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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,イギリスで,卒業生が,大学が役に立たなかったと提訴したというものがあったので,取り上げてみました。

 提訴した人は,イギリスの大学に入学し,優秀な成績を収めて卒業しました。
 しかし,この人は,大学の入学案内に書かれている「世界的に有名な研究機関が提供する高クオリティな教育」という文言に偽りがあったとして,この大学を提訴したということでした。
 この人によれば,大学は,目に見えないものや実際に証明できないものを提供すると約束したり平気で嘘をついた,教授は時間を守らない,学生は授業中にもかかわらず図書館に行って選択式の問題を解かされるだけで何か教わったりしなかったということです。
 また,この人は,得た学位は,実際の仕事には何の役にも立たなかったと述べています。
 大学側は,この人の言い分を強く否定していたものの,最終的に約200万円の和解金と,やく630まんえんの訴訟費用の負担をすることで和解の合意をしたということでした。

 この事件を見ていて,なかなか難しい裁判だと思いました。
 いわゆる債務不履行,すなわち大学側が提供すると約束していたサービス等を提供しなかったことを原因とする請求だと思います。
 その約束内容は,おそらく契約書関係の書類だけでなく,入学時のパンフレット等を元にして請求したのだろうと思います。
 そこに書かれていることが明らかに実行されず,かつ釣り合うような代替措置も講じられなければ債務不履行という構成は立ちうるのかも知れません。
 ただ,大学に在籍したその全てが無駄だったかといえばおそらくそうと言い切ることは難しいと思われ,債務不履行の程度も全部ということはなく一部ということになるのではないかと思います。
 また,大学は教育機関ではなく研究機関ですから,高校までと違って,得られたサービス内容だけでなく自身がどれだけ積極的に参加したり努力したりしたのかということも要求されると思います。
 そうすると,この請求内容が認められるべきかどうかは,単に大学側が事前に告知していた内容を実施しなかったというだけでは足りず,学生側の関与形態などについても問われるべきなのだろうと思います。

 また,学位が実際の仕事に役に立たなかったということについても,その人の職業選択の問題や,そもそも大学入学前にその学位を得ることが役立つことかという事前調査の問題もあろうと思います。
 ですから,実際の内容はわからないものの,よほど内容を充実させた主張でないと言いがかりの領域に止まってしまう可能性も否定できないと思います。

 色々と見ていると,個人的には,日本の法律に照らし合わせると,契約書類の記載事項等に明らかに反しているような場合でなければ原則として認められづらい,もしくは認められても少額に止まるように思われます。
 ただ,近年耳にする情報を総合するに,大学という名前を冠しているものの,中学校や高校でやるような内容を敢えて行うような質の低い大学が存在しているようには思われます。
 私は実際そのような大学を目にしていないので,あくまで仮にということでいわせてもらうとすると,仮にそのような大学であるとするならば,今回の記事にあるような請求を立てたいという気持ちは大いに理解できるような気がします。
 ただ,世の中に多数ある大学の中で敢えてその大学を選択したわけで,やはり大学選択の段階で問題があるようにも思われ,そういう大学だと知っていた,もしくは過失により知らなかったということであればやはり請求は認められづらいだろうと思いました。
 見も蓋もないですが,個人的には,そのような大学はそもそも選択しないというのが正しいと思いました。


 今日の阪神ですが,ロッテさんと接戦だったものの,ミスが目立って負けたような印象です。
 ロッテさんが点をとるべき時にとれたことを賞賛すべきなのは当然なのですが,それでも1点差の接戦で,かつミスで終わった試合では,やはりミスで負けたという感じが拭えません。

 江越さんが,フライの落下点を見誤って点が入ってしまったプレーがありましたが,これについては風にかなり流されたようにも見えたので,責めすぎるのは酷だと思いました。
 ですが,木浪さんの守備ミスで点が入ってしまったことは極めて痛く,これがなければというプレーだったと思います。

 また,最後の植田さんの走塁ミスはまったく頂けません。。
 高山さんの打球がキャッチされたかどうかをきちんと確認もせずにホームに入っていったということで,安易な判断が最後の貴重なアウトを献上することとなりました。
 先日,サヨナラで試合が終わった際,走者植田さんの凡走塁について,勝ち試合にもかかわらず福留さんが歓喜の輪の中で植田さんをしかりつけた場面があったのを思い出します。
 あの時,おそらく,福留さんは,植田さんが野球のルールについて理解が足りていないこと,サヨナラの場面で気持ちが沸き立ってしまっていて肝心ななすべきことを失念していたこと等を指摘して怒っていたのだと思います。
 あの場面を見て,植田さんの野球脳について若干疑義を感じていたものの,福留さんに怒られたことで是正できるだろうと思っていました。
 しかし,あの出来事からさほど時間が経たないところで,また確認を怠り,安易な判断をしてアウトを献上して試合を終わりにしたのですから,植田さんの罪は極めて重いと思います。
 場合によっては,タッチアップで同点になっていた場面なのですから,試合を壊してしまっただけでなく,高山さんの打点も不意にしたということで,みんなを裏切ったと思います。
 結局福留さんから怒られたことも学習していなかったのですから,失敗から学ぶという精神も欠落しているように思われます。
 植田さんの足は阪神にとって貴重だと思いますが,走塁のスペシャリストとして期待されている植田さんが短期間に二度もやらかしたのですから,プロの水準に達していないと思いますので,私としては2軍でもう一度徹底的に野球を勉強し直してきてもらうしかないと思っています。

 ミスがなければいい試合をできたであろうに,そういった意味では大変残念でした。
 こういうミスが多いことはプロ野球としては大変恥ずかしく,お金を払って野球を見に来たファンに謝罪しなければならないレベルだったと思います。
 交流戦で,今のうちに少しでも貯金を作りたいのですから,こういった愚かな試合を明日はしないように,強く望んでいます。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:00
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