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 こんばんは。

 最近中国といえば,鳥インフルエンザや地震のことがよく話題に上がりますが,今日のニュースを見てたらそれとは全く別の病気が発生しているというものがありました。

 それは中国の湖南省のある村であったことということですが,カドミウムが原因のイタイイタイ病に似た症状であるとしてトントン(痛痛)病と呼ばれているそうです。
 近くの工場が半導体の材料を作るために流した排水が地下水を汚染したのが原因といわれており,最初の死者が出たのは2009年ということでした。
 その際には,腫れた体が青黒く染まっており,これまで同じ症状で少なくとも20人近くが死亡したということでした。
 2004年に工場が生産を始めてから,地元でとれる野菜や木の色が変わったそうで,尿検査をすると村人約3000人中500人あまりから基準値を超えるカドミウムが検出されたということでした。
 工場は2011年に撤去されたそうですが,未処理の汚染物が残され,雨が降ると流れ出すそうです。
 村人は集団移転や賠償を求めており,過去に温家宝前首相に対して直訴を企てたそうですが,その際には警察に捕まってしまったということでした。

 記事を読んでいる限りでは,トントン病という名前の分からない病気とは難なのかと思いきや,イタイイタイ病そのものかなと思いました。
 イタイイタイ病はカドミウムが原因の公害で,かなり大きな被害を生じさせたことは小学校のころから何度も目にしたことではありますが,過去の日本で経験しただけに,あまり他人事のようには思えません。
 色の変わった野菜を食べずに生きていくことは難しいかもしれませんが,原因がある程度明らかである以上,軽く見て今後もここでとれた野菜を食べ続けることは自殺行為だと思います。
 鳥インフルエンザと違って伝染病でないことは救いではありますが,原因がある程度はっきりしているのにその原因を回避する行動を具体的にとろうとしないというのは,ある意味今流行っているから対処が進んでいる伝染病対策よりもたちが悪いのではないかと思います。
 多分このようなことは知られていないだけでたくさん起こっているのではないかと思います。
 そのうちもしかしたらこの地方でとれた野菜も日本に輸入されているかもしれないので,とりあえず中国産の野菜には多少気をつけようかと思いました。

 阪神は,現在大変残念な展開で負けております。
 これから挽回することは期待しておりますが,それでもよくよく考えれば場所が苦手意識の強いナゴヤドームなのです。
 今日負ければ,また今年もナゴヤドームは嫌だという印象を持ってしまい兼ねませんし,そのようなことは避けてもらいたいのですが,今のところ何とも流れがよくありません。
 去年だとこのままズルズル負けてしまいましたが,何とかいい試合をしてもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 19:33
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