Powered 

by Tigers-net.com
2017.10.15 Sunday
 こんばんは。


 昨日からクライマックスシリーズ第1ステージが始まりましたが,昨日はメッセンジャーさんが抑えて福留さんが点をとって勝つという理想的な試合でした。
 昨日の試合については,もう少し打線が点をとってほしかったこと,桑原さんが危なかったことが課題ではありましたが,それよりもこの短期決戦において勝利という結果以上に大事なものはないので,おおよそ満足のいく結果だったと思います。


 一方,今日は13対6という荒れたゲームで大敗しました。
 今日の敗因については色々とあろうかとは思いますが,大きく分けて桑原さんの続投とNPBが雨天で試合を強行したことがあるのではないかと思っています。


 桑原さんには今季は何度も助けてもらってきたので,この試合で大量失点をしたとしても私は桑原さんに文句を言うつもりはありません。
 むしろ,それをいうとすれば,桑原さんを使い続けた首脳陣の問題であろうと思います。

 シーズン終盤の桑原さんの投球はあまりよいものではなく,これはシーズン序盤からピンチの場面ばかり多投させすぎたことの影響があったのではないかといわれていました。
 それが,ペナントレースが終了してからクライマックスシリーズ開始までで時間が空いたことから,その間の休養でどのくらい回復するものかと思っていましたが,昨日の試合ではあまり良くなかったという印象でした。
 2塁3塁の走者を背負った状況でも昨日は何とかアウトを取って無失点で切り抜けられましたが,桑原さんの状態が万全ではないことは昨日の登板でおおよそ分かっていたのではないかと思います。

 短期決戦では調子の良い選手から起用するのが鉄則であり,いかに桑原さんがよい投手であったとしても調子が悪ければ起用を見送る,もしくは具合が悪そうであれば早期に交代機を窺うというのは必要であったと思います。

 しかし,今日は,桑原さんが失点した後も起用し続け,相当程度失点をしてからようやく交代することとなりました。
 今日は,後で述べるように試合をできるようなコンディションではなく,守備のもたつきに足を引っ張られるなど桑原さんにとっても最悪な状態での投球でした。
 そうなれば,ある程度のところで交代を考えるのは首脳陣の責任だったと思いますが,残念ながらそのタイミングを逸して大量失点を許すこととなり,今日の試合結果をほぼ決めてしまうこととなりました。

 今日敗戦するのは仕方ないとしても,これだけの状態を引っ張ってしまい,球数もかなり投げさせてしまったということで,今後のクライマックスシリーズで桑原さんを登板させることが事実上相当困難になってしまったと思います。
 今日の桑原さんの交代機の誤りは,今後の中継ぎ投手起用について選択肢を一つ削るだけの影響を持つと思われ,首脳陣はそこまで考えて投手交代を考えていたのか甚だ疑問です。
 負けるにしても,桑原さんに関して今後につながらないような負け方になってしまったのは首脳陣の責任であろうと思います。


 次に,試合を強行開催したことについては,主催者であるNPBに大いに責任があると思います。

 今日の雨の具合を考えれば,普通の試合は中止だったと思います。
 ですが,阪神という超人気球団のプレーオフの試合,しかも今日阪神が勝てばファイナルステージに進出できるという試合ですからその注目度も大きく,収益も相当多額に見込める試合ですから,極力中止したくないというのは当然だったと思います。

 とはいえ,今日の状態で試合を強行開催したことは,結局横浜さんは勝ち星を獲得できたことで意義はあったとは思えるものの,この調子で第2ステージに進んだチームがいたところでいずれも広島さんにやられてしまうのではと思わずにはいられませんでした。
 なぜならば,グラウンドのコンディションは近年例を見ないほど最悪で,両チームの選手ともに過大に過ぎる疲労を負ってしまったと思うからです。
 今日のグラウンドは,雨に濡れたなどというレベルではなく,ドロドロな状態であり,かろうじてバッターボックスは見えるようにしていたものの,映像からでは各塁のベースが見て取りづらい状態でした。
 水がたまりすぎて,映像上では走る選手の姿が水たまりに映っておりました。
 また,雨の影響で,ボールもまともに転がらず,いいところの泥にボールを転がせればいくらでも進塁し放題ではないかと思えるくらいの状態でした。
 一方で,選手も走りづらそうで,皆がプロ野球選手とは思えないような走るフォームに見えました。
 当然試合も13対6と大味な試合,まさに泥仕合となってしまいました。

 大人の都合で強行開催したのだろうとは思いますが,現地の観客も相当厳しい環境におかれていたと思います。
 横浜さんにしてみれば,強行開催した利益は大いにあったとは思うのですが,選手の疲労は尋常ではないと思います。
 また,案の定デッドボールも出て,糸井さんは負傷交代となり,選手の健康面を考慮した上で試合が続行されたとも考えづらい状態だったと思います。
 強行開催した以上,止め時が分からなくなって続行したというような感じに思えましたが,もしもそうだとすれば非常に無責任打と思います。
 横浜さんは勝利した以上開催に問題ないと考えるでしょうが,阪神ファンという立場を離れて一般人としてみてもこの強行開催は不適切だと思います。
 阪神は,球団としてNPBに対して異議を申し立てないといけないレベルの試合だったと思いますし,NPBはこれが前例として許容されたと思わずに猛省してもらいたいと思います。


 いずれにせよ,阪神としては,1勝1敗ということですから,もう負けられません。
 今日の試合の疲労は相当大きいと思いますし,ましてこれだけやって敗戦ですから,気持ちの切り替えも厳しいでしょう。
 最終回に投げたマテオさんなど,もはや気持ちが切れていたと思われ,プロとしての姿勢はともかく,その気持ちは痛いほどよく分かります。
 ここから切り替えていくことは肉体的にも精神的にも相当厳しいでしょうが,そこを何とかしてもらって必ず次は勝ってもらいたいと思います。


 ちなみに,藤浪さんがファイナルステージの先発を見越して大阪に帰ってきたという記事を見ました。
 確かに前回登板では死球後に右投手から内角の球でアウトを取れたということで,課題を一応は克服できたようにも見えましたが,1度だけできたからといって藤浪さんがもう大丈夫だと言えるのでしょうか。
 もしも本当に広島さんとの戦いに登板させる予定なのだとすれば,私はさすがに阪神のものの考え方にはついて行けません。
 藤浪さんの今後を考えた時に,今季は治療に集中させることが重要であると思われ,それを目先の戦いのために起用しようと考えるのは納得できません。
 どうなるのかはわかりませんが,私は避けてもらいたいと心から望みます。


 また思いついたら書きます。ではでは。


↓よろしければ押していただけるとありがたいです。

阪神タイガースランキング
三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(1)  | trackbacks(0) | 21:57
PAGE TOP