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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,スマホゲームのレベル上げ代行業をしていた男が,客のアカウントを乗っ取って逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 男は,ソーシャルゲームのレベル上げを代行する仕事をしているということですが,この仕事の内容というのは顧客からアカウントとパスワードを教わってレベルを上げるというものだそうです。
 男は,ゲームのキャラクターの育成の依頼を受け,客からアカウントとパスワードを教わったものの,勝手にパスワードを変更してアカウントを乗っ取ってしまったということでした。これが不正アクセス禁止法違反に当たり,逮捕されたということです。
 警察によれば,男は,過去4年間でおよそ2万件の依頼を受け,1500万円程度の報酬をうけたということです。
 また,男は,逮捕容疑を認めた上で,乗っ取りは200件ほど行った,より収益を上げるためにレベルの高いゲームデータが必要だったと供述しているということです。

 私もゲームが好きで,昔はよくやっていたのですが,残念ながら最近はそんな時間もありません。
 RPGなども好んでやっていましたが,その中でのレベル上げという作業は始めるまでが非常に苦痛です。
 特に面白くもない作業の繰り返しで,それをどのくらい続けなければならないのか,なぜゲームなのにつまらない作業を続ける必要があるのかということを何度も思ったものです。
 しかし,実際始めてみて強くなってくると,やりがいを感じるもので,そのやりがいこそがゲームのおもしろみであるとも思えます。
 これは勉強も同じもので,始める前は極めて苦痛であるものの,実際始めてみてそれなりに目に見える成果が出てくると,その結果がやりがいとなって続けようという気持ちになります。
 そのため,レベル上げも勉強も根気の作業であり,始めるまでが極めて苦痛であるものの,それをある程度やるとさらに続けようという好循環が生まれるという意味では一緒であろうと思います。

 そんなレベル上げ,実際始めるまでは相当苦痛ですから,他人に任せてゲームのおいしいところだけ吸い上げたいと考える気持ちはよくわかるもので,そういった意味ではレベル上げ代行業という仕事は初めて聞いたものの,その存在意義はよくわかります。
 ただ,おいしいところだけつまみ食うならば,別にそのゲームでなくてもいいと思われ,個人的にはそこにお金をかけてまでそのゲームがやりたいものだろうかと思うところはあります。
 こればかりは人それぞれですから何ともいえないものがありますから,このサービスをありがたいと思う人も多かったということでしょう。
 そうでなければ,4年で2万件,1年ごとに5000件という依頼はやってこないでしょう。

 一方,この男ですが,1500万円という額面を見ると高額だと思うものの,1年当たり375万円ということになります。
 その上で,1年当たり5000件とすると,1日当たり約14件ということになりますから,年中無休で他人のゲームを14件ずつ捌いて年収375万円という計算になるのでしょう。
 ゲームがよほど好きであれば別にいいのかもしれませんが,休みなく捌き続けてこの報酬額というのはなかなかに大変だというように思います。
 さらに,おそらく男はこの仕事で税金を納めていなかったでしょうから,本件を契機に脱税が発覚すれば,脱税にまつわる責任を負うことになると思われ,経済的にもさらに厳しい状況に置かれるのではないかと想像します。
 こう考えると,レベル上げ代行業という仕事は,中学生の自分であればなかなか魅力的に感じたかも知れませんが,実際にやってみようとするとかなり大変な仕事なように思います。
 しかも,アカウント乗っ取りをやって仕事をとってきてこのような状態ですから,逮捕される直前くらいは本当に苦しかったのではないかと想像します。
 そうすると,やはりこの世には楽な仕事なんてないのだなとしみじみ思いました。


 今朝,FA宣言している西さんが阪神入りというスポーツ紙の報道が出ましたが,その後西さん本人において,まだ決断していないと報道を打ち消す意見を出されました。

 みんなまだかまだかと期待していることはよくわかっていますが,スポーツ紙がこういった飛ばしの記事を出すのは非常に困ったものです。
 特に,これで得をする人がいないというのが問題です。

 阪神にしてみると,誤報とわかった段階で落胆しましたし,西さんから直接打ち消す意見が敢えて出された段階で可能性が低いのではないかと心配するようになったと思います。

 オリックスさんやソフトバンクさん,横浜さんにしても,誤報かも知れない問題で緊張が走ったと思います。

 西さんにしてみれば,仮に阪神に来ようと思っているならばここで打ち消す意見を出さずになし崩し的に阪神に来てもいいだろうと見られるでしょうから,この意見を出したことで事実上阪神の可能性が低いのではないかと邪推されることになり,今後の決断に影響することもありうると思います。
 加えて,阪神という人気球団が絡むからこそこういった飛ばし記事が出るのではと考えられてしまえば,西さんの立場になると,阪神に関われば今後もこういった飛ばし記事がでることもあり得ると思われてしまえば,阪神を敬遠しようという可能性もあるでしょうから,この騒動は特に阪神にマイナスにはなってもプラスにはならなかったと思います。

 敢えていうまでもないものの,ニュースには速報性が重要なことは間違いないのですが,正確性が大前提であり,正確な情報に速報性があるからこそ価値が高まるのだと思います。
 今回の件は,そういった意味では,あるスポーツ紙がとびだしてしまったのだと思いますが,それがどういった影響を与えるのかということを今一度見直してもらいたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:19

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