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 こんばんは。


 このところ東京のコロナ感染者数が200人を超え、千葉でも今日は30人を超えてくるなど、徐々に感染が拡大しているところですが、今日西村大臣が4都県について今後の状況次第では特措法に基づく休業要請を求める考えを示したということなので、取り上げてみました。

 西村さんは、東京で遊べないなら3県に行くということにならないよう、首都圏一体で取り組むことが大事だ、感染状況を見ながら休業要請も考えなければならないと述べたということでした。

 これを見ていて、今更こうなったかというように思いました。

 これまで一度止まってしまった経済活動の再開を考慮して、このような発言はしてこなかったように思いますが、どうもこのところの状況は緊急事態宣言以前の状況に近くなってきてしまっているということが原因ではないかと思われます。
 初めは20代から30代の夜の街関連が主で、無症状感染者を掘り起こしただけだということがしきりにいわれていましたが、最近では夜の街関連は全体の半数もいかず、年代も40代から50代にも徐々に広がってきているように思われます。
 最近政府が緊急事態宣言を出さない理由としてしきりに述べているのは医療提供体制のことですが、結局数や年代を理由にすることが難しくなってきたために医療提供体制といういわば最後の理由を使っているというように見えてしまうところでもあります。
 そして、この理由が使えなくなったときには緊急事態宣言について言及しないわけにはいかなくなるでしょうが、東京の状況を見る限りその日も遠くないように思われます。

 そんなところで、ついに西村さんが再度の休業要請の可能性に言及したというのは、かなり政府としても切迫しているという考えを持っているのだろうと想像します。
 かつて休業要請とともに補償の議論がワンセットで出てきたということもあって、これ以上財政を切り崩すことは避けたいという考えもあったかもしれませんが、それでも休業要請まで言及しないわけにはいかなくなったというのですから、よほどの覚悟があってこれに触れたのでしょう。

 ですが、もしもかつていわれていた夜の街が本当にコロナ感染の原因であったならば、こちらの方を早々に対処しておけば、4都県を対象にする必要もなかったのでしょうから、そういった意味では対応が後手に回ったという誹りを受けても仕方ないでしょう。
 今回の問題をボヤに例える方がいましたが、まさに夜の街でボヤが見つかったものの、消火しようとしなかったため、これが東京を中心に広がり、周辺の県まで燃え始めてしまったから鎮火しなければというように見えてしまうわけで、ボヤのうちに消火していればこんなことにはなっていなかったろうと思わざるを得ません。
 かつての緊急事態宣言の折には、裁判所の裁判期日がほぼすべて延期になってしまいましたが、ボヤの消火を誤ったがためにまた司法機能が止まってしまうのではないかと思うと、政府の責任は重いと思います。
 もちろん司法だけでなく、これでいろいろな業界の機能も止まってしまうと思われます。

 そして、夜の街側も、当初から疑惑だけを囁かれて、本来ガイドラインを守っているところも巻き添えになってしまったわけで、早期のボヤを消火さえしてくれれば守られた店もあったろうにと思わざるを得ません。

 そういった意味では、この休業要請言及は、覚悟あって行ったものと思いますが、残念ながら遅すぎるというように思います。

 休業要請がなされれば、また経済活動は停滞するものの、ウイルスの拡散速度も緩むことでしょう。
 ですが、一方でGO TOキャンペーンで東京の人が日本各地に散らばってコロナウイルスを拡散する可能性が否定できず、これを同時に見直すことが必須だと思います。
 西村さんが東京周辺の3県を休業要請に巻き込む理由として、遊びに行く人が周辺3県に行くのだからと挙げていましたが、そうであれば東京の人が遊びに行くことを封殺する必要があることを認識していることにほかなりません。
 そして、最近埼玉、神奈川、そして千葉にも感染が拡大している傾向が見られますから、これらの住人やこれらの観光地はGO TOキャンペーンの対象から外すということも原理原則からすれば行われるべきということになるのでしょう。
 ただ、そのような話は今まで出てきたことがないので、どうなるかわかりません。
 とはいえ、ここまで来て中途半端な対策を見せて感染が拡大することは避けなければならないでしょうから、やるならば短期間で隙のないものを実行してほしいと敢えて言いたいところです。


 阪神は、横浜さんとの甲子園でのカードを2勝1敗と勝ち越して終えられました。

 本来は3連勝できているはずでしたが、昨日は藤川さんが抑えに失敗して敗戦してしまい、大変惜しい結果に終わりました。
 今季の藤川さんは、球に球威がないですし、そのために出てきた試合すべてで失点をするという状況でしたから、残念ながら今の状況で抑え投手というのは無理だろうといわざるを得ません。
 去年も、一度2軍に落ちてから復帰後に素晴らしい活躍をしてくれましたし、250セーブまであと5つですから、個人的には復活を期待したいのですが、今のままでは期待するとしかいえません。
 ただ、そういった記録がかかっているところで2軍落ちの判断をした矢野監督には敬意を表したいです。

 今日は岩貞さんの8回無失点の好投が勝利を呼び込んだと思いました。
 もちろん大山さんの2本のタイムリーは素晴らしかったわけですが、それでも打線の援護が2点ですから、これを守り切った岩貞さんには頭が上がりません。
 スアレスさんが最後までピンチを背負ったまま逃げ切りましたが、それでもなんとか勝ちが付いてくれてよかったです。
 とはいえ、抑え投手についてはなんとかしないと不安で仕方ありません。候補はスアレスさんのほか岩崎さんと馬場さんかと思いますが、そうなるとスアレスさんが適任と思われ、もう少し安定感はないものかと思ってしまいます。

 打つ方は、上記の通り大山さんに助けられた試合だったと思います。
 マルテさんが怪我で出てこられないから出られたとはいえ、ここまで活躍できる選手を、シーズン当初はスタメン起用しなかった理由がまるでわからないというレベルのことだと思います。
 オープン戦でも非常によく活躍していましたし、これも獲得する外国人選手のポジションをきちんと考えず、大山さんをいろいろな守備位置にコンバートさせればよいというくらいの考えでいたからこんななってしまったのではとすら思っています。
 いずれにせよ、これだけよく活躍してくれる選手であり、チームの柱になり得る存在ですから、もっと大事にしてもらいたいです。

 このところの阪神はようやく勝ち始めてきました。
 シーズン当初はまるでだめな球団でしたから、先がまったく見えなかったのですが、それでもようやくこうしてぼちぼち勝っているところを見ると地力はあったんだなと思えるようになりました。
 まだ最下位ですから大きな顔はできませんが、それでも首位まで4ゲーム差なので、一つ一つ勝利を積み重ねてほしいです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:39
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