう。
 ただ,それは置き勉と持ち帰り方式とで両面の問題であり,どちらがより問題かなどと論じることに意味はないように思います。

 置き勉にした時の最大の問題は,学校に置かれた個人のものの管理方法でしょう。
 記事では,施錠の出来る教室の机やロッカーにおいて帰ることを認めるとありますが,これは教室自体の施錠ではなく机やロッカーの施錠のことでしょう。
 小中学校の従来型の机やロッカーは施錠できるようになっていませんが,これらを一挙に交換するということになるのでしょうか。
 近年小中学校にクーラー導入の話が持ち上がっておりますが,そこに机やロッカーの買い換えの問題が生じれば,予算がどれだけあっても足りないように思われます。

 一方,教室の鍵の管理を教員に任せ,一定時刻を過ぎた場合には教室は施錠されて入れないという方法も考えられますが,この場合,遅く残る児童や生徒がいれば教員が引きずられることとなり,教員の無用な仕事が増えるように思います。
 ただでさえ忙しい教員が,最後の児童や生徒がいなくなると同時に施錠するという役割まで負うとすれば,なかなか大変ではないかと思います。

 そう考えると,発想自体はわからなくはないものの,保管の問題について現状の設備でどこまで対応できるのか,誰が責任を持つようになるのか,その辺りのシステムが大変気になります。

 個人的には,教科書の重量化は電子書籍での対応でほぼ解決するように思います。
 教科書が電子書籍化すれば,ほんの重量の問題はあらゆる世代においてほとんど問題にもならず,毎日の持ち帰りがかなり簡易になり,タブレット自体が壊れることや電池がなくなることを留意すれば済む問題になると思います。
 タブレットを導入するとした場合,Wi-Fi環境を学校に整備することが問題になると思われ,かつそのセキュリティ対策にも留意しなければならないでしょう。
 さらに,タブレットの使用法に関する教員の理解の浸透の問題もありますが,時代を考えればどこかで移行せざるを得ないでしょうから,施錠方法に費用を考えるならば電子書籍移行に予算を付ける方がより現実的かつ将来的に正しい思考なのではないかと思います。

 とりあえず,置き勉導入における具体的な方法については,今後の情報を見ていたいと思います。


 3位読売と2ゲーム差の阪神ですが,残り試合数を確認すると,読売が19に対して,阪神は31と,阪神の方が12試合も多いです。
 これは,いうまでもなくドーム球場と屋外球場の差なのですが,この試合数の差を考えると,一見阪神の方が有利なようにも見えます。
 しかし,阪神は,今季甲子園でめっぽう弱く,そのホームゲームが半分くらい残っていますから,正直言ってなかなか厳しいものを感じずにはいられません。
 また,今季厳しい戦いを強いられている広島さんとはまだ8試合も残しており,その点でもなかなか道は険しいです。
 ただ,このゲーム差と残り試合数を考えると,阪神と読売のゲーム差が2〜3の辺りをキープできていれば,シーズン終盤の耐球団のモチベーション次第では行けなくもないかもしれないと思っています。

 とはいえ,今季の弱さを思い返せば,他球団に助けられてCS進出というのは情けないように思われ,結局実力を発揮して進出できるのかどうかを注目したいものです。
 そうでなければ,進出したところですぐにいなくなるでしょうし,特に広島さん相手に勝ち目があるとも思えません。

 今シーズン通して阪神はずっとよくなかったですが,それでもこの地位にいられるのは全体的に悪い球団ばかりだったからだと思います。
 このような展開ではファンが離れていってしまうため,シーズン終盤にさしかかったところでこれまで以上に野球のおもしろさを見せてはくれないかと願うばかりです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:10
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