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2017.10.25 Wednesday
 こんばんは。


 今季思うように活躍できずに調整中の藤浪さんですが,今日のフェニックスリーグで5回1失点というよい投球を見せてくれました。

 今日の投球成績は,5回3安打1失点,12奪三振,無四球ということで,かなりいい投球を見せてくれたと思います。
 課題の死球も今日は出ずに,比較的安定していたと言えると思います。
 4回までは無安打10奪三振ということで,直球とカットボール中心でほぼ完璧な投球だったということでした。
 5回には,3連打で1失点してしまったということですが,その後は2者連続三振ということで,失点しても崩れなかったということでした。

 藤浪さんに関する問題は,右打者のインハイに抜ける球,そしてそれによって生じる頭部付近の球による死球であり,そこから崩れる傾向が多く見られました。
 そして,それを避けるため,執拗にアウトロー中心の配球に変わり,それでもインハイに抜ける球がそこそこあるという状態です。
 結局は死球を出さないようにするというのが目下の課題だとは思うのですが,藤浪さんの持ち味は荒れ球であるともいえ,アウトロー中心の配球はその持ち味を半減させるものということもできると思います。
 もちろん,持ち味を半減させた状態でもそれなりに活躍できていたということは,相当基本スペックが高いわけで,それ自体が脅威というべきなのでしょうが,それでもまだ真価を見せられないという状態だとは思います。

 荒れ球を使えないというのは,死球から崩れてしまうことがもっとも大きな問題なのでしょう。
 もちろん死球自体がよくないことだとは思うのですが,一方で死球を過度に恐れていては上記の通り持ち味が薄れてしまうという欠点もあります。
 ですから,まず克服すべきは死球から崩れることを防ぐことにあろうかと思っていたのですが,今日の投球はむしろ死球を出さないようにするという対策の下での投球であるように思えました。
 もちろん死球が出ないのはいいことなのですが,この時期だからこそ死球が出ても崩れないという訓練をすべきなのではというようにも思えます。
 ただ,その訓練の前提としては,当てられる打者がいるということになり,やはりそのような意見は無責任なのでしょう。

 もしも死球を引き金とするイップスであるならば,一つの治療方法は自信をつけることだと思います。
 その意味で,先日のCS最終戦登板は,非常に危険な賭だったとは思うものの,素晴らしい投球を見せられたことは良い方向に作用することが期待されるものだと思います。
 そして,先日の登板に引き続いて今日の活躍ぶりは,復活の兆しになり得るものだとも思います。

 これで直ちに治るのではないとは思うものの,一歩ずつ成功体験を重ねることで良い方向に運べていければいいと思います。
 あとは,死球後どのような振る舞いができるのか,それを改めて見てみたいものです。


 明日はドラフトですが,阪神はずいぶん前から公言しているとおり,清宮さんを1位指名するようです。
 金本監督になってからのドラフトは,これまで事前に報道されていた選手と異なる選手が選ばれていましたが,今回はさすがに公式にも清宮さんを指名するといっていたのですから,清宮さん1位指名の方向は揺るがないのでしょう。
 清宮さんが阪神にやって来た場合,まずは育成からということになるのでしょうが,これまで外国人助っ人に頼らざるを得なかった長距離砲を得られることになるわけで,長い目で見たチーム編成は大きく変わるのだろうと思います。

 ただ,複数球団が手を挙げるといわれている以上,清宮さんがやってくる前提であまり考えるのはよくないと思われ,実質的には次点候補を誰にするかが本当の勝負なようにも思えます。
 金本監督は,清宮さんの外れ1位候補として,今のチーム事情を考えれば当然投手,しかも社会人投手を優先して指名する方針を示しています。
 現時点ではいろいろと名前が挙がっていますが,各球団ともにドラフト上位で投手を指名してくることはこれまでの傾向からでも明らかであり,果たして思うようにいけるかが問題です。

 このところ,ドラフト上位は野手中心の阪神でしたが,今回はどうなるのか,今から楽しみにしたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:44
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