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2020.08.31 Monday
 こんばんは。


 今日、阪神の藤川さんが今季いっぱいでの引退を表明しました。
 記事によれば、右肩が手術が必要な状態であると診断されているそうで、藤川さんは限界を感じたということでした。
 8月中旬に球団側に今季限りでの引退を申し入れ、球団側も了承したということでした。
 藤川さんは、今後1軍復帰を目指して調整を続けるということでした。

 藤川さん引退については、年齢や今季の活躍ぶりを見る限りやむを得ないとは思うのですが、昔から見てきた選手であるだけに非常に残念です。
 昨季は抑え投手として活躍していたので、今季も抑え投手としてどうかは別としても、当然活躍してくれると思っており、それがこのようなことになってしまうとは、数ヶ月前は予想もしていないところでした。

 藤川さんについては、初め先発だった時代から、その名前のインパクトと相まってよく覚えています。
 その後、中継ぎに転向してから大変よく活躍するようになり、JFKといわれていた時代の活躍ぶりはもはや阪神の一つの歴史を語る上では必須であるといわざるを得ません。
 JFKも、初めは藤川さんが7回に登場して絶望感を与え、ウィリアムスさんがそれを固め、最後に久保田さんが締めるという盤石のリリーフ陣であり、6回まで阪神がリードしていれば勝てる確率が高いという、ある意味野球というゲームを変えてしまった存在であったと思います。
 その後、久保田さんから藤川さんに抑え投手が変更した後も、藤川さんは確実に活躍を続けました。

 持ち味は言うまでもなくストレート、しかもそのキレはストレートが来るとわかっていても打てない魔球でした。
 球場で見ていても明らかにその球がとんでもないことがわかり、ある試合の帰りは私も調子に乗ってユニフォームを買って帰り、その後球場に行くたびに着ていた時期もありました。

 そんな記憶に残る選手が引退するというのは、個人的には大変残念というほかないのですが、今季のシュート回転の抜けたストレートを見る限り、明らかに活躍は難しそうだと思っていただけに、納得せざるを得ないというところでしょう。
 ただ、250セーブまであと5というところに迫った点についてはどうなるのか、それが大変気がかりです。
 今季の勝敗を見る限り、読売に追いつくのは至難の業とは思いますが、それでもそれだけきわどい戦いが続くことを念頭に置くならば、やはり抑えは原則としてスアレスさんを起用すべきでしょう。
 シーズン終盤にもはや順位など気にしなくてよくなってから藤川さんの記録のために起用することはあり得るのかもしれませんが、それは藤川さんに対して大変失礼な対応といわざるを得ないと思います。
 そうなると、250セーブはなかなか厳しくなってきてしまったのかもしれませんが、それも一つの運命ということなのかもしれません。
 あの時メジャーに行っていなければとは思いますが、もしも行っていなかったら藤川さんに悔いが残っていたかもしれませんし、そこは敢えてそのように考えるべきではないでしょう。

 いずれにせよ、甲子園にリンドバーグの曲がかかる回数もあと数えるほどになるのかもしれず、やはり名残惜しいという気持ちはあります。
 とはいえ、決まったことであれば、ファンとしても覚悟を決めて、シーズン残り試合の中での活躍を見守るしかありません。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:21
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