こんばんは。
先日青柳さんのマイナー契約について言及しましたが、同じく藤浪さんもマリナーズとマイナー契約を締結したということで、取り上げてみました。
藤浪さんは、アピールもかねてプエルトリコのウインターリーグに参加していましたが、そこでは6試合に登板して0勝1敗、防御率3.05、24奪三振、奪三振率10.45という記録でした。
その成果もあってか、最終的にマリナーズとマイナー契約に至ったということでした。
ウインターリーグの成績を見る限り、最終的なものはなかなかよいものだったと思いますが、内容としてはよい試合と崩れてしまった試合がない交ぜになっていて、安定した活躍というには難しいものだったと思います。
一方、活躍した試合を見れば、相応以上のものであったというべきであり、特に相変わらずの直球のキレと奪三振率をみれば、やはり調子のいいときは手の付けられない活躍をするということが確認できました。
これまで何回もいってきましたが、藤浪さんは調子の良し悪しで活躍の程度が大きく異なる投手であり、調子のよいときはメジャーリーガーにも十分通用するものの、一旦制球が崩れ始めると自ら立て直すことができません。
そして、崩れるときは全く前触れもなく、打席ごとですらなく、一球ごとにどうなのかということが問題になっています。
それだけ、魅力がある一方で扱いに大変困る投手でもあり、藤浪さんを起用するのであれば中継ぎで、かつ崩れ始める兆候が見えたときに直ちに交代するというように考えることが肝要であると思っています。
そうなると、藤浪さん起用の際にはバックアップをできる投手を一人準備しておく必要があることから、中継ぎ投手に余裕があるチームでなければ効果的に起用することが難しいという問題があると思われます。
このため、獲得要件を満たす球団が限られていることが藤浪さんの所属球団を探す際に難しい問題となるとは思うものの、このロマンを感じる場合には獲得して損はしない投手であるとも思います。
今回の藤浪さんのマイナー契約のニュースを見ていて、藤浪さんの長所の一つはその精神力であると思いました。
はっきり言って、藤浪さんの状況は日本にいたときからあまり変わっていないと思いますが、アメリカに渡ってからそれなりにいい時期もあったものの、多くの時期で苦しんでいるという印象です。
最近の日本からアメリカに渡った選手の中には、有原さんや上沢さんのように早々に帰国を考える方もいるところ、藤浪さんは日本に帰るという選択肢を選びません。
帰国する方は、自分の活躍の場を求めていたのでしょうし、その選択を決して責めるつもりはありませんが、藤浪さんについては苦しい思いをしたとしてもメジャーを目指して食らいつき続けており、こういった精神面の強さは目を見張るものがあります。
こういった強さがあればこそ、今後活躍の可能性もあるのだろうと思いますし、私としては苦しみつつも最終的に一流のメジャーリーガーに対していい勝負をする藤浪さんを見てみたいと心から思っています。
とにかく、ここからメジャーに昇格することを楽しみにしたいと思います。
また思いついたら書きます。ではでは。
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