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2023.11.01 Wednesday
 こんばんは。


 日本シリーズ阪神オリックス戦が催されていますが、阪神1勝2敗で迎えた本日の試合は、最終的に大山さんのサヨナラヒットで勝ちました。

 今日の試合はまさに辛勝という言葉がふさわしい、苦しい試合でした。
 阪神は途中まで2点リードだったものの、佐藤さんのエラーから一気に同点まで追いつかれました。
 この場面では明らかにオリックスさんに流れが来ていたため、ここでさらに得点されてしまえば負けが濃厚でした。このような場面での大量失点は2戦目3戦目で見ましたし、この場面で流れを断ちきれなければこれまで負けた試合と同様に転落することが目に見えているという絶体絶命の展開でした。
 その非常事態を桐敷さんから代わった石井さんが何とか抑え込み、阪神に流れが来ると思いました。
 その裏では、阪神がノーアウト1塁2塁という大チャンスを迎えたにもかかわらず、中野さんのバント失敗で流れを手放しました。
 その後、阪神はまたしても絶体絶命の場面を迎えましたが、今日1軍に合流した湯浅さんがこのピンチを1球で切り抜けるという大活躍をしました。
 そして9回裏、1アウト3塁から中島監督が2者連続敬遠で大山さんを迎えて勝負の場面が到来しました。
 そして、大山さんがここで打つしかないという場面で見事に大仕事を遂げて勝利を収めました。

 とにかく見ていてしんどい試合でしたが、その原因は両チームともにチャンスを迎えつつも決めきれなかったということにあろうかと思います。
 このシリーズでは、これまで四球やエラーなどのミスをした方が流れを手放して大量失点するということが多かったと思います。
 今日の佐藤さんのエラーなどが象徴するエラーだったと思いますが、そのようなミスが発生したにもかかわらず両チームとも積極的な采配で乗り切ったという感じでした。
 阪神にしてみれば今日負けてしまうと1勝3敗で一気に王手に追い込まれてしまいますから、今日は絶対に勝たねばならない試合でした。
 オリックスさんにとっても、阪神を突き放すためには今日はどうしても勝ちたい試合だったと思います。
 それだけに、7回以降の両チームの采配はとにかく1点をとったら、とられたらシリーズは終わりという緊張感の下で繰り広げられていたと思います。
 今日阪神が負けていたら終わりという緊張感が、しんどい試合展開と相まって見ている側にとって非常に窮屈な試合になっていたと思います。

 そんな中で、今日は特に岡田采配が非常に光りました。
 結果論でいえば、佐藤さんを懲罰交代させたことによって、その後釜に座った糸原さんが非常によい活躍をしてくれまして、結果的に勝利につながったと思います。
 また、投手交代も、ここで変えなければ流れを持って行かれるという絶体絶命の場面では的確に決まったと思います。特に、湯浅さんがここで来たかというのは非常にしびれました。
 最終的には、中島監督が制球が悪くてストレートばかりを投げるワゲスパックさんを満塁策にした後も登板させ続けたことが阪神の勝因だったとは思いますが、そこに至る経緯は岡田采配が大いに影響していると思いました。

 阪神にしてみれば、どうしても勝たねばならない試合をとれたことで、明日に向けての弾みも付けられたのではと思います。
 また、今日の試合まででオリックスさんは宇田川さんを、阪神は桐敷さん、石井さんを明日の試合で使えなくなってしまったものの、阪神はまだ湯浅さんと岩崎さんを使えますから、中継ぎ投手陣を見れば阪神は俄然有利ではないかと思います。
 ただ、今日の試合を振り返れば、とにかくあってはならないミスが多かったため、この点を明日までにどのくらい修正できるのかが問題ではないかと思います。
 とはいえ、そのミスは両チームに同様に見られ、両チームの構成や強み、今日までの4試合の総得点が16−16であることを見ても、本当に両チームの戦力は五分なのだと改めて思います。
 それだけに、とにかくミスをしないことを徹底できた方が有利になると思って取り組んでほしいところです。

 そうなると、阪神としては、明日も佐藤さんを起用するのかは問題でしょう。
 佐藤さんのパンチ力は魅力ですが、短期決戦においてはハマる選手を起用すべきと思うと、今日の糸原さんを見てしまうと明日のサードは糸原さんもありなのではと思ってしまいます。

 また、明日の阪神先発は大竹さんです。
 大竹さんはもともとパリーグの投手でしたが、その当時はあまりパリーグの打者を得意としていなかった印象なので、果たして明日は大竹さんがシーズン通りの活躍をしてくれるのかということも大きなポイントのように思います。
 大竹さんがハマってくれるならばありがたいですが、もしも厳しそうであれば早々にスイッチすることも選択肢に入れるべきでしょう。

 とにかく、今日の勝利によって阪神は大分楽になったと思います。
 両チームの戦力を考えればまだまだ厳しい戦いは続くと思うものの、きっと今日より明日以降の方が楽しませてくれると思いますので、明日からも楽しみにしたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:34

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