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2013.10.20 Sunday
 こんばんは。

 以前北京での大気汚染の話題がよく取り上げられておりましたが,最近のニュースを見ているとまた問題になっているようです。
 先日の新聞では,アメリカ人ジャズ歌手がぜんそくの発作に襲われてコンサートを中止し,このぜんそくの原因が大気汚染ともいわれているのです。

 そんな中,北京市当局は,深刻な大気汚染が3日続いた場合,車のナンバープレートの数字が奇数か偶数かによって1日おきに市内道路の通行を浸漬する規制案を承認したという記事がありました。
 現在北京市ではナンバープレートの末尾の数字によって週に1度いずれかの平日に北京市内への車の乗り入れが禁止されているのですが,これを強化したものということになります。

 確かに,一気に半分の車を走れないようにすることは大気汚染に対する一定の効果はあると思いますが,一方物流に大きな影響があることも否定できず,経済の停滞を招くのではないのかと懸念されるところです。
 もちろん,体と経済を比較した場合,体を優先させるべきはいうまでもないのですが,それでも影響の大きい施策であることは否定できません。
 かつてロンドン等でも実施されたことがあったように思いますが,それでもこのような施策を実施せねばならない状況というのはそこまで至るまでに手は打てなかったのだろうかと思わずにはいられません。

 ここで私が当局であればもっとも警戒したいのはナンバープレートの付け替えや偽造ナンバープレートでしょうか。
 こればかりは警戒したところで直ちに分かりやすいものではないのでしょうが,それでも普通に考えればこれが一番簡単に対応できるというように思うものなので,このようなビジネスが横行することには警戒が必要であるように思います。

 これから冬を迎えるに当たって,汚染の度合いはますます強くなることが予想されます。
 この時期でここまで汚染されているということでは,これからどうなるのか心配でなりません。
 結局汚染の話が出てから抜本的な対策を講じてこなかったツケが回ってきたのだろうと思います。
 日本もかつて大気汚染は通ってきた道ではありますが,中国でももっと強い対策を講じて頂きたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 20:25

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