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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,一家心中に関するものがありました。
 亡くなったのは,45歳父と19歳,13歳の子ども達の3人です。
 父と19歳の子どもは橋の欄干で首をつっており,13歳の子どもは車の後部座席で亡くなっていたということでした。13歳の子どもの首にはロープで絞められたような痕があったそうです。
 3人と同居する父親の母は,「1月2日に,息子が『パチンコに負けた。自殺するしかない。』と家を出て行った。」と警察に捜索願を届けていたそうです。

 このニュースだけを見ていると,パチンコで負けた金額,父親の職業,存在するであろう借金の額など分からないことが多すぎて,確たるお話をしづらい感じです。また,父親ばかりでなく,子ども達まで死なねばならない事情もよく分かりません。
 ただ,状況を見る限り,19歳の子は自ら首をつった可能性が高いと思いますが,13歳の子は父がロープなどで首を絞めたのではないかと思われます。
 心中は,企図した者以外については単なる殺人行為であり,もし父が生存していれば殺人罪に問われる重大犯罪と言えます。

 父の自殺の理由が本当にパチンコで負けたことなのかは分かりませんが,もしそうであったとすれば,極めて命を軽く考えていたのだと思います。
 母が同居して存命だったということですから,それまで45年も育て,共に生きてきた母の気持ちを考えると,ここまで軽く命を考えていたということは残念でなりません。

 また,子ども達はそれに巻き込まれたのか,それとも自らの意思だったのか,それは分かりませんが,もしも上記の極めて命について軽く考えた計画に巻き込まれたのだとすれば,とてもやるせない気持ちになります。
 父にすれば,自分がいなくなった後の子どもの面倒を考えたら一緒にということなのかもしれません。ですが,そんなことは父の勝手な考えであり,特に19歳の子は一人で生きていこうとすればできたのかもしれませんから,それをこんな勝手な考えで心中となったとすれば,何とも言えません。

 私の職業柄,借金について困ったという方からそれなりに話を受けますが,何とかしようとすれば何とかなるものなのです。
 それを,勝手に諦めて,パチンコなどを理由にして,家族まで巻き込んで心中となれば,それまで生きてきた時間や周りの人たちのことを考えたら何とももったいないと思って仕方ありません。
 もちろん,自殺をできる勇気と覚悟はとてもすごいもので,一概にその全てを否定するつもりはありません。ですが,そのような覚悟を抱く前に,もう少しできる手段はないかをよく調べたり考えてもらえたらと思ってやみません。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:34

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