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 こんばんは。


 今日、高野連等がセンバツ高校野球の運営委員会を開いたというニュースがあったので、取り上げてみました。

 ここでは、新型コロナウイルス肺炎の感染拡大を受け、先日政府からイベント等の開催自粛の要請があったことがあったことも背景に、その開催をどうするかということが話し合われたということでした。
 その結果、無観客での開催の方針を決めて調整するということです。
 今月11日に改めて臨時の運営委員会を開き、そこで無観客での開催か中止かの最終判断を行うということです。

 このところ様々やスポーツや興行イベントが中止ないし延期されておりますから、センバツもその対象になると思っていただけに、案の上とは思いました。
 しかし、それでも高校球児にとっては、年に2回の甲子園の舞台に立つ機会のうちの一つであるだけに、非常に重要な問題であり、このことは大きな懸念材料であったことでしょう。
 高校野球は、ただの高校の部活動の域を超えて国民的行事になりつつあるところですから、他のイベント等が延期や中止になっても高校野球はどうなのかということが一つの視点になっていたかと思います。

 そして、話し合いの結果、原則無観客での開催で、場合によっては中止ということになったということです。
 ただ、現時点ですでに開催まで2週間足らずという状況ですから、選手たちにとっては今日方針を決めてもらわないと、大会に向けたコンディションの準備だけでなく、宿泊先等の準備も含めて問題であったと思います。
 それだけに、ギリギリまで状況を見て判断したいというもくろみがあったとしても、関係者としては決断を1週間先延ばしにされたという印象の方が強いような気がして、率直に困ったと思っているのではないかと思いました。

 大会運営側にとっては、無観客というのは、大会の盛り上がりという要素のほか、興行収入の問題もあるでしょうから、実際これで赤字になってしまうのかどうかというのは気になるところではあります。
 運営側にとって、無観客での開催と中止ではどちらがよいのかはわかりませんが、一方でこれだけの国民的行事の開催運営ともなれば、そういった利益計算以外に社会的道義的責任も生じるのでしょうから、なかなか苦しい検討だったのではというように想像します。
 利益にならないならば中止とするならば、球児の夢との問題で社会的責任の観点からの非難はあり得るでしょうし、そういった意味で間をとったということではないかと思われます。

 気がかりなのは、無観客開催の場合の感染の可能性がどのようなものかです。
 基本的に、観客がいないわけですから、球場や周辺の交通機関を観客が利用することによる感染はないのでしょう。
 また、球児の大半はバスで移動すると思われ、球児同士の感染リスクはあるのでしょうが、野球部関係者以外からの感染リスクはないのだろうと思います。
 ほかにはマスコミ関係者が球場に来るのでしょうが、そのくらいの人数であれば、あの規模の屋外球場において感染を気にし始めるならば、そもそも公共交通機関をすべてストップさせた方が合理的なくらいのようにも思われます。
 現時点ではほかにあまり思いつかないのですが、そうなると内部関係者からの感染の可能性は否定できないとしても、そこまでリスクは高くないのだろうなと思います。
 もしかしたらファンが球場外に来て雰囲気を楽しもうとするかもしれませんが、そればかりはもはや運営側に責任があると言っていいのかわからないレベルの話というべきでしょうか。

 出場する関係者にしてみれば、来週まで最終判断がないというのは大変困ったことだと思うのですが、それでも運営側が利益を度外視してギリギリまで開催をさせたいと願っているという意図の下だと考えれば、それを善意的に解釈すべきなのだろうかと思いました。
 時期も政府の語っている2週間を過ぎているものですので、そこまでリスクが高くないのであれば、できれば開催してもらえた方がいいのかなと思いました。


 去年阪神で活躍したジョンソンさんが、阪神について語りました。
 内容としては、日本での成功について、バックが本当にいいプレーをしたということで、梅野さんや近本さん、木浪さん、北條さん、大山さんらの名前を挙げたということでした。

 この記事を見ていて、ジョンソンさんの性格の良さを感じました。
 もちろん、日本での活躍があればこそメジャーに所属できるようになったと考えれば、日本野球にある程度感謝をすることは理解できるところです。
 ですが、去年の阪神の守備の問題、特に内野守備の問題を思い出せば、よく内野に助けられたという趣旨の話をできるものだと思いました。
 確か、木浪さん、北條さん、大山さんの失策数はあわせて47ということですから、正直言って足を引っ張られたという感想を持つ可能性の方が高いのではと思ったのでした。
 悪意を持って記事を見ると、ジョンソンさんが挙げた名前が、まず捕手の梅野さん、そして外野手の近本さんを挙げた上で、その後に内野手の面々を挙げたというのが、もしかしたら恩義を感じているのが内野手よりもその他のメンバーの方が大きいのではと勘ぐってしまうところです。
 ジョンソンさんが善意でこのようなコメントしているのにこういう考えをすること自体がよくないことだというのはわかっているのですが、それでも昨年の阪神の守備は酷すぎました。

 今季は多少よくなっているのかと期待してはいるのですが、キャンプからオープン戦を見ている限りではよくなったといえるのかなんともいえません。
 本当に守備についてはいろいろと思うところがあるので、今年こそは他球団に勝らなくても極端に劣ることはないものを見せてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:53

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