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 こんばんは。

 今日のニュースの中に,中国のあるポータルサイトが作成した良心的企業リストに関するものがありました。
 これは,3月15日が世界消費者権利デーであることにあわせて,ポータルサイトの網易が実施した企画で,網易が特集ページとして良心的な企業のリストを作成したというものです。
 そうしたところ,特集ページにアップされた企業リストには何の記載もなく,真っ白だったというのです。
 そして,ページ全体を選択して文字を反転させてみると,「見つからなかった。仕方ないから,このままアップする。」という文字が出てくるのだそうです。

 私としては,率直に面白い企画だと思いましたが,それと同時にこれが特定企業を対象としていないから大目に見られるところがあるのかなと思いました。
 というのは,この行動は風刺的な要素を含んでいますが,これが不特定多数を相手にしているから全企業が当事者であり,かつその意識も薄いのだと思います。そして,その意識の薄さ故に冗談として解釈されるのでしょう。
 しかし,これが「悪徳企業リスト」として作られ,そこに名前が列挙されたとすれば,そこで覚える意識は紛れもなく濃いものでしょうから,冗談では済まされない話になるでしょう。
 風刺として成立するのは,あくまでちくりと刺さるくらいの痛みを何となく全員に与えるという要素がいるのだろうなと思いました。

 昨晩から突如読売の契約金問題が浮上しましたが,これに対して読売が早速反論をしました。
 この法的問題については議論が色々あるでしょうから,私はここで触れるつもりはありません。
 しかし,読売の反論について2点気にかかることがあります。
 1点目は,実際に合意した契約金を前提に税務申告を適切に行っていると主張している点についてです。しかし,税務申告は当然の話で,これが契約金問題を正当化する理由には見えませんでした。
 2点目は,球界を挙げて震災復興を支援しようとしている中で十数年前の問題を蒸し返すのは問題だと主張している点です。しかし,震災復興と契約金問題は別問題なので,争点を攪乱するために持ち出したように見えてしまいました。
 この問題については,阪神球団社長が読売を擁護する発言を行っており,もしかしたら阪神もかと疑念を持ってしまいますが,色々判断するには材料が少なすぎるので,もう少し推移を見守りたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 19:07

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