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2019.10.07 Monday
 こんばんは。


 先日より神戸市の教師による後輩のいじめ騒動が話題になっております。
 今日は,その動画が出回ることとなり,画像などと相まってその実態が徐々に出始めました。
 一報によれば,学校側も市の教育委員会側もこの件を把握することとなったものの,あまり抜本的な対策をとっていないように思われました。
 学校側は,教育委員会に対して,人間関係のトラブルがあり,学校内で解決したと報告し,それで済ませていたようです。
 その後,被害者の家族が市の教育委員会に相談したという経緯があったようです。

 いじめの内容についてはここでは多くは述べませんが,見ている限り中学生が同級生同士でやっていることと変わるようなものはなく,こういうことをする人は大人も子供も同じなのだとしみじみ思います。
 特に,今回は,動画や写真などが出回っていますが,こういったものを撮影したのは加害者側でしょうし,なぜ後日出回ると自分にとって不利になるような証拠を自ら作ろうとするのか,子供ではなくいい年した大人がそういった理性もきかせられなかったのだろうなと思いました。
 いじめをしていて,かつ動画等を撮影しても問題ないと思って複数の写真や動画を撮影したような人がいじめ指導をしていたのだろうと思うと,プライベートと仕事は切り替えていたのか,それとも子どもたちに指導しながら自分がやったことを思い返していたのか,色々と考えるところはあるものです。

 この学校では,いじめについて色々と指導しているようで,その中にはいじめに第三者はいないというものもあるようですが,今回の件についても同じことが言えると思います。
 おそらくこのいじめについては教員内で話題に上がるくらい有名なものだったと思われ,エスカレートするまでには時間もかかったでしょうから,多くの教員が知っていたと思います。
 しかし,去年から始まったいじめについて,誰も止めることはできずに報道がされるまでの騒動になってしまったわけで,同僚の教員たちも第三者ではなく当事者だと思います。
 また,学校側も,人間関係のトラブルと,解決もできていない事件を矮小化して終わりにしようとした傾向があるようにも見え,教員個々の問題だけでなくこの小学校の組織としての問題も同時に考えさせられるべきものと思われます。
 これだけの事件になってしまうと,加害者たる教員が休みをとっていて現場から降りているとしても,子どもたちはそれ以外の教員たちからも指導を受けたいと思うことは難しいでしょうし,体制を大きく変えないことには学校に対する不信感を拭い去ることは難しいのかもしれないと思いました。

 しかし,今回は教員のいじめですが,子供のいじめについても結局学校において解決することは難しいのでしょうか。
 今回は大きく報道されることで新しい局面を迎えることになったかと思いますが,本来はいじめ問題は学校内で適切に解決されるべきところ,学校も機能しなかったためにやむなく別の局面に頼らざるを得なくなったように思われます。
 世の中には多くのいじめ問題がありますが,どれだけが学校内で適切に解決され,どれだけが学校が機能せずに解決できなかったのか,その割合はどうなのでしょうか。
 子どもたちを扱う場である学校に報道や法律が介入することは決して好ましいとは思いませんが,学校が適切に機能せずに解決できないとなると,報道や法律が出るしかないのかもしれません。
 ある方が,いじめ問題は刑事事件であって,警察権力を介入させるべきという意見を述べていました。個人的には,内容いかんによりますから,それを直ちに認めることが適切ということはできないと考えていますが,もしも学校が機能することが期待できない場合に法律などを防衛手段として採用することは時に致し方ないのかもしれないとも思います。
 最近はインターネットによって,被害者側が自己発信の機会を得ましたから,以前よりは公にしやすくなったかもしれませんが,同時にインターネットの普及によっていじめも巧妙化してしまっており,どちらの面がいいのかとはいがたい状況であるとは思いました。


 阪神は,CSファーストステージ3戦目を迎えましたが,これまでの打ち合いとは違って投手戦となり,何とかギリギリで勝利しました。

 阪神の点のとり方は,いずれもタイムリーではなく,暴投と犠牲フライということで,貧打の阪神らしいものだったと思います。スカッとタイムリーを打ってくれれば気持ちいいところではありますが,勝つことが第一なので,別に点のとり方にこだわりはありません。

 そして,最小得点を,中継ぎ陣が何とか守り切る形で終わったというのも,何とも阪神らしい展開だったと思います。
 7回は,岩崎さんの場面で満塁になってしまい,そこでエラーで1点取られたところで,なお満塁でしたから,流れは横浜さんに行ってしまったと負けを覚悟しました。
 短期決戦ゆえに,調子のいい選手を積極的に起用しようとして,大山さんではなく,キーマンになっている北條さんをサードに据えたことが,ここにきて不慣れなポジションが裏目に出たかと思いました。
 また,ジョンソンさんが不在なので,昨日打たれた岩崎さんをなかなか代えづらかったということもあったかもしれないとも思いました。
 しかし,そこで登場したドリスさんが,きちんと無失点で収めてくれました。
 ドリスさんは,素晴らしい球を持っているものの,安定感を欠く時がまま見られていたため,こういった制球力を求められる場面において大丈夫かと不安に思っていましたが,完全に杞憂でした。

 その後,8回に使い点を加えたところで,点の取り合いの流れを断ち切るべく,抑えの藤川さんが8回裏から登場し,回跨ぎの投球を見せてくれました。
 9回は雨の中で投げづらそうにも見えましたが,それでもしっかりと抑えとしての仕事を見せてくれて,まさか10年前の私は今でも藤川さんが抑え投手として現役で活躍しているとは思わないことでしょう。

 今日の試合を見ていて,8回の代走で登場して盗塁を決め,犠牲フライできっちり帰ってきてくれた植田さんが素晴らしいと思いました。
 最終的にあの植田さんのプレーがなければ負けていたかもしれませんし,あの盗塁のうまさ,いいタイミングで走れた集中力については,シーズンでは見られない高レベルのものだったと思います。

 個人的には,今日の勝利は梅野さんのおかげである面が極めて大きかったと思います。
 梅野さんが球を逸らさなかったためにどれだけ投手が助けられたのか,むしろ梅野さん以外の捕手であればどれだけ暴投などになっていたかと思うと,梅野さんは今や球界でも指折り数える捕手になったと思っています。

 ただ,これだけ書きましたが,横浜さんは最後まで強かったと思います。
 実質ホームの横浜スタジアムにも関わらず,阪神はここまで厳しい試合を強いられてきたわけで,両チームともに本気のプロの試合を見せてくれたと,本当に心から横浜さんにはありがとうと言わせていただきたいです。
 同時に,今日のような雨天でのプレーオフを見ると,2年前の甲子園のトラウマを思い出します。
 先勝していい雰囲気だったところで,あの泥遊びのような試合で流れが変わって終わってしまった,あのシリーズの借りをようやく横浜さんに返せたと思っています。

 これから読売戦ですが,中継ぎ陣を随分酷使した阪神はなかなか大変な戦いになりそうです。
 ただ,投打の噛合という意味では今は好調ですし,流れもいいので,そういった意味では阪神もなかなか捨てたものではないと思います。
 また,第1戦で早々に降板した西さんを読売戦の早い段階で起用できるのも阪神にとって有利でしょう。
 何にせよ,まだ野球が楽しめるというのはとても嬉しいことです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:37
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