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 こんばんは。

 先日,中国の上海近くの川で豚の死骸1万6000頭分が流れてきたという事件を紹介しましたが,その件の続報について今日記事がありました。

 先日この事件が問題になった際,豚の死因,水質汚染の有無のほか,伝染病で死んだ可能性のある豚が市場に流れることがないように監視するということも課題として挙がっておりました。
 ところが,今日の記事によれば,豚の死骸は500グラム15円で売られていたということでした。
 現地の飲食店経営者の話によると,豚の死骸はワゴン車に7〜8頭が積まれ上海に運ばれたそうで,検疫所の係員に見られそうになると車ごと捨てて逃走するということです。

 今回の豚の死については,人間に感染しない伝染病が原因であるとはいわれていますが,それでも鳥インフルエンザがこれだけ蔓延する時勢においては,鳥インフルエンザよりも以前に問題になった豚の病気がもしや関係しているのかもと疑われることは当然かと思われます。
 そして,そのような疑いのある豚を口にすることには懸念を抱くのは当然だと思います。
 また,川を流れてきた豚ということで,水中がどのような衛生状況下分からない以上,その意味でも口に入れたくないものです。
 それが隠れて市場に流れたということになれば,普通の考えでは,上海の豚肉は口を付けないようにするということになってしまうと思います。

 このことは,豚の死骸が流れてくるニュースがあったときから懸念されていたことでしたが,案の定というか残念ながらというか,やはり起こってしまいました。
 こうなると,問題のない豚であったとしても,表面上区別が付かないため,豚肉全般に対する警戒ということになるでしょう。
 そして,日本に豚肉が輸入される場合,「中国産」という表記はあっても,細かい地方までは表記されていないため,中国産豚肉全般を食さないということになってしまいそうです。
 特に,中国産豚肉は加工食品で多いというイメージがあるので,今後冷凍食品を購入する際には製造場所だけでなく中国産豚肉が入っているかという点についても問題になってしまうでしょう。

 それだけに,この問題は,単に生命・身体の安全の問題だけでなく,経済的にも大きな影響を及ぼすことが懸念されます。
 風評被害をあおるつもりはないものの,私個人的にはこの点に関する情報がきちんと出ない限りは色々と注意しようと思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:57

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