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2016.09.04 Sunday
 こんばんは。

 昨日突然こち亀が終了するという一報が流れました。
 それから検証するに,公式ホームページでも認めており,これが正しい情報とわかりまして,それから改めてこち亀に思いを巡らせてみました。

 こち亀が200巻で終了するという噂は,実は以前から出ていました。
 それは,190巻を超えたところから,1巻辺りに収録される話数が数話増え,それに伴って100円程度値段が上がったところからです。
 本来であれば,単行本の話数は大体決まっているものであるはずなのに,それが突如数話多くなり,見るからにそれまでに発行された単行本よりも厚さがあったことから,ある特定の巻数までのところまで話数を調整しているのではないかという予想がされていました。
 このことは,秋本先生の年齢や200巻というきりのよい数字であることも相まって,割と以前から触れられていた話でしたが,しかしあくまで単なる憶測の域を出るものではなく,結局それ以上の話題は出ませんでした。
 しかし,こうして200巻ちょうどで最終刊を迎え,しかもジャンプ発売日当日に最終刊が発行されるというようにそろえてきたところからみると,おそらくずいぶん前からこのことは決まっていたのだろうと思いました。

 このようなことをいって申し訳ないですが,私はこち亀を目的にジャンプを買ったことはありません。
 ですが,私がジャンプを読み始めてから今まで,こち亀は当然のように存在しており,ある意味あって当たり前の存在で,ジャンプを買った時には必ず目を通す作品でした。

 思えば,初めてジャンプを読んだのは,アニメキン肉マンの連載が雑誌でなされていると聞きつけた時だったと思います。
 その時のジャンプは,キン肉マンだけでなく,北斗の拳,聖戦士星矢,ドラゴンボール,シティハンターなどが連載しておりました。
 それらを目当てに小学校の頃にジャンプを読んだ記憶がありましたが,こち亀と出会ったのは確かその当時についでに読んだというくらいのものでした。
 ただ,当時既に長期連載で,街の本屋に行った時にこち亀の単行本がすごい量並んでいたのはよく覚えています。

 それから,ジャンプの連載陣は様相が変わり,上記の名作が次々と終わる中でダイの大冒険や幽遊白書,るろうに剣心などの新しい作品が次々と誕生していきましたが,そんな中でもこち亀だけは続いていました。
 そして,ワンピースやナルト,ブリーチ,テニスの王子様などのヒット作が始まり,それらの多くも終わる中でも当然あり続けていたのですが,ここでついに終わってしまいます。

 最近のジャンプは,ずいぶん前にナルトが終わり,ニセコイが終わり,ブリーチが終わり,トリコと銀魂は終盤に入ってきまして,次々と人気作品が姿を消していっていますが,その中にまさかこち亀が入ってくるとは予想していませんでした。
 あって当然と思っていたものを失うことは何ともいえない喪失感を感じるもので,言葉に言い表しづらいものがあります。

 こち亀を振り返れば,初めは両さんは荒唐無稽なだけのキャラでしたが,そのうち手先の器用さから料理やIT関連,消費者問題にもつながりうるような悪徳商法などに次々と手を出すキャラになっていきました。
 多少のキャラ変更は連載が長期にわたれば当然あり得る話ですし,別にいいのですが,両さんの子供の頃のエピソード話が昭和30年代のように思われ,一体いくつの設定なのだろうと思ったりすることもありました。

 また,新キャラが次々と生み出されてはそれ以上使われないということもよく見られました。
 中盤まではよく顔を出していた寺井さんなどは最近は全くみませんでしたし,特殊刑事もとりあえず作ってみたがそれ以上はという感じもしました。
 近年のボーカロイド人気に乗じたキャラも出てきましたがそのキャラもあまり登場しませんでした。
 オリンピックの年に起きて仕事をするという日暮さんも今年のオリンピックでは登場せず,ネタに困ることがあれば1話分くらい使えばなと余計なことを考えることもありました。

 話自身は,商売をやろうとして失敗したり,大原部長に無理を強いたり署の体面を汚したりして大原部長が怒鳴り込んだり,人情ものでまとめようとしたりと,バリエーションに富んでいました。
 最近の話で私の中で一番おもしろかったのは,下着泥棒を逮捕した時の下着の並べ方のうんちくを語った回でしょうか。
 ああいったネタをどういうルートで仕入れてくるのかは分かりませんが,それでも休載したことがなかったというのは立派というほかありません。
 ギャグマンガでは,途中の失速はつきもので,うすた京介先生のピューと吹くジャガーも終盤はずいぶん苦しんだのだろうと思われる回が見受けられました。
 こち亀は,ジャガーのようにセンスで大爆笑を誘うという系統ではなく,一定程度のラインの笑いを常時提供するというスタンスでした。
 困った時にはこういう展開という水戸黄門のような公式はいくつかあったものの,それでも時代に応じてネタを展開し続けてきたのは全く見事だと思います。
 しかも,それを休載なしで成し遂げたのですから,冨樫先生は体調の問題はあってももう少し頑張ってもらえないだろうかと切に思ったりするものです。

 デビューから一つの作品でここまで成し遂げた作家というのは希有な存在だと思いますし,歴史に名を残す作品であったことは間違いないと思います。
 今後はどのような展開を見せてくれるのかは分かりませんが,年に数回くらい気が向いた時にはジャンプでまたこち亀を見せてもらえないだろうかと思います。


 最近負けっ放しの阪神ですが,今日はようやく勝って連敗を7で止められました。

 今日は終盤に逆転して勝ちましたが,7回までは1−0で負けており,このまま負けたら情けないなと思っていました。
 それが,何とか原口さんのタイムリーで逆転して何とか勝ちを拾えまして,非常に久方ぶりに勝ちという感覚を思い出しました。
 原口さんは決定力のある打者だと思いますし,阪神には必要な選手です。

 岩貞さんもよくも点が入らない展開で粘り続けてくれたものです。
 確かに投手の仕事としてはどんな展開でも点をとられないことではありますが,それでもヒットは打てても点が入らないというこの決定力のない打線をみていて,よく心が折れなかったと思います。

 一方,8回の帰塁の際に足を痛めた上本さんについては心配です。
 これが足がつった程度のことであればいいのですが,肉離れとなれば今季の復活はかなり厳しいでしょうし,これから勝ち続けなければならない阪神にとっては大きな痛手だと思います。

 阪神は,今日の勝利で横浜さんとの差が4まで縮まりました。
 正直言って,縮まったというよりもずいぶん開いたなという思いの方が強いです。
 一時は0.5まで接近したのに,ここ一番での勝負弱さはどうにかならないのでしょうか。
 気づいたら中日さんとは1ゲーム差で,今日中日さんが勝っていた以上阪神が負けていたらと思うと,本当に嫌な気分になります。
 今日は終盤で何とか勝ちを拾いましたが,これだけ負けが続いていれば今日勝ったのはある意味当然勝たねばなりませんでしたし,むしろ今日負ける寸前だったことが許し難いです。
 このところ情けない試合が続いていますが,これからは今日のように勝っていけると強く期待したいです。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:00

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