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 こんばんは。


 野球シーズンも終盤に入り、そろそろ来季の戦力構想に関する話がちらほら出てきております。
 そんな中で、阪神については、福留さんと能見さんについて退団するという報道があったので、取り上げてみました。

 両選手とも、活躍を期待されていたものの、今季は思うように活躍できていませんでした。
 福留さんは、昨季はほどほどに活躍されていたと思いましたが、今季は主に代打での出番であったものの、今は2軍におります。
 能見さんについては、数年前は中継ぎの柱として戦力となっていましたが、昨季今季とかなり苦戦しておりました。

 どうも報道を見ている限り、両選手とも、昨季の鳥谷さんのように、引退ではなく、他球団に活躍の道を模索する方針だということです。
 個人的には、これだけの選手であっただけに、阪神で現役生活を終えていただけるようにしてほしかったと思いますし、鳥谷さんの時も感じましたがそれができなかったことは大変残念に思います。

 福留さんについては、選手としての力を期待する球団もあろうかと思いますが、むしろ期待されているのは後輩に対する指導力であると思います。
 阪神でも、気の緩んだ若手に福留さんが指導したり、打撃に困った選手の相談に乗っていたりする光景をよく目にしていましたし、ベテランが目を光らせてチームを引き締めたり、後輩を導いたりできるというのはバランスのとれたチームになるためには非常にありがたい存在だと思いました。
 特に、阪神は、気が緩みがちな部分が多く見られるので、福留さんのようなベテランの重しがこれまで機能していたことは間違いないでしょう。
 それだけに、先日のコロナ騒動の際、福留さんがルール違反の会食に参加していたことは大変残念でした。
 ある報道によれば、福留さんにコーチとしての要請はなかったそうですが、もしもこれが本当であればそれはこのコロナ騒動が影響しているのでしょうか、それとも外様であったという来歴が影響しているのでしょうか。
 個人的には、福留さんのような人がコーチとして残ってくれればどれだけ阪神に貢献してくれるのだろうと思わずにはいられません。

 能見さんについては、2000年代後半から阪神のエースとして開幕投手をつとめてくれました。
 これまで観戦した試合の中では、ローテの曜日の関係からか、能見さんが先発だった試合が非常に多く、よく球場にお目にかかっていました。
 きれいなフォームで投げる、安定感のある投手というような印象で見ていましたが、先発から中継ぎに転向してもよく機能してくれて、数年前は中継ぎの要の一人だったと記憶しています。
 それだけ愛着のある選手が阪神を去るというのは、純粋に寂しさと、時の流れの早さをしみじみと感じるものです。

 昨季の鳥谷さんといい、阪神では、貢献してくれたベテランが、阪神で現役を終えずに他球団での活躍を希望するというケースが多い印象です。
 コーチ兼選手という形でのオファーをしていたかどうかはわかりませんし、実際退団直前の成績が振るっていないことも事実ではありますが、これだけの貢献者に対して球団としてどのような態度で接してきたのかは気になるところです。
 もちろん、若手育成の問題がある中で、かつて成績のよかったベテランを無理に使うべきかといえば、むしろ将来を見越して若手を起用することを推奨したいと思います。それだけに、阪神球団が引退を勧めたりしたのだとすれば、それは必ずしも誤った判断だというようには思いません。
 ただ、引退という言葉は現役選手には想像以上に重く、その言葉を使う以前にどれだけ当該選手とコミュニケーションを図り、納得をシテもらえるような下地を作ってきたのか、そういった点に関し個人的には気になるところではあります。
 これだけ立て続けに続くとなると、他球団と比較して阪神特有の問題があるのではと勘ぐってしまうところですが、いずれにせよ選手は大事にしてもらいたいというようには思っています。


 今日の阪神ですが、残念ながら岩田さんで負けてしまったと思います。
 さすがに3回7安打6四死球6失点では、先発の役割を果たしたということは難しく、試合を壊してしまったというように評価せざるを得ません。
 今季なかなか活躍の場面がなく、苦しんでいるところかと思うのですが、なかなか厳しいという印象です。

 また、原口さんのホームランで1点差まで詰め寄ったにもかかわらず、岩貞さんが9回にスリーランを食らって試合が決まってしまいました。
 岩貞さんについては一発を食らう印象があり、短いイニングで登板するにしてもこれをもっと気をつけてくれないと信頼を得られづらくなってしまうように思いました。

 ボーアさんが登録抹消されましたが、これについて調整が理由なのか、それとも時期的に来季の戦力構想に入っているのか、気になるところです。
 ボーアさんについては、期待された活躍をしたということはできないと思うのですが、それでも甲子園であれだけホームランを打てる打者というのは役に立たないということはできないと思います。
 また、マルテさんは怪我しやすく、サンズさんは安定感が不足していることを考えると、ボーアさんの評価だけ低く考えるのもバランスを欠くとも思います。
 それだけに、未知数の外国人選手を連れてくるよりは、年俸については相談したいところではあるもののボーアさんと契約を継続した方がいいように思うのですが、どうなのでしょうか。

 来季の戦力構想を考えながらの起用が増えてくる時期かと思うのですが、最近上がってきている江越さんを一度試してほしいと思っています。
 江越さんは打率さえ上がればこれ以上の外野手はいないと思いますから、どこかでうまく試してくれるというのですが。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:32
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