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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,オーストラリアの,細菌で生殖不能にした雄の蚊を放つ実験に関するものがあったので,取り上げてみました。

 この実験の目的は,デング熱などの感染症を媒介する蚊の繁殖を抑えるためのものです。
 オーストラリアの大学の実験室で繁殖させた数百万匹の蚊に,生殖不能になる細菌を感染させました。
 そして,これらの蚊をある地域の屋外実験区画に放出したところ,放出されたかは3ヶ月にわたり雌と交配したということでした。
 雌は産卵したものの,卵はふ化しなかったということで,結果として個体数が激減したということでした。
 この実験をした方は,実験の成功は大きな進歩と述べ,この種類の蚊が生命と健康に脅威を与えている他の地域で,このアプローチがどのように適用されていくのか見るのが非常に楽しみだと語ったということです。
 これまでも不妊注放飼法技術は使われてきたものの,効果を上げるには人工的に繁殖させた蚊から雌を除去して雄だけを選び,大量の雄の蚊を放出させなければならなかったということです。
 今回の実験では,グーグル親会社傘下の企業が,自社の国際デング熱プロジェクトの一環として開発したかの飼育,雌雄分別,放出技術が用いられたということでした。

 これまでもこのような話は聞いたことがありましたが,今回のように成功した事例は確かにあまり聞いたことがないような気がします。
 今回の成功事例は,今後一つの手法として,蚊などの害虫に悩まされる地域で導入が検討されるのでしょう。

 ただ,心配は,このように一つの個体だけ数が減少することで生態系が崩れるのではないかということです。
 蚊は,人間にとっては害虫でも,他の生物にとっては重要なポジションを占める可能性もあり,そのような蚊が激減することは食物連鎖に影響を及ぼす可能性はどうなのかと思います。
 おそらく,今回の実験は,そのことも意識し,検討した上でなされているものでしょうし,今後他の地域で導入するにしてもその点を意識して導入すべきかを決めるのでしょうが,やはり人為的に特定の個体数を減少させることについては不安があります。

 また,種の保存のため,突然変異などで,この細菌を受け付けない雄の蚊が多く登場したりするようなことはないのだろうかとも気になります。
 とかく,人間がどうこうできる領域は世界の中でも多くないように思われ,今回の件についても下手にいじってしまったがためにより大きな問題が生じることになったりはしないかなどとも気になるものです。

 ただ,そのようなことを気にしすぎていては技術の進歩などないのかもしれません。
 まずは小規模なものから実験を繰り返し,影響等も考慮しながら広めていくのでしょうから,実験を始めたばかりの現段階で過剰に恐れていては進歩がなくなるのかもしれません。
 技術自体に善悪はないですから,まずは進歩すべき努力し,それを使うかは後日検討するというのはよいのかもしれません。


 1軍の試合を実施できない阪神ですが,その分2軍戦でいろいろと試せており,長い夏休みというわけではないようです。

 昨日は藤浪さんが登板し,3回を1安打無失点と好投しました。
 ストレートの最速は154キロとまずまずで,四球は2つあったものの,3回38球であれば基本的に制球はそこまで荒れなかったのだろうと思います。
 また,三振も3つと非常に効率が良く,2軍戦とはいえこの出来ならば今後は期待できそうな気がします。
 金本監督は,藤浪さんに後半戦挽回して2桁勝ってほしいといっているそうですが,過剰に期待をするつもりはありません。
 今の藤浪さんにとっては,一つ一つ着実に積み上げていくことが大事でしょうから,いきなり大きな数字を示すのではなく,手近な目標から達成できるように見守りたいと思います。

 2軍戦では,1軍選手を出している以上はそれなりに活躍してくれているのですが,ナバーロさんはずいぶん目立っているようです。
 一昨日は来日1号を放ち,昨日は猛打賞ですから,状態はよいようです。
 打った球は外角直球,内角変化球と外にも内にもそれなりに対応できているようで,ロサリオさんが苦しんだコースの問題は今のところは顔を出していないようです。
 問題は,他球団が一巡して対策を練り始めた時に活躍できるかどうかでしょうが,ひとまずは打てる時に打ってもらうのが大事でしょう。

 ロサリオさんも,一昨日は2安打,昨日は3打数1安打と復調しているように思え,決して悪くはないと思います。
 問題は,外角の変化球に対する対応がどのように変わってきているのかでしょうから,今はまだ合格点を出すわけにはいきませんが,素材はいいだけに後は技術的対応がどうなるか,そこを期待したいところです。

 とりあえず,2軍戦を見ている限りでは,各選手の仕上がりは上々のように思えます。
 あとは,この調子を後半戦でどのように出していけるかです。
 最近の傾向では,先発投手はいい仕事をするものの,中継ぎと打線がいまいちという状況が続いており,これを打開できないと阪神はいつまで経っても上位をキープして勝てるチームにはなれないと思います。
 広島さん以外はあまり強くない現状では,阪神は並列的に他の5チームと並べており,このままであればある程度の状態でクライマックスまでいけてしまいそうです。
 しかし,それは来季以降を考える上であまりにもよろしくないため,ここで踏ん張って本当に強いチームになってもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:46

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