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 こんばんは。

 昨日まで日本シリーズで盛り上がっておりましたが,その話は敢えて後回しにして,阪神ファンらしく秋季キャンプの話題から入りたいと思います。

 今日の記事を見ていたら,藤浪さんのクイックが大変速いというものがありました。
 今季25盗塁も許した反省を踏まえてクイックを相当修練しているようです。
 テークバックを極限まで小さくし,タイムは球界最速の久保さんと同じ0秒97を計測したそうです。
 ただ,案の定,球威は落ちてしまっているようです。
 藤浪さんとしては,半分遊びでやったそうですが,タイムは速いほうがいいと話したそうです。

 藤浪さんは器用な投手なのだろうと思うのですが,クイックが速いだけでなく安定感がないと結局狙われてしまうでしょう。
 穴のあるままのクイックでは,走者が出た途端に打者から狙い打ちにされてしまうでしょうし,試しに速く投げられることはいいことだとは思うものの,それと球威,制球をどのようにバランスをとっていくのかが問題だと思います。
 また,今季はフォームの崩れも大きく影響して例年通りの活躍ができませんでしたが,クイックで無理に速く投げようとすることはフォームに影響を及ぼすのではないかということも心配します。
 個人的には,速く投げられるという自信をつけてもらって,その上でクイックを徐々に覚えてもらえたらいいと思っています。

 高山さんですが,1000スイングをしてへろへろになっていました。
 しかも,朝一でウエート,宿舎に帰っても素振りをしていたそうですから,かなり体には堪えたと思います。
 基礎力がなければその上に何を覚えさせようとしても難しいですし,こういう極めて基本的なことは今の時期には大いに必要だと思います。
 ただ,キャンプ初日から飛ばしすぎて怪我がないようにはしてもらいたいものです。
 金本監督としては,彼を将来のクリンアップ候補に据えているだけに相当厳しく鍛えようという意思が強く見られます。
 私も,今季の活躍を見てしまうと,否が応でも期待せざるを得ないですし,しかも久々のドラ1野手の1年目からの活躍ですからやはり夢を見てしまいます。
 それだけに,故障には重々気をつけてもらいたいものです。

 金本監督から準強化選手に指名された板山さんですが,今日は金本監督から密着指導を受けたようです。
 金本監督は,板山さんについて,体つきが変わってきていて,下半身が大きくなっていると評価し,下半身をしっかり使って打てと指導したようです。
 板山さんは,高山さんをライバル視していて,今季1軍で活躍した時期もありました。
 身体能力は高く,走攻守バランスのとれている選手ですから,今後の伸び代が大いに期待されているところです。
 外野としてもそれなりに安定した守備をしていましたが,チーム事情から来季はセカンドやサードでの出場が考えられており,その練習もしていたと聞いています。
 今季上昇している若手の一人ですから,個人的にも大いに期待しているのですが,今季の若手の台頭ぶりを考えれば,高山さんや北條さん,原口さんと比較してしまうと頭一つ出ているとは言い難いです。
 それだけに,来季の活躍を非常に期待していますから,何とかこの時期には高山さん同様基礎力を積み重ねてもらいたいものです。


 さて,昨日までで終わった日本シリーズですが,最終戦は両チームともにミスが多かった試合だと思いました。
 ただ,そのミスをうまく拾えたチームと,そうでなかったチームとで結果が変わってしまったと思います。

 緒方監督自身もおっしゃっていましたが,8回のジャクソンさんの続投は判断ミスでしょう。
 ツーアウトまではぽんぽんととれていたことから,まだいけると踏んだのでしょうが,満塁にまでしてしまったのは問題だったと思います。
 その次の中田さんの打席はあっさりとした押し出しで,これだけ緊迫した試合の勝敗がこんなあっさり決まってしまうのかと残念に思いました。
 しかも,そこでできた流れを断ち切れずに,投手のバースさんにタイムリー,挙げ句レアードさんには満塁打と,おそらく満塁にする直前くらいでもはやジャクソンさんは限界のようだったと思います。
 ただ,これは結果論で,今季何度も助けられたジャクソンさんを頼ったということ自体は致し方なかったと思いますし,ここは仕方のないことでしょう。

 私は,4回に広島さんが代打攻勢で勝負に出た時,正捕手の石原さんに代打を出してしまったことが問題だったのではないかと思っています。
 もちろん,投球は捕手がするものではなく投手の責任ではあるのですが,もしも8回のジャクソンさんの球を受けていたのが正捕手である石原さんであればと思う時もありました。
 これも結果論であり,緒方監督があの場面で代打攻勢で勝負に出たことは選択としてはあり得ることですから,そのすべてを否定するつもりはないのですが,それでも「もしもこうだったら」と思うことが多い試合だったと思います。

 日ハムさんも,エラーで広島さんに得点を与えたり,同点にされた場面でも
捕手が転んでアウトにできなかったりと,色々とミスが多かったと思います。
 ですが,広島さんは,そのミスを生かし切れず,一方日ハムさんは継投ミスを突いてジャクソンさんを打てたというところが大きな違いだったのかなと思いました。

 しかし,このシリーズでは,日ハムさんがゲームを動かす得点をしたのは主に8回ばかりであり,ゲンという意味でも8回の守りは広島さんにとって鬼門だったと思います。
 そう思えばこそ,ジャクソンさん続投は…と思うのですが,こればかりは仕方ないでしょう。

 個人的には黒田さんをもう一度見たかったという気持ちはありますが,黒田さんとしてもシリーズ前に引退発表をした以上はこうなる可能性があることは織り込み済みだったでしょうし,周囲がどうこういうのはよくないと思います。
 ただ,引退試合はしてほしかった,特に最後は地元での登板をさせたかったという気持ちは大いにあり,その点は特に広島ファンの方々は大変心残りであることでしょう。

 ともあれ,日本シリーズも終わり,これからはFAの争いが始まると思います。
 今のところ,陽さんや大島さん,平田さんはFAするか未定のようですが,阪神の注目は糸井さんでしょう。
 読売は山口さんにも狙いを絞るようですが,どのくらいの選手がFA宣言をするのか,色々と楽しみにしております。


 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:43

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