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 こんばんは。


 先日阪神は日本一となりましたが、その立役者の一人として大きく日本一に貢献したノイジーさんの去就に関する記事を見ました。

 ノイジーさんの貢献といえば、日本シリーズの6戦目の先制ホームラン、7戦目の先制スリーランホームランでしょう。
 特に、7戦目のホームランは、負けたら最後という崖っぷちのところからの一発であり、この一発が大きく勝利に向けた流れを作ったものということに疑いはありませんから、またに日本一に大きく貢献する一打だったといって差し支えないものでしょう。
 この日本シリーズの活躍を思えば、ノイジーさんには来季も阪神で活躍してほしいと思うのは当然ありうることと思います。

 一方、ノイジーさんのシーズンの成績は打率2割4分、ホームラン9本ということで、残念ながら期待されたレベルには届かなかったと思います。
 もともとノイジーさんはホームランバッターとして期待されていた選手ではなく、マートンさんのようなアベレージヒッターとしての活躍が期待されていた選手でしたから、ホームランの数が少ないのは想定内としても打率は少なくとも2割8分に達しないと期待に応えたとは言いがたいと思います。
 ノイジーさんといえば、強肩の選手であり、それは捕殺の数が物語っています。また、その捕殺の数の影響で、走者が次の塁に進むことを躊躇ったというシーンは多くあったと思います。
 もちろん外野手としてのノイジーさんが期待以上の活躍をしてくれたことはありがたいものの、結局ノイジーさんを招いた理由は打撃であり、その打撃面において期待に応えられなかった、しかも相当数出場しましたから出場機会が限られていたということもありませんでしたから、もはやこの打撃が実力と評価すべきなのかも知れません。

 一方、今季の日本シリーズの活躍を見るに、変化球を打つことには長けていて、その技術力によって来季こそ日本のストライクゾーンに対応可能なのではという意見もあります。
 実際、日本のストライクゾーンに対応してくれるならば、強肩と相まってノイジーさんを起用したいということは間違いないでしょう。

 また、ノイジーさんが日本シリーズにおける貢献者であることに疑いはありませんし、そのような貢献者を解雇するのかというのはどうかというようにも思います。

 しかし、そこで問題になるのは1億8000万円とも言われる高額年俸だと思います。
 今年を思えば、シーズン中の活躍は正直言ってこの年俸に及ばなかったと思います。
 ですが、日本シリーズ7戦目のホームランは1本でこの金額の価値はあったと思われ、今季について総じて見ればこの年俸に見合う活躍だったとも考えられます。
 とはいえ、来季も同様の活躍をしてくれるのかは不明であり、そのような選手に高額年俸を支払うべきかは大変悩ましいです。
 特に、今季は日本一になりましたから、活躍した多くの選手の年俸は増額すると思われ、そうなるとノイジーさんの年俸を他者の増額分に回したいという考え方もなくはないかも知れません。

 個人的には、ノイジーさんがこれだけ活躍してくれたこと、来季に日本野球に対応する可能性があることを考えれば、残留してもらえたらとは思います。
 ですが、シーズン中の数字等を考えると、残留の条件は年俸の減少だろうと思います。
 ノイジーさん側の立場に立てば、優勝の立役者なのだからむしろ増額すべきと考えることはよく理解できますが、やはり来季の活躍の見込みを考えると増額は難しく、どんなによくても現状維持、できれば相当額を減額したいというところでしょうか。

 この数年の阪神の外国人助っ人を思い返すと、打者はあまりよくなかったという記憶です。
 それだけに、また博打的に新外国人を模索する考えもなくはないものの、今季の数値から一応の計算の立つノイジーさんを残留させることに阪神の利益がなくはありません。
 ただ、ビジネスである以上、金額に見合う価値という問題は切っても切り離せませんし、この点の評価が最も難しいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:33

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