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2019.04.01 Monday
 こんばんは。


 今日は皆様ご存じの通り,新元号が発表されました。

 新元号の発表がこの時期になるという話が出た去年,カレンダーや手帳業者,IT関連の業者がみな大変なことになることを考えればもっと早期に発表すべきなのに,なぜ改元直前なのかと疑問が色々と湧き出たことを思い出します。
 その際,この時期にする理由として,その方が天皇陛下の代替わりが盛り上がるという話で,そんな理由はナンセンスだという批判もよく見ました。
 しかし,このところの元号発表の一連の騒ぎを見ていると,残念ながら当時の発表時期を後回しにするべきという見解は正しかったということになりました。
 マスコミでは,あの時散々元号発表時期について批判していたと思うのですが,当の本人が乗り遅れるなとばかりに盛り上げに一役買っているのを見ると,マスコミの意見というのはつくづく真に受けてはいけないと思うものです。

 新元号令和ですが,これを初めに聞いた時には,「ふーん」という感じで,特に何か思うこともありませんでした。
 おそらく大半の人がそうだったと思いますが,それなのに世の中で無理に色々と理由を付けたりイベントをやったりしているように見えて,盛り上げようと頑張っている人達がいるのだろうと思ったりしました。
 個人的には,元号というのはある意味記号のようなものだと思われ,今は違和感があるにしても,そのうち平成のように空気のような無味無臭の存在になるのだろうと思います。

 令和の令が命令の令であるとして,上から命令するニュアンスがあるのではというような意見もちらほら見受けられますが,令には「よい」という意味もあるので,令という言葉について適切かどうかと思うところは特にありません。
 ただ,令が元号で初めて使われるというのは,何か使いづらい字だったのではないかとも思いました。

 令という字といえば,日本史的には律令の令を思い浮かべます。
 律令の律は刑法,令はそれ以外の法,主に行政法や民事法,訴訟法を意味するというものだったと記憶しています。
 日本の律令は,近江令はさておけば大宝律令,養老律令があったとされ,このうち養老律令は途中で形骸化したものの明治維新まで存続したというようにいわれていたと思います。確かそんな問題が大学入試の過去問で出たのを思い出します。
 そうすると,律令が形骸化したとはいえ存続し続けた朝廷側において,令とは行政法規や民事法規を示す法規範としての意味合いがあるのだとすれば,そういった意味の字を元号に使うのははばかられるという歴史が今まで使用させなかったのではないかというように勝手に思いました。
 ですが,私は元号などについて特に知見もないので,ただの私の狭い知識の中での想像の域を出ないわけですが。

 和という字が,昭和からみて再び登場したわけですが,やはり座りのよい字なのでしょうか。
 和という字については,また出たということはあるとしても,意味合い的に批判する人はそこまで多くはないように思われ,使いやすい字だったのかも知れません。

 強いていうならば,和暦と西暦の対応関係についていつもどうだったのかと一瞬頭を働かせますから,できれば2020年に改元してくれた方がありがたかったということはあります。
 ですが,今上天皇陛下のご年齢と重労働ぶりを考えれば,それは私の我が儘だと思うので,それ以上は何か言及すべきではないのだろうなと思いました。


 プロ野球が開幕しましたが,阪神は2勝1敗と思ったよりも好スタートを切りまして,現時点ではほどほどに満足しています。

 基本的に,今のところは大体が私の予期したとおりに進んでいると思います。

 まず,投手力は,予想通りかなり高いレベルにいることがよくわかります。
 好投したメッセンジャーさんと西さんに勝ちを付けられなかったことは申し訳ないとは思いつつも,あの強力ヤクルト打線にほとんど仕事をさせなかったことを思えば,投手力は相変わらず素晴らしいというべきでしょう。
 特に個人的に素晴らしいと思ったのはジョンソンさんです。彼はアッチソンさん以来の逸材かも知れないと思われ,阪神は本当に外国人投手の獲得の目が素晴らしいとしみじみ思います。

 一方,打線の方は相変わらずいまいちで,好投した投手を見殺しにしてしまうのも去年から変わりません。
 まだ3試合ですから,これでいいも悪いもいうのは早すぎるとは思うのですが,それでも見ている限り打てそうな雰囲気をあまり感じません。
 オープン戦で活躍した新人二人ですが,打率でいうとよろしくなく,特に木浪さんにはまだ1本もヒットが出ていません。
 やはりオープン戦と違ってきわどい変化球で勝負してくるわけで,それをある程度乗り越えられればまた打ち始められると思うのですが,ヒット一本が出るまでは長いのかも知れません。
 1本出て,それからある程度続けば1軍でもやっていけると思えますが,もしも1本出てからもあまり打てなければ北條さんと入れ替えて調整すべきということになるのかも知れません。
 とはいえ,これだけの才能ですから,ある程度長い目で見たいところではあります。
 近本さんは,ヒット数こそ少ないものの,打つ時はいい場面なので,打率が低かったとしても問題だとは思っていません。守備でもいい捕殺を見せてくれましたし,ひとまず今後も近本さんを当面見てみるということでいいのではないかと思います。

 今のところ予想通りなのですが,次のカードの読売相手でどこまで対応できるのかによって,阪神というチームの真価が見られると思います。
 ドームはヒットが出やすいですから,そこで木浪さんのヒットがついに見られるものと期待していますが,他のメンバーもどこまで打てるのか,投手がどこまで打たれずに粘れるのか,そういった点を楽しみにしたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:08
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