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 こんばんは。


 今日,最高裁が,養育費算定表について,改訂版を12月23日に公表すると発表しました。
 現在の算定方法に基づく養育費や婚姻費用が低額すぎるという批判を受け,夫婦の収入などによっては増額される可能性もあるということです。

 現在使われている算定表は,平成15年に裁判官らの研究会が法律雑誌に発表したもので,実務ではかなり多くの案件で利用されています。
 しかし,この算定表では,養育費が低すぎるという指摘があったり,特にシングルマザーの貧困を招いているなどの批判がありました。
 今回の見直しは,東京と大阪の家裁の裁判官4人の研究結果ということですが,おそらく今後実務において広く用いられることになるのだろうと思われます。

 このことは,私の仕事上ではまさに非常に大きな問題になるものと思われます。
 養育費や婚姻費用を検討するに当たって,この算定表を用いることが非常に多いことは間違いないですし,これについて最高裁が新たなものを出すのであればそれが実務で取って代わられる存在になる可能性も高いと思われるからです。

 養育費算定表については,高所得者を対象にすると月額も相当高額になるのですが,低所得者を対象にする場合は到底生活できないような額が出てくることもしばしばで,そういったところを考慮して見直しということになったのだろうと思います。
 ただ,養育費に関する現実の問題として最も大きなものは,実際の回収可能性だと思います。
 養育費の金額に関わらず,一度決まったものの途中で支払いを止めてしまう人が非常に多く,そのような場合にきちんと実現する手段を確保することの方が金額を増額するよりも重要なように思います。
 もちろん金額を現実に近いものに見直すことも重要なのですが,それと同時並行な形で,執行手続についてもっと現実味があって役立つものになってもらわないと,いくら金額を増やしてもほとんど状況は変わらないのではというように危惧しています。
 執行法については,また改正の動きがありますから,今後の動向を見ながら,養育費の支払いの実現に向けて意義のある活動をしたいものです。


 元プロ野球選手の新庄さんですが,現役復帰を目指すという記事を見ました。
 今日からトレーニングを初めてもう一度プロ野球選手になろうと考えているそうです。

 新庄さんといえば,奇抜な言動が記憶に残りますが,阪神に在籍していた時代から突出した身体能力が魅力の選手でした。
 外野守備では阪神の中では右に出る者がいないくらい,肩が強く,足もそれなりに早かったという記憶でした。
 新庄さんは,現在47歳ですが,そんな身体能力が突出した彼であればこそ,打撃は目の問題があるから難しいかもしれませんが,守備はかなりのレベルに行ってくれるのではないかという漠然とした期待感があります。
 阪神の外野守備はあまり良くありませんから,もしも新庄さんがそれなりに鍛えて出てきてくれれば,なんとなく外野を任せられるかテストしたいくらいな気もします。

 思えば,新庄さんが日ハムさんに所属するようになって,交流戦も始まり,パ・リーグは盛り上がっていったように思いました。
 それだけに,もしも新庄さんがプロ野球選手として復帰し,それこそ守備にでも就こうものなら,結構な観客動員が見込めるのではないかというように思えます。

 ただ,ある記事によれば,プロ野球選手として一度引退したため,引退球団に復帰申請をしないとプロに復帰できないようです。
 そうすると,新庄さんとしては,今後トレーニングをやって,本当にプロのレベルに達したと考えるのであれば,次は日ハムさんに復帰申請をするという流れになるのだろうと思います。

 実際にどこまで現実味のある話かはわかりませんが,それでも年齢を考えてもそれなりに面白い話だと思うので,注目したいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:57
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