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 こんばんは。


 そろそろプロ野球の開幕が迫ってきましたが,今日の記事では阪神鳥谷さんが開幕スタメン落ちすることが決まったというものがあったので,取り上げてみました。

 鳥谷さんは入団16年目にして初めて開幕スタメンから外れるということです。
 今季は,ショート再挑戦を謳ってキャンプから頑張ってきました。
 オープン戦では,打率3割8厘,4打点と阪神の中ではよい成績を残せましたが,やはりショートでは今絶好調の木浪さんがいるため,若手育成も踏まえれば木浪さんにポジションを明け渡さざるを得なかったということでしょう。

 正直言って,ショートのライバルが北條さんであれば,鳥谷さんが奪取する可能性はあったと思います。
 もともと,ショート自体が北條さんと糸原さんの対決という様相だったと思うのですが,そこにまさか木浪さんが割って入ってここまで活躍するとは思いませんでした。
 結果,期待されていた北條さんも糸原さんもポジションを奪えず,北條さんに至っては今は2軍戦に参加している状況です。
 木浪さんの登場は私には嬉しい誤算でしたが,ある意味鳥谷さんについては極めて厳しい誤算だったのでしょう。
 ただ,ファンとしてはハイレベル同士の対決を所望していたため,今回木浪さんが奪取したことは非常に好ましい結果だと思っています。

 鳥谷さんのオープン戦の成績を見る限り,貧打の阪神打線の中では他のポジションであれば十分スタメンを勝ち取れる可能性はあったと思います。
 内野を見回してみると,ショートは木浪さん,サードは大山さんが確定,セカンドは糸原さんが奪取しましたが上本さんも争っているところです。
 そして,ファーストですが,期待のマルテさんは開幕に間に合うか微妙で,先日打撃で活躍したナバーロさんが急遽このポジションを奪取しそうな勢いです。
 この状況を見ていると,もしも鳥谷さんがショートにこだわらずに守備練習を行っていれば,今季の開幕ファーストがあり得たようにも思え,その点は惜しいという気もします。
 ただ,ファーストでも開幕で出たいというのは鳥谷さんの選択になかったのかも知れませんし,彼のかつての決断に水を差すようなことを私などがいうのは野暮というものでしょう。

 鳥谷さんが入団から15年にわたって開幕スタメンであり続けたことは素晴らしいと思います。
 この数年は思わしくない成績だったこともありますが,それでもその前まではショートにいなくてはならない選手でしたし,そんなチームの柱として居続けてくれたこと自体に感謝したいと思います。
 おそらく鳥谷さんはいつでもスタメンに就けるように準備を進めているのでしょうから,開幕スタメンを勝ち取った面々も低迷すればすぐに取って代わる存在がいることを思うべきでしょう。


 ショートスタメンで出る予定の木浪さんですが,同じく新人の近本さんとともに開幕1番2番で出場することも決まったようです。

 この記事を見ていて,正直言って木浪さんと近本さんがいなかったらこのオープン戦はどうなっていたのだろうかと非常に不安になるとともに,去年のドラフトを心から喜んでいます。
 シーズンで結果も出していないのに喜ぶのは早すぎなのですが,それでもやはりこの2人にかける期待は大きいです。
 特に,木浪さんの打撃が1軍の投手達にどこまで通用するのか,特に一巡してから対策を講じられると思われるところでどこまで成績を落とさずにいけるのかが非常に気になるところです。

 ここで,近本さんですが,足の速さがあるため2番に適性ありということなのだろうと思うのですが,個人的には2番はちょっと早すぎなのではと気になります。
 というのは,オープン戦序盤は結構打っていたイメージでしたが,オープン戦が終わってみれば打率2割6分2厘,出塁率2割8分4厘と,出塁の求められる2番打者としては物足りないように思えたからです。
 思えば,赤星さんも,デビューしたての頃はそこまで打率が高くはなかったので,それを考えると近本さんをデビューから2番に据えるのもありかも知れないと思います。
 ただ,もしも木浪さんが期待通りの活躍をするとなると,1番木浪さん,3番糸井さん,5番福留さんがそれなりに打率が高そうであるものの,2番近本さんと4番大山さんが打てないと打線が切れてしまうのではという心配があります。

 近本さんはまだ新人なので,打線の後ろの方で慣れさせることも必要とも思われ,個人的には糸原さんを2番に据えて,近本さんは7番でプレッシャーのないところで打たせる方が活躍してくれそうな気もします。
 ただ,あの足の速さは上位打線でこそ生かしたいという気もしますし,とりあえず開幕からのこの打線を見てみたいものです。

 ちなみに,今回の打線の肝は,上位でどこまで打線の切れ目がでないかということであり,その意味でも,一発の力という意味でも,4番大山さんの出来が大きく左右すると思っています。
 それだけに,他の打者もそうですが,大山さんがどれだけ活躍を出来るのかに特に注目したいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:31
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