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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,タンザニアで,病院の霊安室に安置された遺体から違法薬物を取り出して盗んだ病院職員2名が逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この事件は,病院職員2名が,霊安室に安置されていた遺体を切り裂き,胃部から違法薬物カプセル32個を取り出してビジネスマンに売却したというものです。
 このビジネスマンが麻薬密売人と見られるものに転売したそうで,これらの者達も逮捕されたそうです。
 遺体の死因は薬物の過剰摂取だったそうで,この職員2名がいる病院に搬送されたということでした。
 記事によれば,薬物の運搬手段として運び屋がよく利用されているところ,運び屋は薬物を詰めた小さな密閉袋を飲み込んだり,胃に挿入したりして薬物を隠して運搬するそうです。
 しかし,薬物入りの袋が胃酸で溶けて運び屋が薬物の過剰摂取に陥るリスクが高く,確実な手段ではないようです。
 この亡くなった男も運び屋だったようで,胃の中に入れていた薬物を過剰摂取したのが死因だったということでした。

 以前からこのような手口については聞いたことはありましたが,今回の件の恐ろしいところは,仮に運び屋が亡くなったとしても,運び屋としての役割は十分に残っていて,それを果たすことが可能であったということでしょう。
 つまり,運び屋そのものが生きていても死んでいても,薬物を運ぶという任務が達成できれば売人にとっては特に問題はないということなのでしょう。
 そう考えると,薬物の密輸ルートの問題は,生きている人だけでなく死体までも問題にしてみないといけないのだろうということなのでしょう。

 このような運び屋が薬物中毒で亡くなるケースはままあったようですが,おそらく病院職員の中に薬物の売買に携わる人達が少なからずいるのではないかと思います。
 というのは,運び屋が胃の中に入れて運搬するのだとすれば,胃から取り出す方法の一つとして,体を切開するという方法は当然あり得る手段であろうと思いますし,その方法は医者の手助けなしにはできないと思われるからです。
 そして,今回の病院にも職員に手助けをしたものがいたということですが,この病院に遺体が搬送されたのが偶然であったならば,そこら中の病院に同じように息のかかった人達が潜伏しているのではないかとも疑わしいところです。

 そう思うと,この問題は非常に根深く,根絶するにはよほどの労力をかけないといけないと思われる問題だと思います。
 日本も他人事ではないことだと思いますし,色々なケースを頭に入れておかねばならないのだろうと思いました。


 阪神ですが,今日も敗戦し,3カード連続で負け越しとなりました。
 首位陥落自体は,この時期ですし,いつかはすると思っていましたから特に問題視はしていないものの,順位よりも最近の負け方には非常に問題意識を感じています。
 3タテを食らっていなかったというのは救いではあるのですが,それでもこのところ一気に調子が悪くなっていて,非常に不安になります。
 これまでができすぎというのもそうかもしれませんが,好調だった日曜日に黒星がつくのはなかなか問題だろうというように思えます。

 負けが込んでいたこの1週間を振り返ると,鳥谷さんの鼻骨骨折,糸井さんの流血と,看板打者2名に災難が降りかかり,藤浪さんも2軍落ちするなど,散々だったという記憶ばかりです。
 何事も好不調の波というものがあり,不調の波がやってきたのだというようには思うのですが,それにしても一気に波が来すぎて戸惑っているという感じでしょうか。

 こんな状態で交流戦に突入するわけですが,ただでさえ例年交流戦で落ちていく傾向にありますから,不安が尽きないというのが事実です。

 とりあえず,今日ので木を見る限り,小野さんは先発ローテーションから外れる可能性が高いでしょう。
 小野さんは,それなりに制球された直球は投げていましたが,死球から崩れてしまった場面等を見ていると,やはりまだ1軍レベルで通用するとはいいがたいと思います。
 藤浪さんも抜けてしまうとなると,誰が入るのか,それがまずもって問題でしょうか。
 今年の阪神は打力が自慢ではありますが,元々阪神は先発投手の能力の高さで勝ちを拾ってきたという面が非常に大きくありますから,先発ローテーションの組み立てというのは目下大きな問題だと思います。
 とりあえず,青柳さんは一応いける算段は立つと考えるとして,2軍で岩貞さんが5回2安打無四球無失点の活躍をしましたから,岩貞さんがあがれるかどうかが問題でしょうか。

 ちなみに,藤浪さんは1軍にあがれるのはまだ先ですが,久保コートの指導を受けたという記事を見ました。
 久保コーチといえば,これまで数多くの投手をものにしてきた実績のある方です。
 最近では,去年ドリスさんが久保コーチの指導を受けてから見違えるように素晴らしくなりました。
 それまでのドリスさんは制球難でしたが,久保コーチの指導を受けてからは阪神の抑え投手として活躍できるようになりました。
 その後,ドリスさんは怪我をしてシーズン後半は脱落してしまいましたが,今季はご存じの通り大活躍しているので,その指導の効果は絶大だと思います。
 藤浪さんといえば,球は素晴らしいものの,制球難に苦しんで自滅する傾向のある選手でした。
 先日の登板では,直球でストライクが入りづらかったことから,置きにいったスライダーを狙い打ちされてしまったという感じでしたが,その点が去年からずっと大きな課題だったと思います。
 もしもその課題を克服できれば,まごう事なき日本のエースになれる存在だと思っています。
 久保コーチのこれまでの実績で,何とか藤浪さんを復活させてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:11

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