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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,偽物の資格証で教授などとして勤務していた女が逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 逮捕容疑は,専門学校に就職するために保健師などの偽造の免許証のコピーを提出したというものです。
 女は65歳の看護師で,保健師については偽造であると認める供述をしているそうです。
 女は,少なくとも3年前から10の大学の看護学部などに偽物の資格証のコピーを提出し,教授などとして勤務していたとみられており,捜査されているそうです。

 逮捕容疑になった専門学校では免許証が偽造だと見抜けたようですが,それ以前のところではどうやら見抜けなかったようで,大学が教授などを選考する基準は結構いい加減なのではないかと思ってしまいました。
 なにせ10もの大学がコピーの免許証で済ませてしまい,本当に免許を持っているかどうか照会も確認もしなかったのですから,割といい加減に選んでいるのかなと邪推してしまいます。
 学校側も,専門家を雇うにあたって,その地位を疑うような話をするのは気が引けるのかもしれず,何となくその心情は理解できるところはあります。
 また,他大学で教授職などを勤めていたのであれば,わざわざ確認する必要もないと,それまで積み重ねてきた騙しがむしろ信頼を築いてしまったという皮肉な結果になっているのかもしれないとも思いました。
 ですが,大学は,学生から学費をもらって講義を行うという性質上,学費を支払うに値するものを提供しなければならないでしょうし,その意味ではいちいち確認するのは気が引けるとはいえ,それをするのが大学の責務だろうと思うのです。
 ですから,やはり10の大学の審査はいい加減であったと敢えていいたくなります。

 この女は,10の大学から招かれただけでなく,あわよくば専門学校にも雇われるところだったというのをみると,おそらく講義自体は非常に評判がよかったのだろうと思います。
 ですから,実質が伴っているのであれば別にいいのではという考え方もあるかもしれません。
 ですが,資格は品質保証であると思いますから,にもかかわらず実質があればよいと言い始めてしまったら,資格や免許というものが蔑ろにされてしまって,ひいてはその価値を貶めることになってしまうことでしょう。
 教えられた内容に対する品質保証や,大学の講義の質の保証も,ある意味資格が大きく影響していたと思いますし,やはり無資格者であったことは問題であったと思います。

 この女がこのような偽造免許証で商売を始めたきっかけは分かりませんが,それにしても少なくとも3年間もそのようにして表舞台に立って稼働してきたのですから,大変度胸のある人だと思います。
 ですが,一方で,偽造という後ろ暗いことをしているのだから,もっとひっそりとやればいいのに,こんな大胆なことをするだけうまみがあったのだろうかと思いました。


 今日の阪神ですが,終盤に追いついたものの,その後失点を重ねて負けてしまいました。

 これが弱いチームの負け方なんだなとしみじみ思いました。
 負けても悔しくも何とも感じなくなり,最下位に0.5差に迫られたものの特に最下位ならばそれでもよいとすら思うようになりました。

 今日の広島さんのスタメンは,新井兄さんをスタメン落ちさせるなど,基本的にシーズンオフのオーダーだったと思います。
 にもかかわらず,このような試合になったというのは,明らかに力不足であったというべきでしょう。

 お粗末だったのは,荒木さんが絡んだ守備のエラー,サターホワイトさんが四球などでランナーを貯めたところからのツーベースなどでしょうか。
 昨日も守備ミスで負ける試合はプロ野球を見ていて興ざめすると申し上げましたが,まさに今日もそんな思いで,大和さんという守備の名手がいるのになぜ彼を出さずにこのようなお粗末な守備をみなければならないのかと思ってしまいました。
 また,サターホワイトさんは,昨日は残すべきかといいましたが,正直言って今日の投球をみていると,マテオさんとドリスさんを残せば十分という気もしてきてしまいました。

 今日は藤浪さんが160キロの球を投げたことがニュースになっていましたが,こんな試合を見せられた時にそのニュースを見ていても,藤浪さんは今後頑張ってくださいという位にしか思えません。

 今年のオフは大粛正が行われるというようにいわれていますが,これについては是非ともコーチも含んでもらいたいと思います。
 最近原口さんには各球団が対策を講じていて,原口さんも相当苦戦しているように見受けられるのですが,肝心の阪神が何かの対策を打っているように見えないのです。
 投手起用については,これまで何度も述べていたとおり,非常につたなさが多く見受けられましたし,野手コーチも投手コーチも非常に問題が大きいと思います。
 金本監督は,コーチ経験もないままいきなり監督1年目ということですから,今後の伸びしろに期待ということで残留に特に異論はないのですが,そうであればヘッドコーチから含めて一新するくらいにこちらも超変革をしてもらわねばならないと思います。

 なお,年俸について,金本監督は厳しくするよう要望したという記事を見ましたが,今年の成績をみれば基本的にやむを得ないだろうと思います。
 今の阪神のメンツの中で年俸を大きく上げるべきは高山さんと北條さん,原口さんというもともと高額ではないにもかかわらず大いに活躍した人達だと思います。
 ですが,一方で,他のメンツはなかなか厳しい査定になるのはやむを得ないと思います。
 阪神がどの程度厳しい査定をしたのかというのは,藤浪さんに対する態度がどうなるのかというのが指標になると思いました。

 とりあえず,もう少しまともな野球を見せてもらいたいです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:22
2016.09.14 Wednesday
 こんばんは。

 振り返れば今年の阪神は4月以外はぱっとしない一年を過ごしました。
 今年の阪神は,色々と若手を試したり,世代交代に取り組んだり,先発として起用していた藤川さんを中継ぎで試したり,原口さんを昇格させたりと,試行錯誤を繰り返した年だったと思います。
 これは,いい意味で解釈するならば若手と頻繁に入れ替えたりして戦力の底上げを図ったり,若手に貴重な経験をさせたというように思えます。
 ですが,一方で,固定して頼るべき戦力が不足していて,入れ替わり立ち替わり試さざるを得なかった年であるとも思えます。

