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 こんばんは。


 今日の記事を見ていたら、振り込め詐欺の出し子が自首したというものがあったので、取り上げてみました。

 この出し子の男は、コンビニのATMから他人名義のキャッシュカードで現金を引き出して盗んだ疑いで逮捕されたということでした。
 警察によると、男は、市内の商業施設のサービスカウンターで案内スタッフに対して出し子をしたので警察を呼んでほしいと説明したということでした。
 その後、やってきた警察に対して、容疑を認めた上で、上役の指示が厳しくて警察に捕まった方がいいと思ったと述べているということでした。

 私は、国選弁護として振り込め詐欺関連の事件を担当したことは何度もありますが、これまで見てきた限りでは率直に全く見合わない仕事だと思います。
 というのも、一般的に被害額が大きいために量刑が重くなる傾向があるにもかかわらず、加担した際の報酬が少ないケースが多いからです。
 また、案件の中には、一度多少関わったが為に上役から脅されて何度も続けざるを得なくなってしまい、定額報酬で高いリスクを何度も冒し続けて最後は検挙というケースもよく見ます。
 このように、こういったことに加担することは、純粋によくないことという以上に、いろいろな犯罪の中でも見合わない部類に入りますし、一度やってしまったら足抜けもしづらいというあらゆる意味で触らない方がよいものだと思っています。

 その上で、このニュースを見るに、上役の指示が厳しいというのは、これまで見てきた経験から言わせてもらうと非常に頷ける話です。
 それだけ厳しくても、脅されて足抜けができずにずるずる続けるしかなくなってしまったのでしょうし、最終的に終わりにするためには自首するしかないと判断したということなのでしょう。
 この男がこれまで加担したことは許されるものではないですが、それでも理性が残っていたからこそこういった判断になったのでしょうし、この点は素直に評価すべきだと思います。

 一方で、組織が脅して締め上げたとしても、やり過ぎるとこういったところから綻びが生じるというのは何とも皮肉なものだと思います。
 こういう締め上げすぎて人が辞めていく構造は、いわゆるブラック企業でよく見るように思われますが、そのような構造はどんなところでも一緒なのだと思うわけです。
 ただ、振り込め詐欺関連は予備軍が多いですから、組織にしてみると人を取り替えればよいという程度に考えているでしょうし、根絶のためにはより大きな努力が必要なのだろうと思います。


 阪神の森木さん、森下さん、青柳さんがメジャー志望を持っているという記事を見ました。

 このような話は、もともとの夢として持っているかもしれませんが、もしかしたら先日の藤浪さんの移籍の話をきっかけに色々と考えるようになったのかもしれないとも思います。

 このうち、森木さん、森下さんについては、まずは日本でいかに実績を積むかということですから、メジャーを目標に腕を磨いてほしいと思うところです。

 一方、青柳さんについては、日本でも有数の投手に成長しましたし、実力的にはメジャーと考えてもおかしくはないと思います。
 青柳さんが抜けることがあるとすると阪神としては極めて大きな痛手だとは思うものの、一方で先日のオリンピックで打ち込まれたところを見ると、青柳さんは海外の選手相手にどこまで通用するのかという点は気になるところです。
 WBCに招集されるのであれば、その場において青柳さんがどこまで通用するのか見てみたいと思うものの、どうやらその機会はなさそうですし、この点がはっきりしないとメジャーも手を出しづらいのではというようにも思います。
 この件が今後どの程度本格化するものかはわかりませんが、個人的には関心を持っております。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:29
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