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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら、ファイザー社とバイオエヌテック社が、コロナウイルスの治験結果を発表したというものがあったので、取り上げてみました。

 このワクチンは、ウイルスの遺伝子コードの一部を注射することで、人間の免疫システムを訓練するという、未実証の手法をとるそうです。
 これまでの試験では、ワクチンは抗体だけでなくコロナウイルスと戦うT細胞も訓練することがわかっていたということでした。
 ワクチンは計2回、1度目に打ってから3週間あけて摂取する必要があると言うことですが、これまでアメリカを含む複数の国で行われた治験では2回目の接種から7日間で対象者の9割に効果が確認されたということでした。
 ただし、今回発表された結果は最終的な分析ではなく、すべての結果を分析がなされるまでに正確な効果が変わる可能性があるそうです。
 ファイザー社とバイオエヌテック社は、11月の第3週には規制当局に提出できるだけの安全データがそろうとしていますが、それまでは各国はワクチンプログラムを始められないそうです。
 また、このワクチンは摂氏マイナス80度以下で保管しなければならないということで、流通面で困難に直面するということでした。
 ファイザー社は、年末までに5000万回分、2021年末までには13億回分の供給をできると考えているそうです。
 日本政府は、このワクチンの臨床開発が成功して規制当局の承認が得られた場合、2021年上半期に1億2000万回分の納入をすることをファイザー社との間で合意しているということです。

 コロナウイルスのワクチンについてはずっと切望されていたところでしたが、ついに有力な記事が出てきたということで、相応に期待しております。
 これができれば、これまで停滞していた経済活動が一挙に活発になり、苦境にあえいでいた人々がどれだけ救われることになるのかと思います。

 ただ、記事を見ている限り、このワクチンにはいくつかの問題があるように思います。

 まずは、ワクチンの効果がどれだけあるのかという点です。
 記事によれば、現時点で9割の人に効果があるということですが、1割はコロナに罹患する可能性があるということでしょうから、仮にワクチンが出回ったとしてもマスクは手放せない生活が続くのだろうと思います。

 次に、ワクチンの確保の問題です。
 どれだけ作るのが大変なものなのかはわかりませんが、少なくとも来年末までに13億回分となると、世界の全人口から見たときに行き渡らない人の方が多数を占めることになります。
 そうなると、先進国は救われるものの、途上国は救われないということになるでしょうし、どのようなバランスで供給されるのかが問題な理想です。
 特に、記事によれば、輸送に問題のあるもののようですから、途上国には出回りづらそうです。

 第3に、ワクチンの効果がどれだけ持続するかです。
 どうやらコロナウイルスはこれまで何度も変異してきたようですから、その変異にワクチンで作られた抗体はどれだけ対応できるのかは未知数でしょう。

 第4に、ワクチンの副作用がどれだけあるのかという点です。
 今回用いられる人間の免疫システムを訓練するという手法は未実証のものということですが、それが人間に対してどれだけ負の影響を及ぼすのか、現時点ではまだわかりません。
 また、このワクチン自体もどのような問題があるのかも、まだ治験がなされて期間も短いですから、その問題も完全にあらわになっていません。
 そのため、今後想定していなかった問題が接種後に発生することは懸念されるところでしょう。

 少し考えるだけで、いくつも問題が思い浮かぶところではあるものの、それでももしもこれが使えるのであれば大きな進歩であることはいうまでもありません。
 この事態を打開する一手になってくれることを願ってやみません。


 阪神の大山さんですが、今季の残り2試合で1番を打つ見込みということです。
 それはホームラン王が一応射程に入っているため、少しでも多く打席が回るようにするためということです。

 個人的には大山さんにタイトルをとってもらいたいものの、そうであればもっと早くチームがサポートしてくれたらという思いもあります。
 読売の岡本さんと比較して、やはり周囲を固める打者がいるかどうか、ホーム球場がホームランの出やすい場所なのかが大いに関係していると思うので、大山さんが不利なのは否めず、にもかかわらずここまで来たのは立派だと思います。
 ただ、阪神の優勝の見込みがなくなったのはずいぶん前だったと思いますが、2位確定まではあまり特定選手に肩入れをしなかったということだとは思うものの、今季はCSもないのですから、大山さんへのサポートをもっと早くしてあげたらという気持ちがあります。
 また、もっと振り返れば、シーズン序盤でもっと起用してあげていたらというようにも思うものです。
 現段階では、残り2試合で3本差ですから、逆転の可能性もなくはないものの、やはりかなり厳しいことは間違いないと思います。

 同様に、藤川さんの250セーブについてもできれば実現させてあげてほしかったと思います。
 こればかりは私の願望に過ぎないわけですが、個人的には阪神という球団は、優勝の目がなくなったらもう少し選手個人を大事にしてあげてもというようにも思いました。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:21
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