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2020.10.12 Monday
 こんばんは。


 今日の夕方、阪神の矢野監督が、夏場の広島遠征時に、球団で定めた上限を超える人数で選手などと会食したという一報が入ってきたので、取り上げてみました。

 第一報が入ってきてから、現在までで多くの報道がなされていることから、おそらく確度の高い情報ではないかと思います。
 報道によれば、捕手や若手野手などが含まれていたそうです。ただし、現時点では出席メンバーは明かされていないということです。
 阪神球団は、事前にこの会食について許可をしていたということで、ルール違反には当たらないそうです。
 許可の理由としては、その当時は比較的コロナ感染状況が落ち着いてきたいたことから、監督のチームマネジメントや選手強化に資するということだそうです。

 思えば、9月に遠征先で福留さんらが会食をしたとして制裁金の処罰を受けることになったということですが、その当時も矢野監督ははっきりと処罰について言及していなかったと思います。
 記事によれば、福留さんらの会食よりも矢野監督の会食の方が前だったわけですから、それについてはなかなかいえなかったとしてもそうなのだろうと思います。
 もしかしたら、福留さんらも、監督が会食をしているのであれば、規則も有名無実化しているのだから、ばれないように実行すれば問題ないという考えがあったのかもしれないとも思います。

 実際に球団が許可をしていたのかどうかはわかりませんし、おそらく今後もその点については追加の事情が出てくる可能性は低いのかもしれません。
 ただ、球団が事前に許可さえ出せば規則を超えた人数での会食も許されるということが、9月時点で各選手らにきちんと通知されていたのかという点は気になります。
 これがなされていれば、制裁金の対象である各選手らは当然事前許可を申請していたと思いますし、これらの選手らだけの制裁は不当ではないかというようにも思います。

 また、許可の基準についても、監督のチームマネジメントや選手強化に資するかどうかということであれば、基本的にあらゆる会食がこれに資するという理屈を述べることは可能だと思われ、規則はほとんど意味のないものになるのだろうと思いました。

 そう考えると、先日制裁金の対象となった選手たちのことを念頭に置くならば、事前許可制度があって、それを全選手に通知していたにもかかわらず、彼らがそれに従わずに事前許可を取らなかったことまで制裁金の理由になければならないと思います。
 この点について球団から説明がなされていませんが、これが説明されなければ矢野監督と会食参加者が処分対象から除かれることは均衡を失するように思います。

 個人的には、今報道に出ている会食だけが本当にすべてなのかと強く疑問に思っています。
 特に、阪神は、3月期の藤浪さんらの問題を始めとして、他球団と比較して非常にこの点に関する管理や意識が甘いと思われ、発覚した今回のものがすべてとは思いがたいのです。
 経済を回すという側面から見れば、どこまで神経質に行うべきなのかという見方は当然あると思います。
 ですが、一方で野球選手は子供たちから注目される存在で、ルール等を遵守しているかどうかの模範たるべき存在であり、その彼らがルールを蔑ろにしてしまえば模範たる存在として機能することもできないと思います。
 そういったことを考えると、今回のことは軽視することはできないと思いますし、個人的にはこれを契機にこれまでの動向を調査してほしいと思います。
 また、阪神球団のルールに対する甘すぎる姿勢を見るに、きちんとすべてのことの説明ができるまでは野球をせずに謹慎してもらいたいくらいです。

 正直言って、今年の阪神のコロナ対応に対する甘さ、藤浪さんらの件を含む説明のまずさを考えたときに、一度ならず数回問題になっていますから、スリーアウトということで今年は応援する気がかなり小さくなってしまいました。
 これで頑張っている大山さんや近本さんらを応援しないということはないものの、それでも阪神という球団の勝敗よりは一度膿を出してからでないと野球をしてほしくないと思っています。
 おそらくより悪い続報が出ない限り、明日以降も阪神は野球をするのだろうと思いますが、明日矢野監督はどのような姿勢で野球に取り組むのか、そういった点を気にすることになりそうです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:47
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