こんばんは。
今日の記事を見ていたら、アメリカで、12歳の選手が、ホームランを放った後にバットフリップをしたということで、審判からスポーツマンシップに欠ける行為に当たるとして退場処分と1試合出場停止を科されたというものがあったので、取り上げてみました。
記事によれば、少年は、ホームランを打った直後、歓喜のあまりバットを高く放り投げたということでした。
審判は、即座に退場を宣告し、さらに1試合出場停止処分を科したということでした。
これによって、少年は、州大会への出場を禁じられ、リトルリーグワールドシリーズの出場が絶望的になったということでした。
これについて、弁護士である少年の父が裁判所に訴えを起こしたということでした。
リトルリーグは、このケースが危険な先例となり、今後親たちが審判の判定に不満を抱くたびに裁判所に駆け込むようになると懸念を表明した上で、審判が危険だと感じた故意の行為だったとして判定は問題ないと主張しました。
しかし、裁判官は、ルールブックにバットフリップ禁止の規定が存在しないことから、一貫性なく気まぐれにルールを執行してはならないとして、リトルリーグ側の主張を退け、出場停止処分を取り消す判断を下したということでした。
裁判官としては、少年がリトルリーグワールドシリーズ出場という最後のチャンスを断たれることの重大性を強調したということでした。
なお、少年は、その日の夜の試合に出場したものの、チームは敗れたということでした。
バットフリップは、時々プロの試合でも見ますが、確かに危険な行為といえばそうかも知れないとは思いました。
喜びの表現としてはよくわかりますし、あれをやると観客が盛り上がるのもその通りであると思うものの、あれをやるときに周りを確認してからやるとも思えず、おそらくその場の気持ちと雰囲気でやるのでしょうから、審判が危険視することも理解できます。
また、日本のリトルリーグ的な考え方ということであれば、野球は人間教育の場でもあるというように考えられていますから、そういう面から見ても子どもがバットフリップをやってはいけないと考えることも頷ける部分もあります。
ただ、ルールブックにバットフリップ禁止の規定がないとなると、結局審判の処分が裁量の範囲にあるものかということが問題になるのでしょう。
そして、確かにバットフリップは好ましい行為ではなかったとはいえ、プロでも禁止されていないものであって子ども達が禁止されていると認識していたか不明であるところ、審判の処分によって退場、ワールドシリーズの出場禁止というのは行った行為に比べて極めて重い処分なので、裁量の範囲を超えると考えられたのではないかと思いました。
この点は私も同感で、バットフリップが厳重注意とかそういうことであれば頷けるものの、これで退場になっただけでなく、念願の試合にも出られないというのはさすがに重すぎるのではと思いました。
リトルリーグ側が懸念する、審判の判断に不服がある場合は毎回裁判所に行かれてしまうと試合運営等ができなくなってしまうというのはその通りでしょう。
私としても、原則は裁判所という外部が関与しないことが好ましいと思います。
ですが、この重い処分結果を覆す方法が裁判所以外にないということであれば、今回は致し方ない案件のように思えました。
とはいえ、こうした前例は試合運営側には厄介なのだろうなと想像します。
オールスターが終わり後半戦が始まりましたが、阪神は横浜さんに対して2連勝と幸先のよいスタートを切れました。
昨日今日の勝利に共通するところは、勝負どころでの横浜さんのミスからうまく流れをつかんだ点だと思いますが、そうした流れをつかめることは勝利において極めて重要な要素だと思いますから、私としては満足しています。
私としては、高橋さんが先発ローテーションに入ったことが極めてありがたいことと思います。
前回登板は、投球面は悪くなかったものの、守備面などでブランクを感じさせるものだっただけにやや心配でした。
しかし、今日は5回3分の2を93球、6安打、2死球、7奪三振の1失点ということで、徐々に試合感を取り戻しつつある感じであり、私としては終盤に向けてこれからより調子を上げてきてくれるのではないかと期待しています。
今日の阪神の勝利で、阪神は貯金20となり、横浜さんは自力優勝消滅となりましたが、正直言ってそれをもって安泰だと思っていません。
これから8月のロードを迎えますし、9月は以前は失速していた時もありましたから、いくつもの難所を迎えることはよくわかっています。
今までよくリードを作ってきましたが、これからはその貯金をある程度吐き出すことがあるにしても、なんとか最終的に首位にいられるようにやりくりをしていってもらいたいものです。
また思いついたら書きます。ではでは。
↓よろしければ押していただけるとありがたいです。
阪神タイガースランキング