Powered 

by Tigers-net.com
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,飛行機内で酒に酔った日本人がFBIに逮捕されたというものがあったので取り上げてみました。

 成田発ニューヨーク行きの機内で,酒に酔った日本人の男性客がトラブルを起こし,アラスカ・アンカレジ空港に臨時着陸してしまいました。
 この男性のトラブルとは,離陸後に大声を出したり,暴れたりしたということでした。
 そして,男性は客室乗務員の注意にも従わなかったので,やむなくアンカレジ空港に臨時着陸してその場で男性を現地警察に引き渡したということでした。
 その後,その男性はFBIに逮捕されたということです。
 飛行機は,給油後に再びニューヨークに向かい,約6時間後にケネディ国際空港に到着したということでした。

 日本人の騒ぎと聞くと何とも残念だと思いますが,この件は割と色々な影響を生じさせるように思います。

 まず,この男性が酔っぱらった原因が機内で提供された酒であれば,今後の機内での酒の提供が制限される可能性があることが考えられます。
 そうすると,例えば海外旅行に行こうと休日気分で楽しみにしていた人が機内から飲んでいこうと思っていたのに,この一件以降それがやりづらくなるとなれば,そのような人から大いに恨まれることでしょう。

 次に,民事賠償請求を受ける恐れが考えられます。
 例えば,遅延したがために旅客が次の目的地へ行けないとなればひとまずの宿泊費用,予定していた乗り継ぎの飛行機に乗れない場合は振り替えの航空券代,燃料費や乗務員等の超過分の勤務手当等々,考えられる賠償項目は様々あり,これらを本当に請求されでもしたら個人レベルで何とかできるとは思えません。
 特に,今回の場所はアメリカですが,私のイメージでは例えば旅客が「酒を提供した航空会社が悪い」として航空会社に訴訟が起こされ賠償義務が認められてしまった場合,航空会社が支払った賠償金の求償可能部分をこの酔っぱらった客にすることになるでしょう。
 そう考えると,民事上の賠償金も相当額が行く可能性があると思われます。

 FBIが逮捕したということですが,逮捕された場合に現地の弁護士に色々と依頼したりすることになるのかもしれません。
 そうなると,費用の面もそうですが,そもそも知り合いに弁護士がいないとどうやって依頼をしたらいいのかも分かりません。
 また,国によっては身柄拘束の期間もまったく違うでしょうし,その点に関しても大いに不安があると思います。

 そう考えると,今回の騒動はこの男性にとって全てがマイナスであったと思いますし,この軽率な行動がもたらす影響は極めて甚大というほかありません。
 どのような処分になるのかは分かりませんが,きちんとお灸を据えてもらってきてもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 18:39

Comments

Post a Comment








Track back URL

http://bsr37.tblog.jp/trackback/314544

PAGE TOP