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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,東京オリンピックのドーピング検査補助の求人に関するものがあったので,取り上げてみました。

 これを見てみると,必須条件として薬剤師とスポーツファーマシストの資格を有することとされているほか,募集人数が5000人,勤務期間は2020年の7月24日から8月9日まで,勤務時間は午前9時から午後6時で1時間の休憩あり,給与については時給0円,交通費は上限1000円で支給ありということでした。

 これまでオリンピック運営のために大人数のボランティアを募集している話を目にしていて,非常に難しいだろうと思っていましたが,これはもっと難しいように思います。

 これまで募集していたところでは,観客や関係者の案内要員として2万人前後,競技の運営サポートとして1万5000人前後,会場間の移動サポートとして1万人前後,その他大勢がいわれており,これらすらどのように人を確保するのかと思っていました。
 技術的な要素が少ない案内等であれば,いろいろな理屈を付けて学生等を動員することも考えられるかもしれませんが,車の運転や外国語でのコミュニケーション等の技術や資格を要するものについては全てを学生等にゆだねるわけにもいかないでしょう。
 しかも,これらの作業については原則無償のようで,日常的に仕事をしている人達がボランティアのために仕事を休むという状況は,自身の仕事や生活を保証してくれるものもないわけで,人を集めることは極めて至難ではないかと思っていました。

 そして,今度はドーピング検査補助という競技の結果さえ左右する仕事について,これだけの多人数を無償で募集するというのは,人は集まらないのではないかと強く危惧します。
 というか,そもそもこれだけ重要な作業について,無償でお願いするとすれば,その結果は無責任になってしまう可能性はないのでしょうか。
 無償で作業をしている人達が無責任だと述べるつもりはありませんが,有償で仕事をしている人達は一般的に責任感をもって対応しますので,それとの比較の問題です。
 このような重要なポジション,しかも精緻な結果,公平な立場を求める中で,そのような立場の人材を無償で済まそうというのは,非常に甘い考えなのではないでしょうか。

 オリンピック委員会は,ボランティア参集の動機についてやりがいを前提に説明していると聞いております。
 確かにやりがいという要素は大きいと思います。
 世界的なイベントに携われたという実績は,今後の人生における自信となるでしょうし,それは一つの財産となることは全くその通りだと思います。
 ただ,やりがいがあるからといって,目の前にある仕事や生活を脇に置いて,それなりの長期間ボランティアに従事できる高度な人材はどれだけいるのでしょうか。
 オリンピックの予算は,当初より極めて多額になったという話ですが,例えば競技場の建設作業を担当するゼネコンに対してもやりがいを強調して,無償もしくは極めて安価でやってもらえないものかと意地悪いことも考えてしまいます。
 今の段階では何とも言い難いですが,現時点での募集内容等を見ていると,ずいぶん楽観的な考えで動いているのかなと思いました。


 読売に3タテを食らった阪神ですが,昨日今日と勝利しました。
 しかも,昨日今日の勝利は,いずれもホームランで大きく引き離す形のものだったことが特徴的でした。

 今日の勝利は大差ですから,ある程度流れが出来た後で大量点をとった点については,流れによるものと評価したいと思います。
 そうすると,流れを作ったのは誰かというのが問題ですが,そのうちの一人はロサリオさんだったと思います。

 ロサリオさんは,これまで外角の変化球攻めに大変苦しんでおり,ほとんど対応できずに多くの批判を受けておりました。
 しかし,二軍で,外の変化球を捨てるくらいの扱いで極力振らずに対応するようにスタイルを変えたところで,それなりに打てるようになってきたと思います。

 これまで暑い季節になったら打つといわれていましたから,今の活躍は季節の影響なのかもしれませんが,私としては二軍でしっかりと外の変化球対策をしてきたからこその今なのではないかと思っています。
 このところのロサリオさんとの対戦での配球を見ていると,今までのような外角一辺倒の攻めではないところが,他球団もロサリオさんを今までと違う選手として見られている証拠だろうと思っています。

 そして,今日のロサリオさんは,ど真ん中の球をホームランに仕留めましたが,苦手なコースは捨てて失投を確実に捉えるというのが本来ロサリオさんにもっとも求めていた要素だと思っていたので,ついにこのようにやってくれたかと感動すら覚えました。

 ただ,今日は,阪神のお得意様である横浜さんと,横浜スタジアムでの試合だったからこそここまでの活躍ができたという可能性も否定できません。
 そうなると,ロサリオさんは非常に良くやってくれたと思いますが,少なくとも次のカードでどのくらいの活躍を見せてくれるか,あと6試合くらいは様子を見てみたい気がします。

 とはいえ,もしもロサリオさんが復活してくれれば,打線のてこ入れはかなり出来てくると思いますし,あとは中継ぎの運用をどのようにやっていくかによって,阪神は一気にAクラス争いに参加できるチームになれると思います。
 それだけロサリオさんという長距離砲の意義は大きく,裏を返せば前半戦は期待を裏切られたというべきでしょうか。
 ただ,二軍に行ってからは割とよくできていましたし,やはり頑固に一軍で使い続けたこと,一軍のコーチ陣がロサリオさんにうまく対処できなかったことがこれまでロサリオさんを低迷させしめた要因なのではと思います。
 もしもそうであれば,仮に阪神が今季にそれなりにいい成績を挙げられたとしても,少なくとも一軍コーチ陣の人事見直しはすべきかと思いました。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:59

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