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2020.04.07 Tuesday
 こんばんは。


 今日、かねてからいわれていた緊急事態宣言が発令されました。

 緊急事態宣言の性質が感染者の拡大防止にあるとすれば、このところのコロナウイルス感染症の感染者数を考えると遅すぎたと言われておりますが、一方で権利制約等の観点を考えてその判断に迷いがあったということも理解できなくはありません。
 現時点ではこの緊急事態宣言を当然のことと迎え入れる雰囲気が多くありますが、一方でこれに根強く問題意識を持つ人がいることも忘れてはいけないのだろうと思いました。

 その上で、実際これが出たところで一般の人たちの生活に大きな規制がかかるわけではないのですが、この宣言を受けて多くの店舗等が自粛の動きを見せているということで、その影響を受けて生活に影響が出るということなのでしょう。
 実際、この宣言が予想されるということで、今日は多くの大企業においてテレワークを導入するという話が出ているようで、中には営業職なのにテレワークとはこれいかにと悩む人も出ているようにも思いました。
 また、私の仕事の関係でいえば、今週来週で予定されていた裁判期日が次々と延期にするという裁判所からの連絡があり、おそらく日本各地の裁判所を含めたお役所関係の動きも一変させられる状況ではないかと想像します。
 このように、世の中の当然動いていると思っていた場所が動いていないというのは、一般人にとっても想像以上に制約を感じるように思われ、さらに世の中の雰囲気も自粛一色に変わるのだろうと思います。
 日本は空気を読む文化ですから、このような雰囲気が広がることで、皆が空気を察して自粛していくという方向に行くように思われ、自粛しないと悪目立ちするという状況が作り上げられていくのだろうと思われます。
 外食産業やエンタメ産業などは、自粛が前提だとどうしようもなくなってしまうわけですが、とはいえ自分だけ営業をしていても客がどこまで来るのかもわからず、非常に苦しい状況であろうと想像します。

 と、いろいろと考えていると、この緊急事態宣言は、外出禁止に関する罰則等がないため、はじめは割と緩いものであろうと思っていたのですが、こうしていろいろなところがやっていないとなれば、雰囲気が引き締まり、外出できる雰囲気ではなくなるという意味で、存外効果のあるものではなかろうかと思っています。
 ただ、それだけ効果があるだけに、まさに緊急事態以外に許されるものではないと思いますし、制度として存在するとしても今回の問題以降で実際使いどころのある制度なのかというのは若干気になるところではあります。

 緊急事態宣言の期間としては、ひとまず5月6日までとされておりますが、連休を含む判断は仕方なかったのでしょう。
 今の感染者数増大の契機と言われるのは3月の3連休の緩みですが、ゴールデンウィークとなればその契機には十分なり得るものでしょうから、この期間を緊急事態宣言に含めないという判断はなかったのだろうと思います。
 そして、連休を含み、きりよく1ヶ月と考えたときに、今日を宣言発令の日と選んだとすれば、ここまで引っ張った理由も一応説明ができるということでしょうか。

 問題は、この事態がいつまで続くのかですが、こればかりはなんとも言いがたいところです。
 実際、ある程度収束したとしても、これだけ感染力が強いとなれば、油断するとまた第2第3の感染爆発は生じかねません。
 また、国内である程度収束しても、海外で感染が拡大していれば、そこから持ち込まれることで同じように問題になることもあるでしょう。
 少なくとも国民の大多数の身の危険がある状況を回避するという限定的な措置というのがこの緊急事態宣言であるならば、まだ先を見通すには早すぎるということなのでしょうか。

 同時に気になるのは海外の感染の動きで、海外でこれが広がりつつあり、これから本格的に拡大するとなれば、多くの貿易も滞るのでしょう。
 そうなれば、特に輸入する食料品については非常に問題になるでしょうし、現時点で別のルートなどを開拓しなければ近い将来このことが大きな問題になりかねないのではないかと気になっています。

 あと、ここで述べるとすればプロ野球のことですが、おそらく5月まで緊急事態宣言が続くならば、5月中に開幕を迎えることは極めて難しいのではないかと思われます。
 もしも思惑通り5月6日までにある程度収束の見通しが立てば、6月に開幕を迎えられるかもしれませんが、それでも観客をどれだけ入れて興行ができるかは難しいのだろうと思われます。

 阪神は、藤浪さんが退院したということですが、そのような朗報があったとしても阪神全体の緩みの問題はもはや野球界全体の問題となってしまいましたし、これからの対応が非常に難しいところでしょう。
 これからよほど引き締めを図るということでなければ、ファンの理解を得てこれまでと同じような活動をするのは難しいのだろうと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:25

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