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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら、オーストリアの裁判所が、ガチャについて違法と分類したというものがあったので取り上げてみました。

 この裁判では、プレステのゲームで400ユーロを使った17歳が、PSストアが関連するとしてソニーを訴えたというものでした。
 裁判所は、原告側の主張を認め、ガチャをギャンブルと認定したということでした。
 ソニーはオーストリアではギャンブル事業のライセンスを取得していないため、購入契約は無効と判断されるということで、これによってソニーはガチャ購入者に対して返金するよう言い渡されたということでした。
 この判決が国内で指示されれば、最終的にEU全土に影響を及ぼす可能性があるということです。

 まず、ガチャについては個人的にはある程度規制を要するものとは思っています。
 これが小遣い銭を少し使う程度の遊びであればともかく、ガチャごとの費用が比較的高額ですから、ただの遊びと見なすには規模が大きすぎると思うからです。
 これで身持ちを崩す人間をこれまで仕事上何度も見てきたことがありますが、自制ができないことを責めるということはあるにしても、夢中になってしまうとあっという間に高額なお金を費消できてしまうシステムはやはり問題だと思わざるを得ないのです。

 私はスマホゲームに触れたことはあるのですが、相当努力をしても課金をしないと進められないゲームも多く、そういうものについて課金するまでの価値を見いだせずに断念しました。
 また、無償でもらえるジェムやコインといったゲーム内の通貨を用いてガチャをやるものの、希望のものが出現する確率は0.5%程度ということで、当然のように無償では望むものは出ません。
 望むものを手に入れるために有償ガチャをやろうとすればあっという間に万単位のお金がなくなりかねないシステムを見るに付け、買い切り型のソフトを買うゲームの方がよほど楽しめて面白くリーズナブルであると改めて発見したものでした。

 個人的な感情とは別にしても、人によってこれをギャンブルと解釈する可能性があることはよく理解できます。
 とはいえ、今回の判断については、影響が大きすぎて、個人的にはやや違和感があります。
 というのも、この判決一つでオーストリアの購入契約すべてが無効となってソニーから返金するというのは、事例判断以上に影響が大きすぎると思われたからです。
 こういった影響の大きな判断は、裁判所における判断というよりは立法の場で議論がなされて結果が出されるべきではと思うのですが、これは国や判断する人によっても考え方が色々と違うのかもしれません。

 今回の判断はEU全土に影響するかもしれないということですが、日本もガチャビジネスはもう少し謙抑的であるべきだろうと思います。
 今回の判断が日本にも影響して、せめて子どもの小遣い銭くらいで遊べるようなものに止めてもらえるようになってくれればと思います。


 WBCは日本代表が準々決勝に進むことになりました。
 今回の試合を見ていて、今大会で対戦した各国の態度の気持ちよさが非常に印象に残りました。
 特に、チェコは非常に態度がよく、個人的には非常に印象がよくなりました。
 野球そのものを楽しめるのもいいことですが、これをきっかけにそこまでよく知らなかった国に対して親しみを持つきっかけになったことも大変いいことです。

 阪神から行っている中野さんですが、案の定というべきか守備でエラーをしました。
 この光景は昨季によく見たような気がするもので、個人的にはほとんど意外さはなかったのですが、それでも打つ方であれだけの活躍をしてくれているのであれば、中野さんは呼ばれた意義を達しつつあるのだろうと思います。
 もともと中野さんを守備要員で連れて行くという話を見たときにはどういうことかと思ったものでしたが、こうしてスタメンで打力を示す姿を見られるのは本来の中野さんの実力を世界に見てもらう機会になりましたし、個人的には大変嬉しく思っています。
 エラーを肯定するつもりはありませんが、エラーを怖がるなら中野さんを起用するべきではないので、その辺りは監督の采配の見せ所でしょうか。

 大谷さんやヌートバーさんが注目されますが、今大会では近藤さんの活躍が極めて大きいと思います。
 打線の頭から中軸までが基本的に相当程度機能しており、なかなか隙なくいい打線だと思っています。
 村上さんについてはなかなか調子が上がりませんが、その実力の高さは誰もがわかっていると思います。とはいえ、短期決戦で調子を取り戻せない選手に固執することはよくないと思いますし、3番大谷さんが敬遠されて村上さん勝負を選択する対戦相手が出てきたときに村上さんをより追い詰めることになりますから、個人的には7番くらいで気楽に打たせてあげるのがよいと思っています。

 次はイタリアということで、ここからは決して負けられない戦いになります。
 これまでの相手は素晴らしくはあったものの、本当の強豪はこれからというようにも思うので、今まで見ていたような気楽な気持ちでの観戦は難しくなりそうです。
 ですが、その緊張感の中で選手たちがどれだけ活躍するか楽しみですし、緊張感があればこそ2009年のイチローさんのヒットのように誰もが語り継ぐ試合になるのでしょうから、その辺りを存分に楽しみたいところです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:32
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