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2013.07.22 Monday
 こんばんは。

 昨日は参議院選挙がありましたが,与党の圧勝で終わりました。
 ここでは政治的なお話は一切触れるつもりはないのですが,とりあえずいい方向に進むように願うばかりです。

 さて,今日は土用の丑の日ですが,そんな日に鰻重万引きの事件がありました。
 スーパーで鰻重4パック,鰻寿司2パックなど合計8品を万引きしたというものです。

 この万引犯は,これらを万引きした後,駐車場に停めた車で逃走をしたのですが,その進路に男性従業員が立ちはだかりました。
 その車は男性従業員に向かって直進し,男性従業員は車のボンネットに飛び乗りました。
 ところが,その後,万引き犯は車にブレーキをかけて振り落としたということでした。
 幸いにも男性従業員に怪我はなかったということですが,万引犯はその後車のナンバーから足が付いて事後強盗罪として逮捕されました。
 万引犯は盗んだことは認めているものの,従業員を落とそうとした覚えはないと供述しているそうです。

 そもそも事後強盗罪とは何かということですが,窃盗犯が盗んだ物の取り返しを防いだり,自分を逮捕しようとしたりする人に対して暴行脅迫をする場合に強盗として取り扱われるというものです。
 本件では,万引犯が自分を逮捕しようとしてやってきた男性従業員を振り落としたということで事後強盗とされたということでしょう。
 しかし,現時点で従業員を振り落とそうとした覚えはないと述べているので,この点は確実に成立するのかはまだ不明です。
 ただ,もしもボンネットに従業員が乗った認識があったとすれば,その後にどのような行動をとったのか,振り落とそうと下とされるブレーキに関して駐車場にブレーキ痕が残っているかなどがこの点の事実認定に重要になってくると思います。

 さて,土用の丑の日ということで,大変タイムリーな事件ですが,私が今日帰りにスーパーに寄って見てみると,まあ確かに値が張るもので,結局別の機会に食べればいいのではと思って別の食材を買いました。
 最近特に,鰻が絶滅危惧種入りするだとか何とか煽られ,ものすごく値上がりしている印象です。
 個人的には鰻は好きですが,自分のあまのじゃくなところが世相で流行らせようとしている鰻に対して待ったをかけているような感じで,今は鰻から敬遠しているところです。
 しかし,実際お手頃価格であれば食べてみたいというような気持ちもあり,その意味ではこの犯人の気持ちも分からんではありません。

 ですが,それにしても盗んだ量が多すぎます。
 一体何食分持っていこうと思ったのか,それは分かりかねますが,もし家族の分まで持っていったのだとすれば,家族は盗んだ鰻で流行を満たしたところでどう思うものかなと思うところです。
 もし事後強盗が成立するとなれば,窃盗と比べて罪も跳ね上がるわけで,鰻でスタミナを付けたところで到底釣り合うとは思えません。
 また,今回幸いにして従業員に怪我がなかったからいいものの,もし怪我があれば強盗傷害罪として裁判員裁判になっていた可能性もあり,その意味でも行動を慎んでもらいたかったと思います。
 多分今頃バカなことをしたと反省しているところでしょうが,せめて行動を起こす前にそれがもたらす効果などを今一度確認してもらいたいものだと思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:53

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