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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,農協直営のレストランで食品偽装があったというものがあったので,取り上げてみました。

 偽装があったのはJA全農兵庫の直営高級レストランで,神戸牛フィレ肉を提供すべきところを,偽装して但馬牛フィレ肉を提供していたということでした。
 昨年4月以降で推計で3200食を提供しており,差額は総額で約1000万円にも上るということです。
 発覚の経緯は,神戸牛フィレ肉(単品8000円)について,但馬牛フィレ肉(単品5500円)を神戸牛に偽装して提供しているという内部告発によるものということでした。
 40代の料理長は,神戸牛が恒常的に不足する中,注文に応じようと但馬牛を提供してしまったと事実関係を認めたそうです。
 また,伝票を調べた結果,仕入れ量と販売量にかなりの差異があることも判明したということでした。
 JA全農兵庫は,この店を当面の間休業とし,提供客には代金を返金する方針だということです。
 系列店が銀座にあるそうですが,こちらでは同様の行為は確認されなかったものの,再点検のために休店するということです。

 私は,正直言って味の違いが分かる人間ではないので,高級肉か否かを区別することはできないと思います。
 それだけに,仮に私が神戸牛だといわれて但馬牛を提供されたとしても,おそらく区別が付かなかったろうと思います。
 そして,内部告発で発覚したということは,それまでに提供された3200食分を食べた人達も同様に区別が付かなかったということでしょう。
 そもそも,但馬牛のランクの高いものを神戸ビーフと呼ぶそうで,そうなると私だったらよほど食べ比べないと区別することもできなかったろうと思います。

 ただ,一般人が区別できないからといってよかったかといえば,決してそのようなことはないことは明らかです。
 客は,神戸牛を食べるつもりで金を支払い,安い但馬牛の提供を受けていたのだとすれば,それは騙されたというほかなく,詐欺だといわれても仕方がないことだと思います。
 提供していたのが本物の神戸牛でないと知りながら,神戸牛とメニュー表に書いて客を信じ込ませたわけで,金額が上記の通りであれば1食あたり2500円も不当に利益を得ていたわけですから,詐欺の構成要件に該当する可能性もあろうかと思います。
 それだけに,この行為は犯罪であるといえる可能性もあり,単に信頼やブランドを傷つけた等という生ぬるい問題ではないと思います。

 また,信頼やブランドについても,農協であれば当然そのような点で誤りはないだろうという前提を覆す行為であったことは明らかであり,農協という看板を傷つける行為であったことも間違いないと思います。

 そう考えれば,返金は当然なされるべきだとは思うものの,問題はどのようにして返金されるべき被害者を判別するかでしょう。
 記事によれば,このような行為は少なくとも昨年4月頃から始めたようですが,このときの領収証をとっておいていれば分かるでしょうけれども,1年以上前の領収証をとっておいている人がどれだけいるのでしょうか。
 そうなると,人によっては,差額をもらうために,食べてもいないのに食べたという人も出てくるように思います。
 支払について,証拠がないから支払わないとすれば店側は被害者保護に欠けるといわれるでしょうが,一方で無限定に支払っていればいくらでも請求をしてくる人が現れると思われ,この点をどうするかがもっとも難しい問題でしょう。

 この問題は内部告発で発覚したということですが,もしもこれがなければこれからもずっと続いていたのだろと思うと,恐ろしい話だと思います。
 できれば自浄作用でなくなってもらいたかったところですが,発覚したことを契機に良くなってもらいたいと思います。
 そして,もしもこのような行為が氷山の一角ではないのであれば,発覚していない店においては早急に是正してもらいたいと思います。


 CSですが,今日は横浜さんが広島さんに逆転勝利をしまして,日本シリーズ進出に王手をかけました。
 これで横浜さんが進出してしまえば,まさにペナントレースとは一体何だったのかというような思いに駆られることもありますが,短期決戦とはこのようなものなのではないかというようにも思えます。
 阪神も横浜さんにやられてしまいましたし,これが短期決戦の醍醐味だとするならば,広島さんがここで敗れたとしてもそういうものなのかというようにも思えるものです。

 楽天さんも,一時期はいいところまでソフトバンクさんを追い詰めたものの,ソフトバンクさんが流れを掴んでからは一気に日本シリーズまで持って行きましたし,これが短期決戦と流れというものなんだろうと思います。
 昔は流れなどといってもそのようなものは感覚に過ぎないだろうと思っていたのですが,例えばパワプロなどの野球ゲームをやっていても点を取れる時には一気呵成でしたし,理屈はわからないもののどうやら確かに流れというのはあるのだろうと思います。
 短期決戦では流れを掴めないと勝ちづらいと思いますので,明日以降の広島さんがそれをできるのかが問題でしょう。
 そのためには,今日のようにノーアウト満塁で点を入れられない等ということはないようにしないといけないと思います。
 流れの法則性を考えると,どうやらなぜかチャンスを生かせない場合には手放し,チャンスを生かせる,ピンチを抑え込む,ファインプレーが出るなどの時にはやってくるということが多いようですから,今日のようなノーアウト満塁で最低でも犠牲フライで点をとらなければいけないのだろうと思いました。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:18
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