 確かに,藤川さんの役割変更や,マテオさんの控えとしてとってきたドリスさんが予想以上に戦力になったこと,ヘイグさんが予想以上にサードとして固定できずにサードのポジションに苦しんだこと,鳥谷さんをショートスタメンから落としたこと等,シーズン当初に思い描いていた絵図が大きく変更されたことは首脳陣にとって誤算だったと思います。
 想定以上の不調や怪我等のアクシデントに対応せざるを得なかったため,色々な選手を試すしかなく,それが一時的には成功したこともありました。
 ですが,結局横田さんや板山さん,陽川さんなどは,初物として起用した手の頃は成功を収めたものの,ある程度試合に出続けていたところでは対策を講じられてしまい,なかなか活躍ができませんでした。
 今年の阪神は,そういった,若手を使っては二軍に落とすということを繰り返していたように思われ,その中で残った高山さん,原口さん,北條さんは本物であったと思います。
 彼らは紛れもなく今年の収穫だったと思いますし,それについては金本新体制の成功であったと思っています。

 ただ,この結果を見れば,金本新体制が成功したということはできません。
 今年弱かった点を端的に振り返れば,点が取れない,守備が崩壊した,先発が早い回で崩れる試合がそれなりにあったという点だったでしょうか。
 中継ぎ陣の問題もありましたが,例年に比べればシーズン中盤からはそれなりにまともになったと思いますし,この点については例年ほど取り上げる必要はなさそうに思いました。

 点が取れないのでは勝てないですし,先発が崩れては試合自体が序盤で壊れてしまいますが,私が特に深刻だと思ったのは守備の崩壊,特に内野守備が散々だったことです。
 鳥谷さんがショートスタメンで出ていた時期は,セカンドに大和さんが入らなければ守備力は相当不安な状態で,特に西岡さんと二遊間を組んでいた時期は非常に恐ろしかったという印象でした。
 外野守備も,特に高山さんについてつまらないミスが多かったと思いますし,外野ミスは内野ミスと違ってやらかすと長打になってしまう点で非常に傷口が大きかったです。
 プロとアマの試合を見ていて一番違いを感じるのは守備の技術ですが,にもかかわらずプロの試合でしょうもないエラーを見せられると一気に冷めてしまってみる気が失せてしまいます。
 それを今年の阪神はどれだけやらかしてしまったのか,このことは打線や投手陣の問題よりも非常に大きかったと考えています。

 今日の記事を見ていたら,阪神はこのオフで超補強を行う予定とのことです。
 とりあえず,FA市場では,日ハムの陽さん,オリックスの糸井さん,中日の平井さん・大島さん等を検討しているそうです。
 また,外国人助っ人も,今日の記事だけで何名か既に名前が挙がっていました。
 守護神候補も検討中のようです。

 上記の通り,結局人材が不足していたからこそメンバーを固定できずに若手を色々と試行錯誤したという経緯がありますから,多少補強することはやむを得ないと思っています。

 ただ,一方で,もっとも大きな補強は戦力の底上げであるということも忘れてはいけないと思います。
 特に,横田さん,陽川さん,板山さんというメンバーは,今後の育成次第では相当期待できる素材だと思いますし,補強するにしても彼らの登場場面を奪うような方法は避けてもらいたいと思います。

 また,上記のように,今年の阪神に必要なのは守備力だったと思うので,野手をとるならば守備力が並以上の選手を採用してもらいたいと思います。
 今回挙がっているのは外野手が主ですが,高山さんは出し続けて育成するとして,福留さんは多少交代させて使うとすれば,外野手候補は2人ということになるでしょうか。
 できれば板山さんや江越さんが出てきて埋めてくれるのが一番ですが,いずれもあと何かが足りないという感じで,今のままではスタメンというには厳しいといわざるを得ないと思います。
 彼らの手本であり競争相手にもなる選手であればよいと思うのですが。

 外国人助っ人については,メッセンジャーさんは残留を考えていて,ほかはまだ流動的と聞いております。
 しかし,戦力的な意味では,少なくともマテオさんとドリスさん,サターホワイトさんは残した方がいいと思っています。
 特に,ドリスさんは何とか残さないと今よりも酷いことになりそうな予感がします。

 残念ながらヘイグさんは契約延長されない見込みということですが,二軍ではそれなりに成績を残していただけに大変残念です。
 とはいえ,あの一軍での守備をみていると,さすがにサードを任せるには少々荷が重いかとは思いました。
 今のサードは鳥谷さんが守っていて,ショートから変わってからずいぶん安定していますから,こうなるとヘイグさんの出番はかなり厳しいでしょう。

 ゴメスさんについては,今年の成績であればまだ様子を見てよいとは思うのですが,やはり波があったのが問題でしょうか。
 個人的にはペレスさんはかなり好きなのですが,ポジションの問題等でおそらく契約延長は難しいのだろうなと思いました。
 去年阪神の都合で連れてきながらこういう扱いをするのはさすがに気の毒だろうと思っています。

 来年に向けては,とりあえず鳥谷さんのサードコンバートを本格的に実行すること,藤浪さんを立て直すこと,高山さんの肘の手術を行うこと,原口さんのポジションを完全に決定することが最低限必要なことだと思います。
 その上で,誰が成長の見込みがあって,どの部分を補強すべきなのか,それをもう一度見直すべきであろうと思っています。
 来季に向けて戦力を整備し直すのであれば,守備力を中心に考えてもらいたいと心から思っています。

 今季も残り試合が少なくなってきましたが,最後まで楽しませてもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(1)  | trackbacks(0) | 00:14
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